嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

かつてないほどに青い僕であるように

2005年08月21日 18時33分29秒 | 駄文(詩とは呼べない)
かつて無いほどに
君の魂がゆらいで
僕はまぶたの内側に青い点を見つける
万華鏡の宇宙に青い小さな光が見える
僕はそれに手を伸ばして
指でつまもうとする

だけどそこには触れられなくて
何かを確かめられなくて
僕は、この広い宇宙で 距離を憎むために生まれてきたのだろうか

そして僕は
ただ一人、死を憎むために
死を掴み取るために
生まれてきたのだろうか

かつてないほどに
君の魂が揺れて青い炎が揺れて僕の心が揺れて
そしてまた、僕は手を伸ばすほどに
この広い世界に
絶望するのだろう

だけど光は
何かを伝える光は
青い小さな点で瞬いて
まるで何かを伝えるように
僕に意味を
僕の意味を
僕に教えるように
必死で何か囁いて

その声に耳を澄ますだけなら
きっと誰にだって出来るから
だから僕は
君が消える前に 涙が落ちる前に
一秒でも速く君を掴もうと
距離を超えようと
音を超えようと
真っ暗闇で
君を叫ぶのだけど

だけど青い火は
やがて薄く消えるように
笑うようにかき消えるから

だから僕は
また一人目を瞑って
君の顔を思い出そうとする

どうして思い出せないんだろう
何かを一つを思い出すために
全てを失うのが怖くて

やがて頷く蝉の声がジリジリと僕を照らすように
僕はまた、この小さな宇宙で
アナグラムの声探しに夢中になって
やがてまた、僕はうなだれて
全てを壊す、誰よりも小さいスイッチを探すように
きっと迷子になって泣き叫ぶ

君の声が聞きたい
僕はただそれだけを
ただそれだけを
それだけを
一人で夢見るように

かつてないほどに
青い僕であるように

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