おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

豆の芽が出る

2009年06月26日 23時09分54秒 | 
        

        

        

 6月中旬に蒔いた豆の芽が出た。1週間前に帰った時はまだ芽が出ておらず、土を盛り上げている最中、あともう少しで姿を出すところだった。

 1列は、ある収穫祭で購入した花豆。あともう1列は、母親がもらってきた茶色い名前のわからない豆。どんな風に成長するのだろうか。これから楽しみだ。

6月21日、22日の畑

2009年06月22日 17時29分16秒 | 
 本格的な梅雨入りですかね。雨が降ったり、止んだりです。22日は一日中雨の予報だったけど、降水確率90%のはずの午後は雨が止んだ。が、雨が降った後なので、あまり畑には出たくない。土が固くなってしまうので。

 
      

      

      

 日曜日、月曜日にかけて1つ1つ仕事をこなしていく。まずは中耕除草。雑草が地面を覆っているので、鍬で畝間を耕しながら、除草していく。
 
 写真は、上から、ヤーコン、サトイモ、レタス。ヤーコンもジャガイモと同様、霜にやられたが今ではこのとおり、青々と育っている。株数は4株くらいだが、順調に育てば、多くのイモをつける。サトイモも1列にようやく出揃った。雨粒とサトイモの葉っぱは似合いますね。

      

 つるなしインゲンの芽が出揃わなかったので、先週、蒔きなおした。そして、芽を出した。これはほぼ芽が出た瞬間。生命が誕生しましたね~。蒔きなおしたところは全て、きれいに出揃いました。サカタのたねの「アーロン」という品種。やはりこの種は有機に向いているようです。

      

 ゴボウも順調に葉っぱを大きくしている。先週の写真と比べると葉っぱも大きくなり、雑草もきれいに覆っている。今回は時間がなくて除草ができない。雑草はすごいな~、生命力が。

 とても不思議なんですが、作物ごとに生えている雑草が違うんだよね。きっと、その作物が好きで雑草も生えてきてるんだろうな~。ならば共生できるはず。

 22日は、雨が降ると思い、朝5時から起きて種まき。ルッコラ、みず菜、ふだん草、チンゲン菜、はつか大根、つるなしインゲン。もうそろそろラッキョウとエシャロットが収穫できるかな~。


慌しく帰省

2009年06月22日 07時56分43秒 | 有機農業
 6月20日(土)は夜遅くまでアルバイトがあった。その中でしみじみと実感したことがあった。現在、このようなご時勢、社会状況を反映して価格の安い農産物が好まれる傾向にある。これまでもそうであったが、最近はこうした状況に拍車がかかっている。生活費の中で、切り詰める分野は真っ先に食費に向けられる。

 一般的に有機農産物は慣行農産物と比べると2~3割は高いと言われている。確かに有機JASマークの付いている野菜の値段を見ると、「おお」と思う値段だ。六本木に行ったときに、野菜の値段を見たら、あまりの高さにビックリした。しかし、この周辺に住んでいる人、セレブといったほうがいいのか、そういう人たちは高いお金を払ってでも買って行くという。よく売れているそうだ。

 が、こういう人はごく一部だろう。僕自身、アルバイト代だけで生活している身にとって、有機農産物は毎日、日常的に買えるものではない。自分で育てているから、有機農産物を食べることができる。正直なところ、貧乏人は有機農産物にありつけない。都市における貧困問題が可視化される中で、有機農産物が金持ちだけのものになってしまう状況になりつつあることを懸念している。

 こうした状況の中で、有機農業をどのように広げていくのか、今その真価が問われていると思う。このブログのタイトルのように、お互いの痛みと喜びを共有しながら、都市の貧困と農村の貧しさをつなげていくこと、両者の連帯が必要なのではないのだろうか。 

 と、抽象的なことを書いてしまったが、色々と思いをめぐらせながら塩尻に帰ってきた。親父が土曜日に畑を耕してくれたらしいが、日曜日の午前中に帰ってしまった。入れ替わりで僕が畑の世話をする。




 

6月15日の畑③

2009年06月21日 17時41分33秒 | 
      

 チンゲン菜、いいですね~。雨が降った後に、写真を撮ったので、雨粒がとてもきれいですね。

      

 サトイモ、ようやく芽を出し、出揃ってきました。順調に成長するのだろうか。

      

      

 人参はいいですね。間引いたら順調に育ってました。この畑、人参は立派に育つ。うちの人参はとても甘いんだけど、スーパーに売っているものと比較すると匂いが強烈だ。だけど味は良し。間引き人参はおつまみ間隔でそのままスティック野菜のように食べることができる。高級レストランではとても人気があるらしい。7月、8月に時間差で蒔いて、長い期間楽しもう。


6月15日の畑②

2009年06月21日 17時25分37秒 | 
     

 ゴボウも芽が出た。昨年も好調だった柳川理想だ。というか畑には昨年蒔いたゴボウが収穫されずに、そのままの状態。葉っぱが成長しまくっていて、畑の中で一番元気がいいかも。。。柳川理想以外にも短いゴボウも蒔いたので、今回は収穫しやすいだろう。たぶん。

     

 4月に植えつけたネギ。とても綺麗に成長している。おまけに畝間に伸びている雑草も綺麗に伸びている。別に刈る必要もないのだが、畑の有効利用を考えると、そこに何か種を蒔こうかな。

     

     

 トマトも今のところ順調だが、梅雨に入り、雨の日が多くなるこれからが勝負だ。なにせ、トマトは南米が原産で、もともと雨が多い日本では栽培に適していない。雨除けなどを付けない露地の場合、必ずといってよいほど病気にかかってしまう。色んな農家の畑を見ると、トマトはハウスは雨除けをつけているところがほとんどだ。さあ、がんばってくれ、トマトよ。