
久し振りにワインの話題です。
友人に誘ってもらい、25日の夜は広尾のレ・ビノムというワインと炭火焼のお店に出かけました。声をかけてもらわなかったら、ひとり家で白菜でも煮て凌ごうと思っていましたので、ちょうどよかったです。ありがとうございます。

先にご紹介してしまいますが、お店のホームページによりますと、10月から翌年3月までの季節、ジビエ(gibier)といって食材のために狩猟で捕獲された野生の鳥獣が毎週金曜日に入荷するのだそうです。われわれが食べたのは、蝦夷鹿でした。

さてワインですが、初めは泡から。このお店はどのワインも4,400円均一だそうで、中にはかなりお得なものもあります。例えば、このシャンパン、ルノーブル・ブリュット・アンタンス(A.R.Lenoble Brut Intense Chanpagne)もその一つでしょう。

ブドウ品種は、シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ。最近少しシャルドネが好きになってきましたが、クリスマスに似合う黄金色に、フルーティで華やかな香り。余韻もしっかりしていて、食事の前にぴったりのワインだと思いました。

メニューはお店のお任せにしました。初めに出てきたのはロワイヤル、コンソメベースの茶碗蒸しです。

続いて、ウニと海老のアスピック。

これにマコン・ラ・ロシュ・ヴィヌーズ・ブラン 2006(Macon La Roche Vineuse Blanc 2006)という、ブルゴーニュの辛口白を合わせました。爽やかな果実香(シンナーや洋ナシのよう)にしっかりとした甘みと酸味、ミネラル感もありバランスの良いワインだと思いました。

次に鮭。

野菜のグリル。最近、シンプルにオーブンで焼いた野菜が好きで、家でも時々やります。最近流行のシリコン鍋が手軽で便利です。

フォアグラのつくねと、最初にご紹介した蝦夷鹿が出てきましたので、赤ワインに切り換え。

シャトー・ラバルト 2002(Ch.Labarthe 2002)、ボルドー、サンテミリオンのワイン。ブドウ品種はメルロー100%。12.5%という実際の度数よりもアルコールを強く感じます。メルローらしいベリー系の香りとまろやかさは良いのですが、ワイン単体ではちょっと物足りません。主張しすぎていない分、肉料理に合わせるには良いのですが。

そこで、赤をもうひとつ。クローズ・エルミタージュ・レ・トロワ・シェーヌ 2006(Crozet Hermitage les Trois Chenes 2006)。ブドウ品種はシラー100%、ローヌ地方のワインです。濃いカシス系の香り、樽由来のコーヒー香、果実味に程よいタンニン、酸味もあるバランスの良いワインでした。

これに、あえてデザートを断り、カレーライスを合わせました。

小さく、落ち着いた雰囲気の、また行ってみたくなるお店です。
レ・ビノム
東京都港区西麻布4-5-8
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした

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