おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

PARC自由学校、まだまだ受け付けています。

2010年04月26日 23時08分51秒 | イベント
 先週の金曜日は久々に小川町に行ってきました。昨年引き続き、霜里農場の映像撮影のためです。今年1年間、昨年撮り逃した部分に絞って撮影です。よい映像を撮り、よい作品になることを願いながら。農場にも、1泊させていただき、ご飯もご馳走になり、いつもいつも感謝です。

 気候の変化が読めない昨今、植えつけたキャベツやブロッコリーの苗の成長はやはりよくありませんが、これは、どこの農家も同じだと思います。天候が読めないというのは、困りますね。ただし、多品目栽培で、それに無理なく対応できるのも有機農業の強みだと思います。

 今年は、例年以上に、多品種、同じ種類であっても、品種も豊富で、温床の上で畑に出る準備をしている野菜たちの数が多かったです。聞いたことがない名前ばかりです。目を楽しませてくれます。

 さて、アジア太平洋資料センター(PARC)が主催するPARC自由学校の受付は、授業開始まで受け付けています。
  
 詳細は、こちらから→http://www.parc-jp.org/freeschool/index.html
 
 クラスによっては、定員に達したものもあるかと思いますので、ご関心のある方は、一度事務局へお尋ねください。そして、周りの方々にもお知らせください。

 昨年もパンフレットを抱えて、直前まで宣伝してたっけ。ゴールデンウィークはイベントが多いですからね。昨年は、池袋だったので、アクセスがよく色んなイベントに顔を出していましたが、今年は引っ越したので、イベントにはほとんど行けません。

 と言いつつも、昨日は映画「ビルマVJ 消された革命」の試写会に行き、久々に良質なドキュメンタリーを見ました。(これは後ほど報告します)


続・種まき(4月9日、10日)

2010年04月17日 10時11分51秒 | 
 頻繁に帰ることができないので、いかに効率良く、タイミング良く種まきしていくかがポイントです。まだまだ、これといった感覚をつかめていませんが、というよりも、今年はこの時期に異常な寒さに襲われているし、やはり1年1年違いますね。

 先週帰省したとき(4月9日、10日)にも、種を蒔きました。手元にノートがないのでよく覚えていませんが、ニラ、ちりめんちしゃ(2回目)、大葉、エンサイなどです。今度は箱蒔きです。

     

          

 本当は炭を入れたり、灰をふるったり、籾殻くん炭、温床などを混ぜて育苗土をつくりたいのですが、そのようなものがないうちの農園は、畑の土と腐葉土のみです。トレイにまず粗い土を入れ、板で整え、種を蒔く筋をつけます。そこに1~2cmに1粒ずつまいてきます。

 その後、細かい土をふるって、覆土します。後は、水をたっぷりかけ、新聞紙で覆い、衣装ケースで保温です。衣装ケースは立派な保温ケースですね。

      

      

 エンサイ(野口種苗)はポットに2粒ずつ蒔きました。ちょっと早すぎたかな。人差し指の第一関節くらいの穴に1粒まき、覆土します。これも同じ工程で保管です。

 エンサイ(=空心菜)は、夏場の葉物野菜として重宝します。収穫すればするほど、わき芽が成長し、ぐんぐん伸びますから、毎日飽きるほど食べることができます。ただ炒めるだけでも、エンサイの味が独特なので、料理も簡単です。

 種を蒔いたら、後は環境を整えてあげて、愛情をもって見守るだけです。

ちりめんちしゃの種まき&発芽確認(3月30日、4月9日)

2010年04月17日 09時42分28秒 | 
 遅ればせながら、報告をマイペースにしていきます。昨日も今日も寒いですね。野菜も高騰、農水省は毎度のことながら、形の悪い規格外のものを出荷してくださいと呼びかけてますね。こんな時ばっかそういうこと言うのってなんだか違和感を持っちゃいます。

 畑はいつものことながら草に覆われてます。今年はまだまだ寒く、雨が降ったり、雪が降ったりで、ジャガイモの植え付けはできていません。周りの家々もまだしてないようです。土の中が、雨などの影響で状態が良くないので、種イモを植え付けても腐ってしまうかもしれないとのことです。農協の人が言っていたとしきりに母親が言ってました。

 さて、3月30日に帰省した時に、ちりめんちしゃの種を蒔きました。箱まきではなく、連結ポットに蒔いてみました。

    

    

    

 2粒ずつ種をまき、覆土をし、水をたっぷりかけます。いつもの流れですが。

    

 保温、保湿のため新聞紙でくるみ、温床がないので、ゴミ袋で覆い、衣装ケースに入れて、家の中で管理します。太陽が出て暖かい日は外へ出します。玄関付近の廊下が日のあたりがよく、暖かさがこもるのでそこに置いてます。

    

 4月9日に帰省した時には、徐々に発芽し、小さな双葉を見せました。太陽の光が当たる方向へ、みな姿勢を傾けています。かわいらしいですね。

冬を越えた野菜たち(3月30日)

2010年04月09日 11時35分20秒 | 
 長野の冬ってのは本当に寒いものです。人間たちはすぐにぬくぬくしてしまいますが、野菜たちは、土の中で根を張り、冬を越しています。おそらく土の中も暖かいのでしょう。

    

 毎年恒例、収穫しきれないゴボウたちがまた芽を出し始めました。ゴボウの生命力は本当にすごいです。この生命力を掘り出すには、人間も多くの体力を要します。

    

 ネギも緑色の葉の部分が、鮮やかな色になってきました。冬越ししたネギは、甘みを蓄えています。昨日、茹でて、酢味噌和えにして食べました。やわらかくて、中身もつまっていました。シンプル・イズ・ベストです。

    

 そして玉ねぎ。青々としてきました。明らかに昨年よりは良い状態ですが、まだまだ成長が遅いかも。無肥料でどこまで育つのか。暖かくなるこれからですかね。気長に待ちましょう。それにしてもマルチが雑ですね。。。

      

 そして時期を大きく逸脱して植えつけたニンニクと奥がワケギです。芽を出してくれていますが、どこまで育つでしょうか。時間がない故に、もったいないことをしました。がんばれ。写真にはないですが、このお隣にいるラッキョウやエシャロットも順調に育っています。

    
 
 これはタアサイと冬菜の菜花ですね。時間差で3回ほどまいたタアサイ。直まきでも立派に最初は育ったが、3回目のは間引きが全然できずに小さいまま冬を越しました。菜花も小さいですね。だけど、横に広がれなかった分、上に伸びてもらいたいです。花が咲く前に摘み取り、ゆがいて食します。

    

 ゆがくと鮮やかな緑色。このほろ苦さが春を感じさせます。気合入れて新生活頑張れよと目を覚まさせてくれます。

    

 そしてもう小さいのしか残っていない人参。もうそろそろ種を蒔かなければという感じです。これは金時人参です。これは、細く長く育ちます。収穫途中によく折れてしまいます。なかなかの甘さでしたね。

暖かくなり草に覆われる畑(3月30日)

2010年04月09日 11時18分54秒 | 
 昨日の帰省で青春18切符を使い切りました。4月10日までが期限だったので、めいっぱい使ってやりました。先週帰省した時もてくてくと本を読み、景色を見ながら、5時間くらいかかる。それにしても勝沼ぶどう郷駅の桜はものすごくきれいでした。ホーム全体に続いているんですね、桜の木々が。

 ちょっと先週の畑の様子から。徐々に、本当に徐々に暖かくなり始め、畑は雑草に覆われ始めました。1週間経過した今はもっと覆われています。新たに顔を出し始めた雑草と枯れ始めた草と昨年刈ってマルチしていた雑草が入り乱れています。

    
 
 雑草といってもホトケノザとオオイヌフグリです。紫色がホトケノザ、青色がオオイヌフグリです。覆っていますこの草たちが。この2つは、土壌が中性だということを証明してくれる草なのです。おそらく、僕の畑は中性なんですかね。以前にもナズナが大量に畑を覆い、近所の人たちが勝手に獲っていくということもあったのですが、このナズナも中性の土壌だと生えます。背丈は全然高くないので、なんの支障もないのですが、覆われてしまうとなかなか作業が進みずらそうです。