嘘の吐き方(うそのつきかた)
人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。
 



人間の感覚が、重力でひずんでいるのは何故だろう
全ての宇宙が、中心に向けて歪んでいるのは何故なんだ
僕は死から宇宙を観測することが出来ていない
もっと真っ直ぐな世界があるはずなのに
もっと丸くて丸くてどうしようもない世界があるはずなのに
僕は、歪んだ円しか知らず、
真っ直ぐな線分しか知らず、
直線を見ることも、真円を見ることも、極地無限大を見ることもない
無限小の世界で、終わりの鼓動だけを聴いている
宇宙から届いた光を見ると、何故だかとても懐かしい。
光を真っ直ぐに見ると、愛くるしい愛しさで死にたくなる。
なんで宇宙は生きてるんだろう。
はやく自殺したい。
もっとはやく終わってくれ。
もうなにも見ないから。
だれも知らないから。
終わってくれ。

僕の宇宙、はやく自殺してくれ。

まぶしい光の中で、計算された夢ばかりを見る。
予知無と予言ばかりの海で、妄想的な死にばかり焦がれる。
誰も焼き尽くすことが出来ないほど痛い。
そしてあまりにも深い、どうしようもないほど白い闇で。
まぶしい世界で、こんなにもまぶしい世界で、
透明な美しさだけを模倣する。

もう聞き飽きたよ、君たちの予言は。
新しい世界が、いつでも僕の背中にあるのに。
どうしようもないほど真っ直ぐな、
破壊的な神話がそこにあるのに。

僕は、死んでいく夢だけを。
亡くなる魂だけを愛している。

どうしようもない
ほんとうに どうしようもない

だれもいらないから
なにもいらないから
孤独が永遠に押し潰されてもいいから

だから宇宙よ、自殺する。

何もかもが歪んでいる緑の海で
腐った肺の中いっぱいに、深呼吸する。
僕を殺すために。

丸い卵ばかりが視える
四角い卵を見たことがない
まっすぐで透明な卵でさえも。

硬い殻に覆われた、生という名で自殺する雛ばかりを見る。

もう二度と、終わることが無いのなら、
たった一度、総てが終わればいい。

触手についた吸盤で、知を吸い尽くすような生ばかり。

「なにも知りたくない!」
僕はなにもしりたくない。
こんな世界、はやく終わればいい。

美しいものがみたい。
誰にも出会えないような、美しい光が見たい。
孤独の光で、永遠をみることができても
名もない無限の無知の中で、痛みを感じない光がここにはない。

総ての痛みの源泉が君たちの光だと知っていても
僕にはどうすることもできない。

まったくもって、無抵抗迷路だ。
僕の意思の不在は。
どう考えても、壊れている。
永遠に変化し続ける世界は。


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