今年もあとわずかとなりました。
きょうはこのブログを立ち上げた理由を書いてみたいと思います。
第一には、はらじゅく86の皆さんの連絡、情報交換、近況報告です。そして私が勝手に思いついた第二の理由がインターネットの特徴を利用した情報発信です。
これだけ長く皆で活動を続けたのだから、会として何か社会活動をしてみたい、とはいうものの、住む地域も離れ、仕事や家庭その他の事情であまり時間的な余裕もなく、具体的な活動は難しいと考えました。
そこで、皆さんの経験、意見、情報などをインターネットで発信し、不特定多数の人達の目に触れるようにしたらどうかと思ったのです。
ある意見については節度のある反論も良いと思いますし、異なる意見を述べる自由もあります。せーさんのように映画情報を載せてくれれば、メンバー以外の人がそれを見て、その映画に触れる事により人生が変わる事もあるかもしれません。些細なことと思えることが大きな影響力を持つ事もあり得ると私は思います。震災等、多くの人の力を借りたい時も威力を発揮できます。
匿名で言葉の暴力をふるうのではなく、袖触れ合うも多生の縁という使い方をしてみたかったのです。
そこできょうは映画情報。辰巳芳子さんのドキュメンタリー映画「天のしずく」です。絶対のお薦めです。
いろいろな話があるのですが、その中で特に印象深かったのがご結婚の話しでした。辰巳さんは戦時中結婚されました。婚約者の方は召集が決まっていたので、お父上は結婚の延期を先方に持ちかけたのですが、その際「彼が泣いていた」という話を聞いて、「死ぬかもしれない人を泣かせたままで良いのか」という思いでご結婚を決意されたそうです。
そして3週間の結婚生活を経てご夫君は戦地へ赴き、フィリピン沖で亡くなられ、50年もの間、辰巳さんはその死を背負って生きてこられたということです。
後は、百聞は一見にしかず、ですので、是非ご覧下さい。