『強敵たち』

出演：チェリム（チャ・ヨンジン役）、イ・ジョンヒョク（ユ・グァンピル役）
　　　イ・ジヌク（カン・スホ役）、
2008年　KBS　全16話　公式HP→ここ

　

　大統領の父の誕生日にも関わらずもめごとを起こす息子スホを
見るに見かねた令夫人は、警護室へのスホの出入りを統制する
特別専門チームを作ることを要請する。
一方、新入警護官訓練期間の時から絶対ライバルの関係だったヨンジンと
グァンピルは、訓練員の問題児と見なされ二人は力を合さなければ
任用式で脱落する危機に直面する。
ヨンジンとグァンピルを見守っていたピョ課長は二人を
スホを統制する専門チームに推薦しようと決心するのだが…
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　KBSWORLD　HPより


　韓国では視聴率が良くなくて１桁台の視聴率を脱することが出来ないまま
寂しく終了したということでした。
だけど、私的にはとても面白かったんですけど。

チェリムも良かったし、グァンピル役のイ・ジョンヒョクさんも
「グリーンローズ」で初めて見て以来、あの嫌ぁ～な顔つきが
“嫌い嫌いも好きのうち”って感じで、どうも気になるんですよね。
しかも今回の役はストイックな感じで、内に秘めた強さを持ちながら
娘コンニムに対してはとても良い父親であって、私には
とても魅力的な人物に見えました。



　あとワガママな大統領の息子を演じたイ・ジヌク。
彼、カッコいいじゃないですか!!
でもだらしなかった時と、心を入れ替えた後とでは、髪型と無精ひげと服装が
変わっただけで、なんだか別人になりました。
個人的好みとしては、だらしないスホの時のほうが好きですけどね。



　話としては、ヨンジンとグァンピルの関係、ヨンジンとスホの関係、
グァンピルとスホの関係、そしてグァンピルとコンニムの関係など
それぞれの関係が絡んでるんですよね。

スホが記憶をなくしていたり、グァンピルの背中に大きな傷があったり、
コンニムの母親がいなかったりと小さな謎が少しずつ解けていきます。

　ちょっと突拍子も無い話がちょこちょこあって、なんでスホが
社交ダンスなん？とか、あんなに勝手に出歩いて大丈夫なのか？とか。
ラストに向けてのクビになった先輩の復讐劇にしても、ちょっと前まで
大統領の警護官という仕事をしていたような人間とは思えないような、
落ちぶれ方であり、復讐劇でした。

　でもチェリムの雰囲気も良いし、クールなグァンピルとコンニムの
親子もとっても良かったし、なかなか楽しめるドラマでした。

　あと最終回、友情出演？でリュジンさんとハン・ゴウンさんが出演していて
ちょっとビックリしました。