世界唯一の「生きた象形文字」と言われ、世界記憶遺産にも指定されているトンパ文字で、当社の行動指針である「他利自得」と書いていただきました。因みに、右下は「ナカノ株式会社」と書いてあります。
トンパ文字は、中国雲南省北部に住む少数民族、ナシ族(納西)に伝わる象形文字で、現在でも宗教上の記述に使われています。漢字の原型を思わせますが、漢字との直接のつながりはないようです。
この字を眺めていると、日本で出土する土器に彫られた絵は、実は絵ではなくて文字なのではないのかという気がしてきます。
また、雲南省は日本への米の伝来とも深く関わっている地方であり、かつてこのブログの「太陽の文明」でご紹介した、『龍の文明、太陽の文明』に記述されている通り、日本人のルーツの一部とも関わりのある地方と考えられています。ナシ族そのものと日本人との関連性は明らかではありませんが、伝え聞いた話では、音楽や風俗などどこか日本人の原風景を感じさせるものがあったということです。一度訪れてみたいところではあります。
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繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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