足取り

苦難の日から一夜明け・・・・

“今日の自分が今後を占う” という思いが浮かんだとき、
再起の場をどちらに選ぼうか？ 　と、一瞬の逡巡があって。
ごく自然に、ハンドルを右へと切った。
“より勇気がいるほう” へ。

恥ずかしくて合わせる顔がない
本来の所属会ではない
っていう躊躇いがあったけれど。
厳しい言葉であれ、冷たい対応であれ、
自分への評価と注がれる眼差しを受け止めに行かなければ、
それこそ “恥知らず” だと思う。


「立派だったわよ」と褒めてくれた人。
「貴女ほどの人がどうして」と惜しむ人。
「何があったの？」と話を聞いてくれた人。
「待ちすぎて疲れたでしょう」と労わる人。
「そういうことか」と理解してくれた人。
「かわいいトコあるじゃんって安心したよ」と励ます人。
「あれは何だ？ （的芯への皆中を指差して） 」と明るく笑う人。

腫れモノに触れまいとする人はいなくて。
それぞれが、それぞれのカタチで真正面から接してくださった。
“お客様”ではなくて、“身内”への寄り添い方だった。

ダメ出しする人も不安視する声もなくて。
それは、合格以上に得難い評価だと思う。

看板を揶揄されることだけを怖れていたけれど、大丈夫。
愛されているなぁと実感して、帰る足取りはとっても軽かった。

こりごり・・・

自分の性格が、こういう状況を引き起こす。
それがよい結果につながる場と、悪い結果につながる場に分かれる。

原因も、過程も、体験している自分が一番知っている。
逃れられない呪縛のように。

「もうこりごりです」

帰り際、思わず出た言葉は本音だった。
今は、逃げることしかできない。

割烹かどや

年度初めのイベントは、豪華なお弁当付き。
（コレにつられて参加した方も多いはず。）
今年はお店が変わって、さらにバージョンアップ。
割烹かどや “四季折　二段弁当” です。



仲良く横並びで食べたから、なお美味し
ごちそうさまでした。

袴つながり

今朝、道場に行く途中でガソリンスタンドに寄りました。

給油中、ふと隣のレーンを見ると、袴姿の男性が。
雰囲気や胴着の厚さからして、剣道かなぁ・・・。
あの方もこれから練習へ行くのかしら？

武道に携わる仲間同士。
しかも、自宅から着替えて出かけるって
けっこう のめり込んでる派 の証でもあるので、
なんとなく連帯感があります。

ガラスを拭くための濡れタオルを取りに行ったら、
そのおじさんも袴姿の私が目に留まったよう。
思わずお互いニッコリ。

「弓ですか？」
「はい！　そちらは？」
「私は居合道です。」
「わぁ。かっこいいですね☆」
「がんばりましょう。」

コンビニで武道系の方に逢ったくらいでは、こうはいかない。
ガソリンスタンドだからこその一期一会ってところでしょうか。

朝から元気になる交流でした。

痕跡

立つ鳥、跡を濁さず
というように、去る者は自分が居た跡を見苦しくないように
良く始末することが、一般的に美しいマナーとされています。

でも。
今日、飛び出ていた痕跡を見たことで、なんだか元気になった。
目の前にいなくても、その存在を感じることができる。
痕跡を効果的に残すことで救われる人もいるんだなぁ。

その痕跡に、もう１つの痕跡を並べてみた。
隠れたイタズラのようで、ちょっとおもしろい。

同類項

対向車の ＭＩＮＩ をさりげなくチェックするのは、すっかり習慣となりました。

色やアレンジ等、どんな仕様をセレクトしているのか・・・
愛車の可能性をはかれて、楽しみでもあります。

さて、今日見かけたのは、白いボディに黒屋根・黒ホイール。
シンプルながら、モノトーンがおしゃれに決まっています。

・・・が！
よく見ると、エンブレムがシルバー１色
ああ、貴方のも取れちゃったのね・・・

やっぱりコレってどうかと思う。
同類項との遭遇は、なんだかやるせない気持ちでした。

アタフタ

「デモンストレーション役をやってくれませんか？」
ある日、こんなお誘いがありました。

先生の動きを真似て、体操をするだけだから。
簡単な動きだから、リハーサルなしでできるよー。
ニッコリ笑顔でやれば、それで十分！

なぁんて言葉につられて、興味本位で参加しました。
ちなみに、他の参加者は２～３回目。
初めてなのは私だけのようです。

スタジオに入ると、すごくアットホームな雰囲気。
でも、カメラを前にするとちょっと緊張する・・・

エクササイズは確かに簡単でしたが、
心構えもなく片足立ちをすると、思わずヨロッとなる。
他の皆さんがしっかり姿勢をキープしてるだけに、恥ずかしいったら
アタフタするから、次の動きが遅れがちになったり。
最初はそういう風になってしまうものだけど大丈夫ですよ
という例を示せて、見ている人に安心感や共感を得てもらえてよかったかも

ちょっと引き攣りぎみの笑顔になってしまった気もしますが・・・
久しぶりのレッスンもどきで、楽しい時間でした。

祝☆再オープン

地元の弓具店以外にも、イマドキらしく ネット通販 を利用しています。

目で見て触って選びたいものは別として、
大量生産品はネットのほうが買いに行く手間がいらないし。
迅速に対応してくれる店が多いので、消耗品購入にはありがたい存在です。
（メール便なら送料も激安☆）

ここ一年、某弓具店のみが扱っている弦を愛用していたのですが、
店長が持病 （腰） の治療に専念するということで、今年に入ってネット通販が一時閉鎖。

そんなぁ
買い置きしていた弦は、２本。
春から矢数がかかってくるだろうに、いつまで持つかしら？

早く治まって快復してくださいますように。
不安ながら過ごしましたが、弦もなかなかがんばってくれてます。（やっぱり主人思いの弦だわ）
祈ること数ヶ月・・・・
今日、ホームページを開いたら、業務が再開されているじゃありませんか。

うおおーい

あまりのうれしさに、思わず旦那様風に喜んでしまいました

雪解け

日曜に行事があると、月曜の道場は閑散とする。
（代休ってヤツかしら？ ）

普段はいろんな方と交流しながらの練習ですが、
１人きりというのも違った趣があって、意外に好き。
自分の間合いでゆったりと、気兼ねなく伸びれます。

ふいに、ドアが開く音がした。
あ、誰か来た？

そちらを見ると、なじみの２人組。
でも、いつもと様子が違う気がする。
ピリピリした角がなくて、少しまあるい雰囲気のような。
勘違いかなぁ・・・。

ここ１ヶ月、尖ったナイフのように “触るもの皆、キズつけた” 状態。
みんな距離感をはかるのに難儀をしてたけど、
今日の表情はどことなくガードがゆるい。
ついに話しかけるチャンスかも！と思い、話題を振ってみた。

氷河期がウソのように、普通に会話のキャッチボールができた。

雪解け、成功
ああ、よかったぁ。

大前

いつもは “自由席” な記録会ですが、今回は “指定席” と相成りました。
立順や出番によって心境も影響を受けるので、その辺りの適性を
とらえるのには、いい取り組みともいえます。

というワケで、今回コーチからのご指定は “大前” （おおまえ） 。
出番は、最初の立です。
そうきましたか・・・
姐御不在の記録会、そのレベルを占う最初の立で牽引する役割と。
大前としては、状況把握と立ち回し、それでいて自分への集中力が問われます。

大前の戦歴はあるので、その役を演じることはできる。
問題は、狙いの付けにくさ
このハンデを克服する方程式は、まだ見つけていません。
案の定、景色を把握するのに２本も使ってしまいました。

それでも。
大前で引くことには、感慨深いものがある。
誇り高い聖域だったから。
素は まもりの姿勢 で臨む私ですが、ここに立つと 攻め という選択肢がある。

久しぶりに、仕掛けてみた。
サラのような顔をしていたのかもしれない。