今、僕に問うこと
「例え親を殺しても、僕は君に会わなければならないのか」
鏡というのは、光を返してこそ鏡なんだと、かかしに問いかける行為は
はたしてどれくらい、かかしが鏡に語りかける行為になっているのだろう。
同じようにして
不在の問題と 記号化の問題は、そこにあるような気がする
もちろんそこには、散りばめられた名前や、縮められた名前や、
名付けられ、切り取られてしまった、
雲散霧消の刹那からの乖離があるのだけど
だけど人は、名前を付けることによって
定式化という長時間を手に入れる
「変化が嫌いなんだ、本当は永遠なんだって誰も気付きたくない。」
僕の中にある言葉は、ほとんどが借り物で作られている
だけど競争はしない。著作権なんて、信じてはいないから
赤信号を渡るのと同じ
濁流と奔流は、結局源泉が同じ物だから
だから僕はいつだって透明な存在に語りかける
話を聞くよ、と。
本当は聞いてない
耳をすましたりしなくとも
いつだって僕は幻聴に苦しめられているのだ
何が聞こえていて
何が聞こえていないのか
それは僕にはわからない
聞こえている僕にも
聞こえていない僕にも
本当は、相手が何を話してるのか、
最初からずっとわからない
だから話しかける時には
結局何かを言ってるんだと、信じるくらいしか、
やることはない。
異文化の地域で歩く僕にとって
言葉は道具でしかなかった
けれどその道具が無ければ
僕は生きられなかったのだろうか?
そんなことはなかった。
指をさすこと、
金を払うこと、
笑うこと、
目を見ること、
歩こうとすること
それらを組み合わせているだけで
僕はじゅうぶんに生きているフリが出来た
人が本当に生きているかどうかなんて
死んでいる人には関係がないことなのだ
「変化は痛みの記憶なんだ。」
「本当はここに居ないことも、死が救いのフリをして鍵をあけることも」
「真っ暗な場所でもがいていることも、痛みがある時は忘れていられるから」
苦痛はいつだってある
どんな場所にだってある
もしもそれがないとしたら、
それは何も感じていないんじゃなくて
何も思い出せないくらいに
既に死んでしまっているということだから
だから僕は、
現在地を確かめるように
何度でも死を思い出す
抗うことは出来るよ
運命に逆らうことだって出来る
従順な自分というシステムと
崩壊ギリギリの宇由は
因果律という嘘の海の底でだって
空気の底を感じて呼吸するから
始まりと終わりを超越する事が難しいわけじゃない
むしろ大変なのは
意識を自分の中に閉じ込めて永遠にすることなんだ
それは自然に行われる
君がただ名前を名乗るだけで
その嘘に言葉は騙され始めるから
いつだって延々と解釈され続ける
「君はそこに居るはずだ、」いるはずだ)イルハズダ ilu-ha zu-da
うんぬんぬん…
吐き気がしてくるんだよ
自分が保てないと気付く時
もう少しで自分が壊れそうだと気付く時
少なくとも僕は。
「吐き気がしてくるね」
そんな時、必死で僕は
君と僕の名前を思い出そうとして だそうとして
して、思い出せない。
いや、まだ諦めたわけではないけど
けど、君の名前が、よくわからない
すごく切ない
会ったことがない人の名前は、思い出せない事の方が多いってこと
そのことを思うと、
すごく切ない
たぶん、心の世界は無限に広がる狭さの中にあるから
だから、その閉じられた自分に気付いて
名前がないことに、嫉妬する。
「透明な僕のために」
今はまだ、呼ばないで欲しい
首を切断し続ける釜を、振り落とす力も緩めずに、
それでも決して忘れないように
僕の名前を呼び続けて欲しい
透明な僕で居られるように
嘘でもいいから名前を付けて欲しい
そんな事を思って
僕は空気を吐ききるように。
「例え親を殺しても、僕は君に会わなければならないのか」
鏡というのは、光を返してこそ鏡なんだと、かかしに問いかける行為は
はたしてどれくらい、かかしが鏡に語りかける行為になっているのだろう。
同じようにして
不在の問題と 記号化の問題は、そこにあるような気がする
もちろんそこには、散りばめられた名前や、縮められた名前や、
名付けられ、切り取られてしまった、
雲散霧消の刹那からの乖離があるのだけど
だけど人は、名前を付けることによって
定式化という長時間を手に入れる
「変化が嫌いなんだ、本当は永遠なんだって誰も気付きたくない。」
僕の中にある言葉は、ほとんどが借り物で作られている
だけど競争はしない。著作権なんて、信じてはいないから
赤信号を渡るのと同じ
濁流と奔流は、結局源泉が同じ物だから
だから僕はいつだって透明な存在に語りかける
話を聞くよ、と。
本当は聞いてない
耳をすましたりしなくとも
いつだって僕は幻聴に苦しめられているのだ
何が聞こえていて
何が聞こえていないのか
それは僕にはわからない
聞こえている僕にも
聞こえていない僕にも
本当は、相手が何を話してるのか、
最初からずっとわからない
だから話しかける時には
結局何かを言ってるんだと、信じるくらいしか、
やることはない。
異文化の地域で歩く僕にとって
言葉は道具でしかなかった
けれどその道具が無ければ
僕は生きられなかったのだろうか?
そんなことはなかった。
指をさすこと、
金を払うこと、
笑うこと、
目を見ること、
歩こうとすること
それらを組み合わせているだけで
僕はじゅうぶんに生きているフリが出来た
人が本当に生きているかどうかなんて
死んでいる人には関係がないことなのだ
「変化は痛みの記憶なんだ。」
「本当はここに居ないことも、死が救いのフリをして鍵をあけることも」
「真っ暗な場所でもがいていることも、痛みがある時は忘れていられるから」
苦痛はいつだってある
どんな場所にだってある
もしもそれがないとしたら、
それは何も感じていないんじゃなくて
何も思い出せないくらいに
既に死んでしまっているということだから
だから僕は、
現在地を確かめるように
何度でも死を思い出す
抗うことは出来るよ
運命に逆らうことだって出来る
従順な自分というシステムと
崩壊ギリギリの宇由は
因果律という嘘の海の底でだって
空気の底を感じて呼吸するから
始まりと終わりを超越する事が難しいわけじゃない
むしろ大変なのは
意識を自分の中に閉じ込めて永遠にすることなんだ
それは自然に行われる
君がただ名前を名乗るだけで
その嘘に言葉は騙され始めるから
いつだって延々と解釈され続ける
「君はそこに居るはずだ、」いるはずだ)イルハズダ ilu-ha zu-da
うんぬんぬん…
吐き気がしてくるんだよ
自分が保てないと気付く時
もう少しで自分が壊れそうだと気付く時
少なくとも僕は。
「吐き気がしてくるね」
そんな時、必死で僕は
君と僕の名前を思い出そうとして だそうとして
して、思い出せない。
いや、まだ諦めたわけではないけど
けど、君の名前が、よくわからない
すごく切ない
会ったことがない人の名前は、思い出せない事の方が多いってこと
そのことを思うと、
すごく切ない
たぶん、心の世界は無限に広がる狭さの中にあるから
だから、その閉じられた自分に気付いて
名前がないことに、嫉妬する。
「透明な僕のために」
今はまだ、呼ばないで欲しい
首を切断し続ける釜を、振り落とす力も緩めずに、
それでも決して忘れないように
僕の名前を呼び続けて欲しい
透明な僕で居られるように
嘘でもいいから名前を付けて欲しい
そんな事を思って
僕は空気を吐ききるように。
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