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毎度ご乗車ありがとうございます。

深夜急行バス(東京駅・新宿駅→平塚駅)

2007年06月21日 | Weblog
条件が揃った。

バイト休み。授業休講。晴れ。夏。平日。

前から乗ろう乗ろうと思っていたが上記条件がなかなか揃わず、諦めていたがやっと乗れる日が来た。神奈川中央交通による深夜急行バス、東京駅・新宿駅→平塚駅行きに乗ってきた。

始発東京駅の発車時刻は0:20。東海道線の最終、23:54の26分後の設定だ。JRのハイウェイバスカウンターにて終点平塚駅北口までの乗車券を買う。1000円札4枚出して130円しかお釣りが来ないから決して安くはない。それでも東京からタクシーで平塚に帰るよりは断然安いはず。終電に乗り遅れてしまったがどうしても自宅に帰りたい人たちにとっては強い見方であろう。

東京駅からの乗り場は八重洲口3番。0:10発ミッドナイト筑波大学行きバスが半数くらいの乗客を乗せて出た後に、夜行高速バスと同じカラーをまとった神奈川中央交通車両が入線してきた。乗るときに先程購入した乗車券をドライバーに渡し、降りるバス停を告げる。ドライバーは停留所ごとに降りる人数をカウントしているようだったが、各バス停到着時にも人数をカウントし、寝過ごす客がいないかチェックするのだろう。深夜バスならではだ。

定刻0:20発車する頃には10名弱の客が集まっていた。サラリーマン風の男性や若い私服の女性を見られた。一般車は少ないが、タクシーの洪水の中、一般道路を新宿駅に向けて進む。途中何度も信号に引っ掛かり、思うように進めない。一回の信号待ち時間がながい。新宿駅発は0:40の設定だが、結局5分ほど遅れて新宿駅新南口に着いた。ここからは15人ほどの乗車。東京駅発とあわせると20数人といったところだが、多くの会社がノー残業デーに設定する(らしい)水曜日の深夜の割にはまあ悪くはない数字なのかもしれない。金曜日の夜には続行便も出して対応するというから曜日によってばらつきがあるようだ。

まだ昼間か、と見まがうほどネオンが明るい新宿駅を出ると初台方面に向かい、一般道をしばらく走行し池尻から首都高3号線にあがる。しかし、工事で片側1車線が封鎖されているために深夜にも関わらず渋滞にひっかかる。これを抜けてしまえば順調に走り、東名高速入り口手前で首都高とお別れ。一般道路に降りて再び玉川入り口から今度は第3京浜にあがった。3車線の広い道路を快調に飛ばす。車内はどの乗客も一日の疲れからかぐっすり眠っておりいたって静か。

そのまま横浜新道に入り、最初の停留所今井町には20分ほど遅れて1:40近くに到着。新宿駅出発が10分遅れたのと首都高の渋滞が影響したのだろう。戸塚バスセンターからは一般道路の走行となる。立場方面に向け幹線道路を走るが、道路脇の店を見てみると意外と24時間オープンの店が多いことに気づかされる。コンビにはもちろん、オリジン弁当、すき家、マクドナルド、肉のハナマサ・・・都心から離れたビジネス街でもない、住宅ばかりが並ぶエリアでこれほど24時間営業の店が多い国なんてほかにあるのだろうか、と考えてしまう。便利な世の中になったものだ。

湘南台駅、藤沢駅、辻堂駅と各停留所で数名ずつの降車がある。やはりドライバーはボードを見て、人数を確認し、降りる人が足りなければ車内マイクで到着バス停名を放送していた。どの駅前もいるのは客待ちのタクシーだけで、人はまったくおらず、普段とは違った姿を見せてくれる。降りた乗客は三々五々、闇の中へ消えていく。駅から徒歩圏内の利用客が多いのだろうか。

国道1号線を平塚方面に向かい、茅ヶ崎駅、町屋バス停を過ぎる頃には車内には2名の客しか残っていなかった。相模川を渡ると、終着平塚駅北口。2:45到着だから、遅れを取り戻すことは無く15分の延着となった。

普段見ることのできない深夜の街並みを見ながらの快適なクルージングは十分に楽しむことができた。将来、東海道沿線に住むことになったら利用する機会もあるのかな、と思いながらバスを降りた。

平塚駅北口、深夜3時。でもなぜか人っ子一人見あたらなというわけではな、ちら、ほら、人が動いている。改札に行ってみても明かりが全部ついていて安心。しかし、ずっと外に身を置くわけにもいかないので・・・。

明けて朝6時平塚駅。神奈川中央交通の路線バスはもうすでに何台かロータリーに待機しており、到着便も入ってくる。通勤ラッシュが始まる前の静けさ、すがすがしい気分にさせてくれる。

このまま帰ろうとも考えたが、どうせなら海を見ていこう、と南口にまわり、海に向かって広い歩道を歩く。20分ほど歩いて、海岸到着。早朝だが、つりをする人、ランニングをする人、犬の散歩をする人、とぱらぱらと人がいる。静かな空間で、波の音が際立つ。砂浜にはごみ一つ無く、きれい。しばらくぶらっと歩いてみるが、とても気持ちのよい朝の散歩となった。

腰を下ろしていると、体育会系っぽい若者が数人近くにやってきて、準備運動を始めた。そのうちの一人が、一人でいる自分をみて「傷心旅行ですか?」と聞いてきて・・ってことになったら面倒だったので、海岸をあとに。このまま平塚駅まで歩くのも脳が無いので、湘南海岸バス停から平16系統の平塚駅南口行きに乗ることにした。170円前払いで車内に入る。このドライバー、バス停で人を乗せるごとに「おはようございます。」「大変お待たせいたしました」と声をかけてくれ、非常に感じがよい。「お気をつけていってらっしゃいませ」の声に見送られ、バスを降りた。

平塚駅、通勤客がたくさんいる。ほぼ徹夜明けの体はまだ意外と元気で、価値あるショートトリップの余韻に浸りながら、自宅へと帰った。

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2 コメント

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Unknown (セイオリー)
2007-06-21 23:15:30
夜の旅とは、なかなかお洒落ですね。

3時から6時の間はどうしてたの?
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Unknown (harborbeeline)
2007-06-22 22:51:09
>セイオリー

今度は一緒に新宿駅→本厚木駅行き深夜急行バスに乗りに行こう!金曜の夜限定だけど。

3時から6時までは・・・あれっ?記憶が・・・ない。。。
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