おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

『有機農業の技術と考え方』出版記念シンポジウム(11月3日)

2010年09月30日 15時06分44秒 | イベント
 コモンズから出版された「有機農業の技術と考え方」出版記念シンポジウムのご案内です。奮ってご参加ください。

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〔11月3日 東京都千代田区〕
有機農業の初の体系的技術書『有機農業の技術と考え方』出版記念シンポジウム
 生命(いのち)を紡ぐ農の技術(わざ)
  ――第Ⅱ世紀有機農業技術の展望――

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◆日時:2010年11月3日(水) 13:30~17:00(開場13時)
◆場所:総評会館201会議室
  〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11
  TEL:03-3253-1771(代)
http://www.sohyokaikan.or.jp/access/index.html
◆資料代:500円
◇シンポジウム終了後、懇親会を予定しています(会費3000円程度)。

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◆プログラム
【1】 編著者挨拶
西村和雄さん(有機農業技術会議代表)
金子美登さん(全国有機農業推進協議会代表)

【2】 執筆者からの報告
中島紀一さん:低投入・内部循環・自然共生の農業技術論
明峯哲夫さん:有機農業技術の理論化・体系化という仕事

【3】有機農業の現場からの講評
小川光さん(福島県喜多方市・チャルジョウ農場)
八尋幸隆さん(福岡県筑紫野市・むすび庵)

【4】総合討論 第Ⅱ世紀有機農業技術の展望を語る
総合座長 長谷川浩さん(東北農業研究センター)


◆共催:有機農業技術会議・コモンズ
科研費基盤研究B「自然共生型農業への転換・移行に関する総合的研究」

◆連絡先:コモンズ TEL:03-5386-6972 ooe@commonsonline.co.jp


エシャロットも芽を出す。

2010年09月29日 07時34分40秒 | 
 これがエシャロットです。ラッキョウかな。写真だけではどちらか不明です。雑草に覆われますが、上にピンとまっすぐ伸びているのがそうです。

          

 7月に収穫した球根を保存して、植え付ける時から芽は出ていたのですが、ようやく地上に出ました。エシャロットに、ラッキョウ、今年は島ラッキョウも植えつけました。

 雑草も冬に近づくに連れて枯れると思うので、もう除草しなくてもいいですかね。

大根、小松菜の様子。

2010年09月29日 07時27分42秒 | 
 相変わらず、送られてくる写真が小さいですが、大根や小松菜は順調に発芽、成長しているようです。こうやって綺麗に(!?)、一列に芽が出てくれたときが一番うれしいですよね。収穫のときよりもうれしいです。

 ただ、種蒔いて、上京という感じなので、ほとんど発芽の瞬間には立ち会えないのですが。。。
 
 これが大根です。

          

 これが小松菜です。
 
          
  
 双葉になり、もうそろそろ一回目の中耕除草をして、酸素を入れてあげたいですね。ただ、帰れるのは来週なので、もう少し我慢。

国際有機農業映画祭開催(11月27日)

2010年09月28日 22時10分59秒 | イベント
 今年も国際有機農業映画祭が開かれます。運営委員なのに会議に参加できていないで申し訳ないのですが、宣伝だけはします。11月27日(土)の1日開催。今年は、若者価格もあり、1500円で1日見放題。一般は2000円、これでも大分お徳です。

国際有機農業映画祭 http://blog.yuki-eiga.com/
 
 そして前日、11月26日(金)には、運営委員の若手で企画した上映会&交流会があります。3本の映像と有機農家2名をお呼びしての企画です。詳細が決まったら、随時情報を掲載します。有機農家2名(千葉県・林さん、長野県・窪川さん)の対談は僕のほうで司会・コーディネートをさせていただきます。ビックネームを前に大丈夫かな、不安です。こちらもふるってご参加ください。


国際有機農業映画祭2010 開催情報

会  場 : 国立オリンピック記念青少年総合センター・カルチャー棟大ホール

  期  日 : 2010年11月27日(土)
  開催時間 : 9:30~20:20(9:00開場)
  参 加 費 : 一般 2,000円、若者 1,500円(25歳以下の証明書が必要)
  事前に会員登録が必要です。
  主  催 : 国際有機農業映画祭運営委員会

  協  力 : NPO法人日本有機農業研究会、東京ピースフィルム倶楽部、NPO法人アジア太平洋資料センター
  協  賛 : (財)自然農法国際研究開発センター、アジア農民交流センター、NPO法人日本国際ボランティアセンター、地球的課題の実験村、株式会社イーエム・ジャパン、NPO法人恒志会、株式会社 オルター・トレード・ジャパン、NPO法人APLA、NPO法人ゼロエミッション・プラッットフォーム、秀明自然農法ネットワーク、大地を守る会、化学物質過敏症 知ってね☆うぉーく、(株)自然農法販売協同機構、ヤマキ醸造株式会社、有限会社豆太郎、(株)瑞雲、(株)桜映画社、パルシステム生活協同組合連合会、ポケットファームどきどき
協賛・賛同のお願い
徒手空拳で始めた国際有機農業映画祭です。映画祭の趣意をご理解いただき、本年も協賛・賛同をお願いいたします。協賛団体のお名前はプログラムおよび映画祭公式ホームページに、賛同いただいた個人の方はプログラムにお名前を記載させていただきます。

  協賛(団体):一口1万円   賛同(個人):一口1千円

 ● 参加券と参加方法
 国際有機農業映画祭の参加には、事前の会員登録が必要です。会員登録は毎年必要です。昨年登録された方も、あらためて登録をお願いします。参加券は、事前の会員登録の後のお申込みとなりますのでご注意ください。

【会員登録・参加券申込】 
 会員登録と参加券のお申込みは、登録・申込フォームからお願いします。
   >> 登録・申込フォーム
 お問い合わせは ticket@yuki-eiga.com までお願いします。

 ● 特別企画1 : プレイベント「1%を選択した人々」 (26日 18:00~21:00)

 ● 特別企画2 : 3分ビデオ・私の農と食 (27日 13:00~13:30)
 昨年好評だった3分ビデオを今年も行います。あなたの周りの農と食を3分の映像にまとめてみませんか。
 
国際有機農業映画祭2010 上映作品

上映  9:35
『アフガンに命の水を ~ペシャワール会26年目の闘い~』
 2009年/日本/56分 日本語
 企画:ペシャワール会
 制作:日本電波ニュース社
ペシャワール会は、中村哲医師を現地代表として、1984年にパキスタンのペシャワールで医療団体としてスタートした。水と食糧さえあれば大半の病気は治ると考え、2000年からは、アフガニスタンで始まった大干ばつへの対策として、1500本以上の井戸を掘り、全長24キロの農業用水路の建設も行なってきた。60万もの人の雇用対策となり、難民になるか軍閥や米軍の傭兵になるしかなかった村に、平和をもたらしている。3000haの田畑が甦り、10万を超える農民の暮らしが戻ってきた。

上映 10:50
『ミシシッピー』
 原題:Big River
 2009年/米国/27分 英語・日本語字幕
 監督:カート・エリス
 制作:カート・エリス、 アーロン・ウルフ
ピースボーイ賞受賞作「キングコーン」の続編。アメリカ、アイオワ州で青年イアンとカートがコーン栽培を通して食料、飼料としてのコーンビジネスの抱えるさまざまな問題点を扱った前作に続き、今作品では彼らの畑で使われた肥料、農薬を追いかける。彼らの使った農薬とは何だったのか、そしてそれはどこに行き着くのか。近代農法とアグリビジネスのもたらす副産物に青年たちが疑問を投げかける。

上映 11:27
『海と森と里と つながりの中に生きる』
 2010年/日本/35分 日本語
 制作:NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)
 構成:鈴木敏明
すべての生き物の生命は、自然の巧みな循環に支えられている。更新を繰り返す森、微生物が分解した栄養分を運ぶ川、その水が育む稲や汽水域のプランクトン、プランクトンを食物連鎖の底辺として命をつなぐ魚や貝――。生産性と効率を追い求める「開発」が、いかにその循環を断ち切り、海や森、里や川を変えてきたのかを追い、自然の循環の中に、人間の営みを位置づける方法を考える。

上映 13:30
『「緑の革命」光と影』
 原題:Seeds Of Plenty, Seeds Of Sorrow
 1992年/インド/52分 英語・日本語字幕
 製作・監督:マンジラ・ダッタ
 制作:Media Workshop/TVE/BBC
20世紀で最も成功した発展戦略のうちの1つとされた「緑の革命」は、インドなどの発展途上国が、確実に飢饉から脱却したと信じられている。しかし25年後、この成果を誰が受け取ったか、と問いかけ、「緑の革命」の暗く複雑な側面を明らかにする。インドにおける「緑の革命」は、新しい農奴層を作り出すのに一役買い、初期の劇的な生産高は農薬中毒とともに減少し、奇跡的な小麦の品種は短命で終わった。

上映 15:00
『パーシー・シュマイザー、モンサントとたたかう』
 原題:Percy Schmeiser-David gegen Monsanto
 2009年/ドイツ/65分 英語・日本語字幕
 監督:ベルトラム・フェアハーク
 製作:デンクマル・フィルム
カナダの農民パーシー・シュマイザーの菜種畑は風で飛ばされてきたGM(遺伝子組み換え)種子によって汚染された。彼は50年間の仕事の成果を失った上に、GM種子を開発したモンサント社に特許権侵害で訴えられた。裁判所は彼に損害賠償金の支払いを命じた。モンサント社は彼と家族の行動を監視し精神的ダメージを与え続けた。彼と妻のルイーズはその圧力に屈せず最高裁に訴えた。米国でも同様にモンサント社に抵抗する農民達がいた。モンサント社の狙いは何か? 巨大企業に立ち向かう農民を支えるものは何か? 最高裁の下した判決は?

上映 16:30
『種を採る人』
 2009年/日本/26分 日本語
 ディレクター:斉藤礼子
 制作:長崎放送
日本で、自家採種している農家はわずかだ。長崎雲仙市の農家、岩崎政利さんは、年間80種もの在来野菜の種を取り続けている。農業高校卒業後、父親から農業を継ぎ、ごく普通に農薬を使っていた。ところが、30代のとき突然体がしびれ倒れる。原因不明、しかし農薬害が頭をよぎる。リハビリのため雑木林を歩き回る中で、様々な種類の木々や生き物が共存し 雑草が自らの種を落として子孫を残す姿に気づき、感銘を受ける。「この雑木林を畑に再現したい」、そこから岩崎さんの農業は再スタートする。作品は、1年にわたり畑と岩崎さんの種採りの様子を追っている。

上映 16:56
『雑草』
 2008年/韓国/45分 英語・日本語字幕
 ディレクター:イ・ウィホ
 制作:韓国教育放送公社
何の役にも立たないと思われている雑草が土を育てる様を検証していく。雑草はただそこに生えているだけで価値があること、枯れたように見えても春には再び芽吹く。その様子や受粉、種子の移動の神秘的な仕組みを絵解きしていく。作物の育たなくなった畑でも草が生えるし、草が重金属を取りこむことも。雑草はこのように、土壌を浄化し、生態系をよみがえらせるなど、多様な働きをする。

上映 17:55
『水俣の甘夏』
 1984年/日本/55分 日本語
 監督:小池征人
 製作:青林舎
水俣病は漁民から海を奪った。海を奪われた人々が甘夏ミカン作りに取り組む中で、「自分たち被害者は加害者にならない」と、7年かけて農薬の撒布を、農協指導の年18回から3回に抑えていく。畑に生き物が戻り、土が生き返っていった。しかし、予想外の事件が。一部の人が除草剤を散布したのだ。話し合いを重ね、苦悩の数ヶ月を過ごす。彼らは「何一つ公開しなかったチッソと同じことをやれない」「何でもありのままに出そう」との結論に。そして除草剤を散布した仲間を、受け入れる。

上映 19:10
『田んぼは僕らの教室だ!』
 2009年/日本/45分 日本語
 ディレクター:松浦正登
 制作:山形放送
舞台は有機農業運動の地、山形県東置賜郡高畠町二井宿小学校。運動を牽引してきた星寛治は、高度経済成長のなか画一的で大量生産を目指す農業と教育の姿とを重ね、町の教育委員時代に学校農園を提唱した。その考えに共鳴した若き教師伊澤良治が「農」の教育を始めて30数年。二井宿小学校長になった伊澤は、「田んぼの教室」で給食自給率50%を目指し、「食」から 「農」へ、「農」から「地域」へ、「地域」から「生活」へと子供達の学びをつなげていく。

反貧困世直し大集会2010(10月16日) 

2010年09月28日 21時59分49秒 | イベント
 10月16日に反貧困ネットワーク主催「反貧困世直し大集会2010」が開かれます。昨年も参加したようなしなかったような。13:00~分科会が企画されており、そこの連帯経済分科会でスピーカーを頼まれ、僕も少し喋る予定です。テーマが食・農・まちづくりで、研究者というよりは、半農半X実践者として喋ります。

 詳細が決まりましたら、また掲載します。

 わいわいとした集会ですので、ぜひ明治公園へ。分科会の後はデモもあります。
 以下、反貧困ネットワークのHPから転載。

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反貧困世直し大集会2010 いいかげん変えようよ! 希望のもてる社会へ

 2008年のリーマンショックのとき、「これから世界は大きく変わる」と言われ、昨年には政権交代も起きました。しかし今、「たいして変わらないじゃないか」とも言われています。「希望のもてる社会にしたい」と思わない人はいないでしょう。誰も反対しないはずなのに、なかなかそうなっていかない。閉塞感が、日本社会を覆っています。誰が、何を、どうすれば、この閉塞感を突破し、希望のもてる社会へと変えていくことができるのか? 本当の意味で社会を動かしていくのは、私たち市民一人一人の声ではないでしょうか。それぞれの意見を大切にしつつ、垣根を越えたつながりの中で、「希望のもてる社会」のあり方を考えてみたいと思います。
 さあ、明治公園へ!


日時:2010年10月16日(土)11:00-17:00

場所:明治公園
    入場無料・雨天決行

    JR「千駄ヶ谷」駅徒歩5分
    都営地下鉄大江戸線「国立競技場」駅徒歩2分
    東京メトロ銀座線「外苑前」駅徒歩10分
    http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/access086.html
情報保障:全体集会と一部分科会に手話通訳あり

主催:「反貧困世直し大集会2010」実行委員会

連絡先:
反貧困ネットワーク(代表:弁護士 宇都宮健児)
〒162-0814 東京都新宿区新小川町7-7 NKBアゼリアビル202
Tel: 03-6431-0390 Fax:03-5579-8540
Mail: hanhinkon.net@gmail.com 
Web: http://www.k5.dion.ne.jp/~hinky/
プログラム


●中央ステージ企画 11:00~16:00
歌、踊り、団体アピール、その他もろもろ。楽しく、かつ考えさせる、さまざまな企画が目白押し!になる予定です!

●テントブース、お楽しみコーナーなど 11:30~16:00
恒例の炊き出し他、今年はテントブースが多数出店!お楽しみコーナーもあります。食べ、学び、遊べる空間が盛りだくさん。親子で、カップルで、ぜひ遊びにきてくださいね。

●各種分科会 13:00~15:00
・住まい「たちあがれ借家人!住まいを脅かす家賃滞納ブラックリストをとめろ!」
・女性「女役割返上!!ワークショップを通して男女の性別役割分業を皆で問い直します」
・子ども「なくそう!子どもの貧困」
・フェアトレード「フェアトレードを考える!!」
・司法修習生「お金がないと法律家になれないの? 司法修習生の給費制存続を!」
・保育問題「すべての子どもに安心できる保育を実現する」
・官製ワーキングプア「なくそう!官製ワーキングプア」
・地域主権「住民主権を考える ―地域主権ってなに?―」
・労働「労働と貧困」
・移住者「移住者と貧困 外国人だから何されても仕方ない。これが「当たり前」?国籍を超えた連帯へ」
・シングルマザー 「私たちの望むこと!」
・奨学金問題「奨学金返還延滞者がブラックリストに!」
・連帯経済「連帯経済―仕事・暮らし・お金を私たちの手に取り戻す」
・高齢者 「高齢者と貧困」
・郵政非正規雇用「どうなる?どうする?正社員化!」
(その他、所得再分配、社会保障、自殺対策などの分科会が開催される予定です。)

●全員参加企画 15:30~
集会参加者全員でつくる企画です。2008年はスタンドアップ、2009年はヒンキーの人文字でした。さあ、今年は何かな~?

●デモ 16:00~17:00
やっぱりこれがなきゃ!という方、いらっしゃい。声をあげて、すっきりしよう。デモはこわくない!約1時間のコースを予定。盛り上がろう!