夕立の中で

西の空に黒くて低い雲が覆ってきたと思ったら、
みるみるうちに迫ってきた。

あ、これは夕立がくる

すると、ものの10分の間に横殴りの雷雨がやってきた。

あちゃー・・・・
洗濯物を干してきたまま出掛けてしまったので、
思わず天を仰ぐ。

お客様も天候を心配されて窓に近寄ってきて、
しばし一緒に外を眺めました。


　「あーあ、洗濯物が台無しだわぁ」
　　「私もなんです！　明日は洗い直しですね」
　「それにしても、こんな中で自転車って過酷ですねぇ」
　「目が開けてられないからねー」
　　　「ま、こんな雨はすぐ止むし、私はもう少し頑張ってから帰ろうかしら」


その横を早番で勤務を終えたＮ君が通りかかる。

　「えっ、この中をチャリで帰るん？」
　「待つのも大儀やし、もうええわって」


走行中にハマっっちゃったならいざ知らず、今から
斜め４５°の豪雨の中を行こうとするだなんて　

男子は強いですね。

格の違い

しがらみパート２、資格認定講習が無事修了となりました。

盛夏に執り行うには、かなり過酷な日程でしたが
体調不良者を出すことなく終えられたのは、皆様の
心掛けがよかったのでしょうね。

その総仕上げとなる検定試験で、すごくいいモノを見せてもらった。
ああいう矜持はとっても素敵だと思う。

やるほうも、見るほうも、真剣勝負の場なんだなぁ。

教士の先生方の立ち居振る舞いから
無言のメッセージが伝わってくる。

本気の姿、至誠に尽くした姿勢を見せて
くださって、ありがとうございました。

塩分も大事

先週の玉の汗警報を考慮して、今日は大量の水分を持っていきました。

１リットルの水筒と、500mlのペットボトル。
いざという時のための保冷剤とゼリー飲料も冷やしていく。

マメに飲んでいたので暑さには耐えられたのですが、
どーにも眠気に襲われて放心してしまう。

すると、看護師をされている知人が 塩せんべい を差し出してくれました。

　「こういうときはね、塩分が大事なのよ」

適度な塩気と噛み応えで唾が出て、目がぱっちり開いた。
さすが、プロは慣れていらっしゃいます。

スタンプ５つ

お客さまのノートに確認済みの印を押すとき、
縦に５つ私のスタンプが並んだことに気がついた。

　「あら、今週は全部私でしたね！」

まず、毎日来るというご本人の努力もさることながら。
スタッフの動き （シフト） はランダムなので、
いつも同じ時間に担当しているとは限らない。
そう思うと、これってかなりレアですよ？


すると、お客さまが得意気にニッコリ。
どうやら、コレを狙って微調整してたようです。

「ビンゴになったら、なんかイイコトある？」

サインか握手でも付けましょうか？

手応えアリすぎ

ナンクロとか数独などのパズル問題が得意だった私。
わりと数字に強く、間違い探しや謎解きも好きなほう。

・・・と、どちらかといえば理系寄りの頭脳ではありますが。
現在、取り組んでいる問題集が予想以上に手強くなってきて、
悪戦苦闘している日々です。

それでも。
時間をかけてテキストと辞書をくくって調べていき、
１つ１つのカテゴリで加算を積み重ねていく。
１問解くのに１時間かかるって、高校数学以来の集中力が求められます。

自力でミスのない表を作り上げるのは並大抵ではないけれど。
いろんなパターンを練習して、慣れるしかありませんね。

答え合わせをしているとき、ふと完璧な試算が
仕上がっていた問題に気づいて、呆然とする。

つかの間、心地よい疲労感と、達成感や快感を味わえました。

オリエンテーリング

郵便局へ行ったついでに、ある界隈を回ることにしました。

通り過ぎたことは何度かあるけれど、単なる景色だった地。
うろ覚えの土地勘なので、標識や案内表示を見ながら進んでいく。

迷子になりかけたけど、とりあえず目的地に到達。
チェックポイントも数カ所寄ることができたし、
脳内地図がうっすら繋がりました。

ナビを頼れない探検はドキドキでしたが、東西南北は
失わずに運転できたのは進歩かな。

土地勘や距離感をつかむにはしばらくかかりそうですが、
いろいろ情報を仕入れたいと思います。

慌てない、慌てない

紹介状をもらったので、さっそく応募書類の準備にかかった。


用意するのは履歴書と職務経歴書。
これが、ものすごく時間と精神力を必要とする。

手書きの履歴書は、楷書でトメハネしっかり書こうと
する余り、ペンを持つ手に力が入りすぎて字が震える
かと思えば、何でもないところでまさかの誤字！　
当然、イチから書き直し・・・・。
スタート直後に全滅とか、ゴール直前で落とし穴に落ちるとか、
ゲームならありがちだけど、現実では空しい限りの展開です。
「落ち着け、私」と言い聞かせ、まずは第一課題クリア。

続く職務経歴書は、アピールしどころに悩んで
まとまりきらない。
担当者の気持ちになって、会ってみたいと思わせる
トピックを入れ込みたいのだけど、さて・・・・。

結局、資格武装できないのだから、等身大の自分で
勝負するしかないと開き直り、素直につづることにした。


マニュアルを元に体裁を整えていきましたが、
情報に惑わされて二転三転する始末。
まぁ、封をする前に気づいただけマシか。
験担ぎに、現地で投函することにしました。

受験と違って、滑り止めや模擬試験はなくぶっつけ本番。
縁があるかどうかは、神頼みです。

言葉のちから

再び、ハローワークへ出かけました。

今回の担当してくださったのは年配の女性スタッフさん。
気後れで尻込みしてしまいそうになるのを、私の不安感を拭う
情報を提示してくださるので、背中を押してもらえた感じ。

なんとなく、冷たくあしらわれたり邪険にされたりする
先入観があったのですが、２回とも親切に対応して
いただいて、イメージが真逆に変わりました。

　「応援団がいますよ」

かけられた言葉に、思わず笑みと涙がこぼれる。
おかげで、狭き門に挑戦する決心がついた。

言葉は武器にもなるし、あたたかな燃料にもなるんだなぁ。

汗が語る

玉の汗 という言い回しそのままに、
今日はみんなの顔に大粒の汗がびっしりの１日でした。

私も、５回の入場やり直しの末におこなった射礼では
尋常じゃない量の汗が体中から出ていました
たった３０分で、相当のＨＰとＭＰを失った気がします。

こういう場に参加できるようになったのは光栄なのでしょうが、
その分、抗えないしがらみも感じるもので・・・・。
殻を破るというのは覚悟と精神力がいるものだと改めて思う。


先生方の汗を見ていると、一方ならぬものが伝わってくる。
背中で語る人もカッコいいけど、汗で語る人もすごいと思った。

近道いろいろ

移動中、顔見知りの車が前方を走っているのに気付いた。

目的地はおそらく同じ。
赤信号で分断されない限りは、このまま並び運転だな
・・・・と思っていたら、途中でウインカーが出た。

あれ、ここで？　

もしかしたらショートカットの道でもあるのかしら？
と、同じように曲がってついていく。
すると、右折渋滞が起こりがちな信号を避けて、
その先の道に合流したじゃありませんか。

皆さん、慣れていらっしゃること。