いつも心に太陽を

今日のできごと、好きなもの、気になること、
つれづれを綴ります。

蜂蜜と遠雷

2017-06-11 22:05:00 | 読書~Bookworm
本屋大賞&直木賞のダブル受賞作。
俄然、期待値は高まってしまうものです。



恩田 陸 著 『蜂蜜と遠雷』

ここんとこ音楽関係者が主人公 (ピアニスト、調律師など) の作品を
続けて読んでいたこともあって、物語が音楽コンクールと知り、
入り込みやすかったのかも。

ジュリアードの王子様  マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
悲しみの天才少女  栄伝 亜夜
巨匠の仕掛けた爆弾  風間 塵
生活感のある音楽家  高島 明石


四者四様のスタンスがあり、過去がある。
お互いに触発されて、広がっていく音楽がある。

クラシック曲は、CMなどで聴いたことがあっても
タイトルまでは分からないものが多いけど。
恩田さんの文章力がすごくて、描写された曲を聴いてみたいと思わせます。
(実際、YouTubeで調べました。

惜しむらくは。
三次予選まではあれだけ緻密に各個人の演奏を描いてきたのだから、
コンクールのメインとなる本戦に、もっともっとページを割いて
盛り上げてほしかったなぁ・・・。

コメント
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