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Amaging Thailand(10)~タイ旅行紀

2005年08月22日 | Weblog
船はゆっくりと動きだした。船内のパンフレットを見ると、この船、RIVER SUN CRUISEという会社の運航らしい。船内は、普通の座席ではなく、すべて食事のできるテーブル席。昼食も船内だから、席を移動する必要がない。二階建ての、二階席一番後方のテーブルに案内される。6人くらい座れる大きいテーブルで、いすも座りごこちは悪くない。乗客は日本人観光客のみで構成されほとんどがHIS、一部にJTBも混ざっていた。チャーターされたのであろう。出航するとまもなく、お茶とクッキーのサービス。砂糖を入れて紅茶を飲む。ところで、日本の喫茶店でも見かける、紙の袋入りの砂糖、タイのそれは、なぜかやたらと量がおおい。日本の1.5~2倍くらいは入っているんじゃないかと思えるほどたくさん入っている。甘党の自分にはありがたい。昨夜の緑茶といい、タイは甘いものがすきなのかもしれない。ずっと船内にいてもつまらないので、後方の甲板に出てみる。ビーチにおいてあるような白い、横になれるいすが15個ほど並べられている。船はゆっくりと進んでいるが風が来て暑さはあまり感じず、気持ちいい。一番後ろのいすに寝転んでみる。上には青空しかうつらない。なんとも優雅な気分にさせてくれる。岸の景色を眺めてみると、ちょうど観光スポットの暁の寺院が見られた。沿岸には家や高校が並び、まだまだ市街地。気づいたのだが、この川には河原というものが一切見当たらない。どこまでいってもコンクリートで固められているだけであったり、あるいは川底に木を打ちつけ、その上に家がのっていたりする。相変わらず多くの船が行き交い、中には巨大な貨物船も。貨物船自体にはエンジンがついていないようで、小さな船が一隻、大きな貨物船を3つくらい連ねて重そうに引っ張っている。全然進んでいない。貨物船には小さな小屋があったので、長い時間かけて船上で生活しながら、航行するのかもしれない。我が船も大きいため小さい船に抜かれながら、川を登っていく。再びいすに腰深く身を落ち着け、気づいたら眠りについていた。それだけ船の振動、風、太陽などすべてが気持ちよかった。目覚めてみると太陽の放射が結構強くなっている。甲板に出ている人の姿もまばら。自分も暑さのため、船内に戻る事にするが、快適な眠りであった。慌ただしい日常を忘れ、久しぶりにゆっくり時をすごすことができ満足であった。旅行でしか味わえない贅沢な時間である。船内では、ビデオが放映されていて、内容は世界のハプニング集のようで、画像をみているだけで楽しめる。

10:45。少々早いが昼食となる。バイキング形式であるが、これといった特徴的なものは何もなく、昨日から胃への負担が大きいため、控えめに食事を済ます。食後、また甲板に人が集まりだす。自分もまた甲板へ。外に出る際、横に引くドアがあるのだが、自動ではなく、手動、でも男性が一人ドアに立ってくれていて、人が近づくとあけてくれる。これだけのために雇われた人なのかな、と思うが人件費も安いのだろう。外はすっかり市街地を抜け、家もまばら、しかし川幅はあまり変わらず色も茶色、船もちらほら見かける。と、まもなく船着場に到着した。12:00ちょうどだ。本当にちょっとした桟橋があるだけで、他はなにもない。すぐにさきほどのバスに乗り込み出発となった。それにしても、かなり満足な船旅であった。こんなに長く船に乗ったのは記憶にないが、いい思い出になった。

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