毎日毎日、飽きもせず・・・

韓国のドラマ・映画・音楽を楽しんでいます。
そんな小さな楽しみを綴っていきたいと思います!(完全ネタバレしています)

『太王四神記』

2008-06-03 22:15:40 | 視聴済みドラマBOX
出演:ペ・ヨンジュン(ファヌン・タムドク役)、ムン・ソリ(カジン・キハ役)
   イ・ジア(セオ・スジニ役)、
   ユン・テヨン(ヨン・ホゲ役)、チェ・ミンス(大長老役)
   オ・グァンノク(ヒョンゴ役)、パク・ソンウン(チュムチ役)
   イ・フィリップ(チョロ役)、キム・ミギョン(パソン役)、
   シン・ウンジョン(タルビ役)、パク・ソンミン(サリャン役)
MBC 全24話 2007年 公式HP→ここ
監督:キム・ジョンハク
音楽:久石譲


 物語の舞台は、紀元前から7世紀まで、中国東北部から朝鮮半島に存在した国「高句麗」。
高句麗の人々は、数千年もの間、自分たちが神の国「チュシン」の末裔であると
信じ、約束された王を待っていた。
そしてある晩━
ついにチュシンの王の誕生を告げる星が夜空に輝いた。
同じ日に王家に生まれた二人の男の子。
チュシンの王を守るべく眠りから目覚めた四神たち。四神の神器を手に入れようと
企む闇の勢力。引き裂かれた姉妹・・・・・・・
運命の歯車は大きく回り始めた。
                 ~BShi「太王四神記」HPより


 総制作費430億ウォン(約50億円)、16億円のセット建設など
空前のスケールで制作されたこの作品。
監督は巨匠と呼ばれるキム・ジョンハク監督、そして音楽は北野作品、ジブリ作品を手掛ける久石譲さん。
CGは「ロード・オブ・ザ・リング」を手がけたチームの技術を使用。
何もかもが桁外れのドラマ。


 ヨン様来日記念に乗っかって?!今日はこの間BShiで見終わった
このドラマについてです。
確か去年の12月から始まったこの作品。
正直1話目の神話の時代の話でのファヌン様を演じていたヨン様には
ちょっと“ギョ”としましたが、イ・ジアちゃんはこの時代の方が可愛かったです。
CGを巧みに使っていましたが四神はちょっとちゃっちい感じがしました。


 この作品は実在の人物とファンタジーを織り交ぜて作られていた
作品だったのですが、歴史上の人物としてのヨン様が演じた王様や
その時代背景の事をほとんど知らない私としては全てが完全にドラマの世界
として楽しみました。

ムン・ソリ演じるキハも世論通り、最初は?と思いましたが、
だんだんホゲが彼女の思うつぼになっていくにつれ、彼女くらいの
迫力がある人で良かったかもと思えるようになっていたし、
ホゲもねぇ、ホゲって悪い奴じゃないんだけど、結局彼は“女”によって
人生を翻弄されてしまった感があります。
自分の最も愛していた女性、母とキハに。
最終回の戦う姿のホゲはとっても素敵でした。



 ホゲとタムドクは演者2人の容姿も含めて、とても対照的な感じで、
やっぱりタムドクは王なので優雅さと強さを兼ね備えたような人物像で
ヨン様の外見とも合っていたし、ホゲは王と言うよりは武将といった感じで、
凛々しさと強引な強さが際立っていました。

 四神のヒョンゴ、チュムチ、チョロの3人もとっても良いキャラでした。
ヒョンゴのことは私の中で勝手に寛平と呼んでいたのですが、
(間寛平みたいなと喋り方なので)あの癒し系キャラ、そしてチュムチの
超天然熱血系キャラ、まるで森の精のようなクールガイ、チョロ。
チョロが登場したあたりの森と同化しているような感じとか、
あの暗い所で座ってる感じとか、なんだかGacktみたいに見えた時がありました。
(Gacktの世界観っていう意味で)




 そして何が強烈ってやっぱり“火天会”の大長老でしょう。
さすがカリスマ・チェ・ミンスさん、やっぱり存在感抜群でしたね。
黒いマニキュアや数々のシルバーアクセなんて、彼のあのオーラがなければ
完全に浮いているものですが、彼は全身で大長老になりきっていました。
彼が出てくる度に怖かったのですが、ラストのキハに憑依するのには
ビックリしてしまいました。
「最後にこんな技出してきて、なんなん~」て感じですよ。
でも意外とあっけない最期ではありましたが・・・・・・・
彼はラストで日本刀の様な刀を持っていました。




 個人的にお気に入りのキャラと言えば火天会のサリャンと
近衛兵を率いていたおじさんですね。
タムドクのお父さんの時代から忠誠を誓っていた彼の最期は
悲しかったですし、キハを陰で支えて来たサリャンもいつも悲しい目を
していたので、彼の最期も可哀想でした。
あとそう言えばチョロの城にいてチョロに使えていた短髪のおじさん。
彼も真っ直ぐな目で日本の武士のような感じで少ししか出てきませんでしたが
とてもダンディなおじさんでした。
 
 銀髪でクールなサリャン。


素顔のサリャンはこんなに優しい顔でした。




 最期にタムドク役のペ・ヨンジュン。
彼のお得意の横を向いて“フッ”と笑う表情は今回の歴史モノの中でも
見る事が出来ました。
優しい雰囲気の中にある強さや真っ直ぐさっていうものが、
役と実際の彼の雰囲気と合っていて良かったんじゃないかと思います。
歴史上の人物とは言え、かなりファンタジーが入っているので
ガチガチの歴史大作と言う訳でもなく、娯楽として楽しんで見れたと思います。



 ドラマの遅れや撮影中の怪我などとてもハードな撮影のようでしたが、
やっぱりドラマで50億もかけて作っただけあって、普通のドラマとは
ちょっと違う、まさに映画のようなドラマでした。
久石さんの音楽もとても良かったですしね。



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