おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

原発と有機農業~それでも種を播こう~(10月16日)

2011年09月23日 08時09分12秒 | イベント
 連続でイベント告知になります。僕が事務局を引き受けている研究会が中心となって、「原発と有機農業~それでも種を播こう~」という集会を10月16日(日)に開催します。脱原発社会はもちろんですが、原発推進派だけでなく、脱原発を訴える人たちにも向けたメッセージになるはずです。

 問題提起してくださる方々も渋い面々です。有機農業と題していますが、その中身は「農」の本質的な部分をつくもので、有機農業に関わっている人たちだからこそ発信できるメッセージだと思います。

 僕は当日、スタッフとして会場をうろちょろしていると思います。

詳細はこちらから↓
http://www.commonsonline.co.jp/111016genpatu_yuuki_tirasi.pdf

以下、内容になります。
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シンポジウム
  原発と有機農業 ~ それでも種を播こう ~ 

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呼びかけ文

 2011 年3 月11 日。東日本に大地震、次いで大津波が襲来。被災した東京電力福島第一原子力発電所はすべての電源が停止し、原子炉は次々とメルトダウン。こうして膨大な量の放射性物質が空中に放出され、大地に降り注ぎ、海に流れ込みました。そのとき以来、私たちは、いつ果てるともわからぬ悪夢の中にいます。
 この事態は農業、とりわけ自然の循環を活かし健康な作物・家畜を育てようとする有機農業へ深刻な打撃を与えました。畑の土、田に引き入れる水、堆肥にする里山の落ち葉、家畜に与える草……、これらのすべてが汚染されたからです。
自然に寄り添おうとすればするほど、汚染の高い収穫物を生み出すしかない。この不条理を私たちはどのように考えたらいいのでしょうか。
 いったん放出された放射性物質は長い年月、自然を汚染し続けると言われています。私たちは好むと好まざるとにかかわらず、放射能と共存せざるを得ない時代を迎えたのです。自然から逃げ出すことはかないません。それでも、私たちは種を播き続け、その恵みで生きていくほかないのです。
 放射能との共生!? それはどういうこと? そして、それはいかにして? 私たちに突きつけられている問題はかくも深刻です。いま危機にある有機農業。それを力強く継続・発展させようと願う立場から、本シンポジウムは企画されました。食べもの、農業、環境、そして人間のくらしのあり方に関心のある多くの方々が参加され、この困難な課題を共に考えられますよう、心から呼び掛けます。

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 日 時 10 月16 日(日)13 時半~(13 時開場)
 会 場 在日本韓国YMCA9階国際ホール
    (東京都千代田区)※詳細は下記参照
 参加費 1000 円(資料代)
   お申込は不要です。当日直接、会場へお越しください。
http://www.commonsonline.co.jp/111016genpatu_yuuki_tirasi.pdf

 第1部 問題提起 13:30~15:40
▼私たちはここで暮らし安全な水土を取り戻します
菅野正寿(NPO法人ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会理事、有機農業者)
▶解説 飯塚里恵子(茨城大学農学部特別研究員)

▼有機流通の現在―福島原発事故にどう向き合っているのか
三浦和彦(安全な食べものネットワーク オルター顧問)

▼有機農業は自然との共生
明峯哲夫( 農業生物学研究室主宰、NPO法人有機農業技術会議代表理事)

▼反原発から自然共生・農本の地平へ―高木仁三郎さんの歩みを引き継いで
中島紀一(茨城大学農学部教授)

 第2部 パネルディスカッション 15:50~17:00
▶パネラー
明峯哲夫・菅野正寿・中島紀一・三浦和彦
▶コーディネーター
大江正章(コモンズ代表、PARC代表理事)

■問題提起者紹介■
菅野正寿(すげの せいじ)
1958 年、福島県二本松市旧東和町生まれ。農林水産省農業者大学校卒業後、農業に従事。現在、水田2.5ha、野菜・雑穀1ha、雨よけトマト14 a、農産加工(餅、おこわ、弁当)による複合経営(あぶくま高原遊雲の里ファーム)。NPOゆうきの里東和ふるさとづくり協議会理事、ふくしま東和有機農業研究会副会長、福島県有機農業ネットワーク代表。共著に『脱原発社会を創る30 人の提言』(コモンズ、2011 年)。

三浦和彦(みうら かずひこ)
1946 年、大阪市生まれ。北海道大学大学院修士課程修了。土壌微生物学、土壌生態学専攻。消費者自給農場「たまごの会」農場スタッフなどを経て、共同購入組織NPO安全な食べものネットワーク オルター顧問。NPO有機農業技術会議副理事長。生産者の工夫と想いを乗せて有機農産物が適切に流通できる格付けシステムを若いスタッフと研究し続けている。共著に『生涯百姓――久門太郎兵衛の世界』(創芸出版、1999 年)、共訳書に『アニマルマシーン――近代畜産の悲劇』(講談社、1979 年)など。

明峯哲夫(あけみね てつお)
1946 年、埼玉県生まれ。北海道大学大学院農学研究科博士課程中退。「たまごの会」の創設運動に参加して以来、一貫して自給にこだわり続けるとともに、人間と環境、人間と生物のあるべき関係について考察してきた。2011年よりNPO有機農業技術会議代表理事。著書に『ぼく達は、なぜ街で耕すか』(風涛社、1990 年)、『都市の再生と農の力』(学陽書房、1993 年)、『街人たちの楽農宣言』(編著、コモンズ、1996 年)など。

中島紀一(なかじま きいち)
1947 年生まれ。東京教育大学農学部卒業、鯉淵学園教授などを経て、2001 年から茨城大学農学部教授。専門は総合農学、農業技術論、農業政策論。日本有機農業学会会長、茨城大学農学部長、全国有機農業推進委員会会長などを務め、有機農業推進法の制定に民間運動の側から尽力してきた。主著に『有機農業政策と農の再生』(コモンズ、2011 年)、『有機農業の技術と考え方』(編著、コモンズ、2010 年)、『食べものと農業はおカネだけでは測れない』(コモンズ、2004 年)など。

 アクセス&マップ
在日本韓国YMCA9階国際ホール 
※地図はコチラをご覧ください→http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/

住所◆ 101-0064 東京都千代田区猿楽町2-5-5
電話◆ 03-3233-0611 FAX ◆ 03-3233-0633
交通◆ JR 総武線 水道橋駅徒歩5 分
   JR 中央線・地下鉄丸ノ内線 御茶ノ水駅徒歩9 分
   東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄新宿線、都営地下
    鉄三田線 神保町駅徒歩7 分

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■主催 有機農業技術会議
■共催 アジア太平洋資料センター(PARC)、コモンズ

■お問い合せはコモンズまで■
〒161-0033 東京都新宿区下落合1-5-10-1002
電話: 03-5386-6972 FAX : 03-5386-6945
info@commonsonline.co.jp
http://www.commonsonline.co.jp/

新しい村 収穫祭 農力向上&震災復興大作戦!(10月1日)

2011年09月23日 07時59分14秒 | イベント
 埼玉県宮代町で農と食をつなげる取り組みをしている(株)新しい村で、「新しい村 収穫祭 農力向上&震災復興大作戦!」が行われます。10月1日(土)です。知り合いからお話をいただき、「青空プレゼン&芝生ダイヤログ」というコーナーで話します。といっても5分間なので、半農半Xや自給的暮らしについて話したら、すぐ終わってしまうと思います。

 色々な催しがあるので、一参加者として楽しんできたいと思います。宮代町も農を軸にしたまちづくりを進めているところで面白いですね。何か情報収集できるかしら。関心のある方はぜひ。

詳細はこちらから↓
http://www.atarasiimura.com/sinbun/gougai.html

以下、新しい村のHPより、イベント内容を貼り付けます。

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新しい村 収穫祭 農力向上&震災復興大作戦!のお知らせ
実りの秋です! 収穫祭」の季節です!

「農力」の向上と震災復興を 目的としたチャリティイベント「新しい村チャリティ収穫祭 農力向上&震災復興大作戦!」を開催致します。

「農力」に関する体験講座をはじめ、コンサートや屋台村などイベント盛りだくさんです。

是非是非、遊びに来て下さい。



新しい村 チャリティ「収穫祭」
    農力向上&震災復興大作戦!

とき:2011年10月1日 土曜日

後援:農林水産省、埼玉県

共催:宮代町



各イベントの内容や開始時間は、下記をご確認下さい。

尚、「農力向上」イベントの「稲刈体験」と「サツマイモ掘り」は、ホームページより事前受付致します。当日受付は定員限定の先着順となりますので、ご参加ご希望の方はお早めにホームページからのお申込みをご利用下さい。

◆ ファーマーズマーケット(森の市場 結)

9:30~17:00
マーケットは森の市場結でお買い物をお楽しみ下さい。

◆ 映画会

10:15開演~11:00
緑の映画会主催「幸せの経済学」を上映します。
※チャリティカンパ 1,000円
※会場: 宮代町立図書館
※定員: 先着100名様
※10:00より受付テント(森の市場結のガラスハウス脇)で整理券を配ります。

◆ 屋台村

9:30~15:00
屋台村は地元食材の出店です。お団子、焼きそば、飲み物など盛りだくさん。

◆ 石釜ピザ焼き販売

9:30~(直売所)
地元野菜をたっぷり使った石釜焼きのピザです。
※1枚500円(限定150枚)

◆ ぬか釜炊きご飯販売

9:30~(直売所)
お米のもみ殻を燃料としたかま炊きご飯です。新米をおいしい釜炊きでご賞味 下さい。卵やだしもあります。
※農良(のーら)めしセット(ごはん、味噌汁、生卵またはだし) 300円

◆「農」に親しむ体験講座

稲刈り体験

10:30集合(農の家)~11:00開始~12:00頃終了
◎ 場所:新しい村内たんぼ(宮代町立図書館脇)
◎ 受付: 受付テント(森の市場結ガラスハウス脇)にて 10:00~受付開始
◎ 定員: 50名(先着順)
◎ 料金: 一人1,000円(小学生以上)
◎ 特典: 新米プレゼント
◎ 持ち物: 稲刈ができる服装(長袖、軍手、帽子、汚れても大丈夫 な靴)、飲み物、タオル
※ 雨天時は中止となります。
※ ホームページから事前申し込みが出来ます。専用の入力フォームをご利用下さい。

芋ほり体験

10:00~15:00随時開催
◎ 場所:新しい村内圃場(ブルべリ-脇)
◎ 受付: 受付テント(森の市場結ガラスハウス脇)にて申し込み
◎ 定員: 100名(先着順)
◎ 料金: 2株500円(追加一株につき250円)
◎ 持ち物: 芋ほりができる服装(汚れてもよい服、靴)
※ 雨天時は中止となります。
※ ホームページから事前申し込みが出来ます。専用の入力フォームをご利用下さい。


ミニ耕耘機デモ体験&鍬(くわ)指南

10:00~15:00随時開催
ヤンマー様主催のミニ耕耘機体験イベント。農の家裏圃場にて随時開催。
◎ 場所:新しい村内圃場(ブルべリ-脇)
◎ 受付: 受付テント(森の市場結ガラスハウス脇)にて申し込み
◎ 無料
※ 右の写真をクリックすると機種がご覧頂けます。(PDF)

◆ Yaeさんチャリティライブコンサート

13:00~13:45(芝生広場ステージ)
半農半歌手「Yae」さんのコンサートです。(無料)
>> Yaeさんの公式ホームページはこちらから

◆ 対談「農力向上でダウンシフト」

14:00~14:30(芝生広場ステージ)
Yaeさんと高坂勝さん(減速して生きる~ダウンシフターズの著者)の対談です。(無料)

◆ 青空プレゼン&芝生ダイヤログ

14:30~(芝生広場ステージ 芝生広場ブース)

農力向上!活動に携わる実践者を一堂に集めて、青空の下のステージで5分間のプ レゼンテーションをお願いするとともに、芝生でのダイアログでも話題を提供して頂 くことで、来場者との交流を促すプログラムです。
出展者のミニプレゼンと来場者との対話 アースダイヤログを行います。(無料)




PARC自由学校2011 秋の緊急連続講座 震災・原発事故をへて、私たちができること  

2011年09月09日 07時14分15秒 | 原発
PARC自由学校では震災・原発を受けて、緊急連続講座を開催します。ご関心のある片はぜひ受講してみてください。

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PARC自由学校2011 秋の緊急連続講座        
  震災・原発事故をへて、私たちができること  

 PARC自由学校では、東日本大震災と福島第一原発事故を受けて、改めて学び、脱原発をめざす場として、秋の緊急連続講座を企画いたしました。福島からのゲストをお招きし当事者の声を聞き考える「原発を生む社会とたたかう」クラス、震災復興のあり方を問い直す「人びとが拓く、人びとのための復興」クラス、福島・千葉・小川・東京への現場ツアー「脱原発の地域をつくろう!」、そして食と農をテーマに活動家をめざす「食と農で世直し!―活動一丁あがり」クラスの4つです。ぜひ皆さまの受講をお待ちしています!

★自由学校のトップページから4講座の詳細がご覧いただけます★
http://www.parc-jp.org/freeschool/index.html

==============  講座の詳細  ==============

1)「原発を生む社会とたたかう――歴史と現在を見すえ、未来をとりもどす」
  http://act.parc-jp.org/s/fs/autumn2011/fs2011autumn01.html

311の大震災に伴って起きた福島原発事故は、世界に大きな衝撃を与えました。原発を推進してきた人、反対してきた人、黙認してきた人、人びとはそれぞれに、自身の価値観や態度を見つめなおし、今後すすむべき方向を選びとることを迫られています。同時に、土、水、風、生きものたちへの汚染は刻々とすすみ、生活の基盤を破壊された人びとの打撃は複雑化・深刻化していくばかりで、予断をゆるしません。わたしたちが立ち上がり、未来をえがき直すために、今検証しておくべきこと、考えるべきこととは? 岐路を真に転換点とするために、共に学び、語り合いましょう。

【講座概要】
・2011年10月~2011年12月
・基本的に隔週月曜日19:00-21:00
・全5回/定員35名
・受講料:14,000円(PARC会員、2011年度自由学校受講生は特別価格12,000円)
・会場:PARC自由学校教室

◆10月17日(月)
★地域が原発に呑まれるとき 福島の場合
■開沼博(社会学研究者)
いわき市に生まれ、話題を集めた『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』著者 の若手研究者に原発によって地域が変容させられた経緯と課題を論じていただきます。

◆10月31日(月)
★放射能汚染の中で生きる 子どもたちを護れ
■中手聖一(子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク代表)
福島の子どもたちは長期被爆の危険にさらされています。「汚染後」の世界で、それでも子 どもたちを護るために何ができるのか。切迫した現地の取り組みをお話いただきます。

◆11月14日(月)
★放射能汚染の中で生きる おびやかされる食と農
■菅野正寿(有機農業者)×渥美京子(ルポライター)
土、水、草、すべてが汚染されても、農業者は簡単に土地を捨てることはできません。一方、私たちは「消費者」として忌避か買い支えという極端な二択を迫られています。「生産者」と「消費者」の対立構図から、対話と協働の道筋を探ります。

◆11月28日(月)
★世界からみる日本の原発
■アイリーン・美緒子・スミス(環境ジャーナリスト)
日本の原発は、日本国内だけの政策だけにとどまらず、世界にも影響を与え、また世界に輸 出されようともしています。グローバルな状況を複眼的に読み解きます。

◆12月3日(土)14:00~17:00
★合同クラス 徹底ティーチイン
震災と原発事故を受けて 私たちに何ができるか
■中嶌哲演(明通寺住職)
「原発銀座」といわれる若狭で、ねばり強い草の根の反原発運動をくりひろげ、唯一原発の誘致をゆるさなかった小浜。その運動の長年にわたる主導者である中嶌哲演さんを迎え徹底的に話し合います。
※「人びとが拓く、人びとのための復興」クラスと合同

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2)人びとが拓く、人びとのための復興
  http://act.parc-jp.org/s/fs/autumn2011/fs2011autumn01-205.html

大震災のあと、人びとが叩き込まれた不安と悲嘆を埋め合わせようとするかのように、メディアは「日本は強い国」「一つになろう日本」というキャンペーンを張りました。一方で、破壊の後に遺された新たな「市場」に、嬉々として「成長戦略」を打ち出す資本と政治。被災者にとって、そして土地を受け継いでゆく子どもたちにとって、わたしたちにとって、ほんとうに選びとるべき「復興」とはどのような姿なのか、どのように進められていくべきか、考えましょう。

【講座概要】
・2011年10月~2011年12月
・基本的に隔週火曜日19:00-21:00
・全5回/定員35名
・受講料:14,000円(PARC会員、2011年度自由学校受講生は特別価格12,000円)
・会場:PARC自由学校教室

◆10月18日(火)
★開発的復興の陥穽 復興ビジネスがコミュニティを壊す
―阪神淡路大震災の経験から
■室崎益輝(関西学院大学災害復興制度研究所)
阪神・淡路大震災後の「未来都市型復興ビジョン」はコミュニティを解体し、社会的弱者をさらなる困難に陥れました。東北の復興が同じ轍を踏まないために過去を検証します。

◆11月1日(火)
★女性と障がい者の視点からみる被災、そして被災後。
■瀬山紀子(東日本大震災女性支援ネットワーク世話人)
「被災者」とひとくくりにされる人びとは、複雑で多様な暮らしやニーズをもっています。 「女性」や「障がい者」の視点から、被災地の実態と支援策の課題をお話しいただきます。

◆11月15日(火)
★当事者主導の漁港再生
※講師交渉中
震災復興で声高にいわれる「強い漁業」。大規模化・企業の漁業権取得によってさらなる 市場経済化をすすめる政策に対して、漁民自身の声をお聞きします。

◆11月24日(木)
★かれらが語る“強い農業”、 わたしたちが求める“生をはぐくむ農業”
■明峯哲夫(農業生物学研究室)
政財界は国際的競争力ある「強い農業」をめざし、東北を日本の「食糧供給基地」へと作 り変えようとしています。真の意味での豊かな地域、食と農のあり方をお話いただきます。

◆12月3日(土)14:00~17:00
★合同クラス 徹底ティーチイン
震災と原発事故を受けて 私たちに何ができるか
■中嶌哲演(明通寺住職)
「原発銀座」といわれる若狭で、ねばり強い草の根の反原発運動をくりひろげ、唯一原発の誘致をゆるさなかった小浜。その運動の長年にわたる主導者である中嶌哲演さんを迎え徹底的に話し合います。
※「原発を生む社会とたたかう」クラスと合同

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3)現場を歩き、考える 秋の訪問ツアー―脱原発の地域をつくろう!
  http://act.parc-jp.org/s/fs/autumn2011/fs2011autumn01-206.html

東日本大震災と福島第一原発事故は、私たちの暮らしや社会のあり方に大きな衝撃と問いを投げかけました。「便利で快適な暮らしがしたい」「おカネが一番大事」という価値観やライフスタイルは、実は環境や地域経済、農業や漁業、そして人間らしい暮らし方や豊かな人間関係を壊してきました。このツアーでは、もともとエコや地域、オルタナティブな仕事にこだわり活動してきた現場を訪ね、震災と原発事故後にどのような社会をめざし、どのような選択を日々の暮らしでしていくかを考えます。歩いて、見て、語って、本当に豊かな地域と生き方をともに創っていきましょう!単発での受講もできます。

【講座概要】
・2011年10月~2012年1月
・全4回/定員は各回によって異なります
・受講料は全4回通し参加の場合は38,000円、単発参加の場合は各回の受講料がかかります
・現地集合・解散になります
・プログラムは天候・先方の事情などにより変更することもあります
 (プログラムの詳細につきましてはお問合せください)

◆10月22日(土)~23日(日)1泊2日
福島県喜多方市を訪ねる
★311後の福島で生きる―有機農業者の声を聞く
■浅見彰宏(ひぐらし農園)
福島県の山間地域である喜多方市。この地に有機農業者として新規就農し、長らく地域づくりに取り組んできた浅見さんに、原発事故が福島県の農業者に与えた影響などのお話をうかがいます。夜は新規就農家の皆さんと交流会も持ち、「311後の世界をいかに生きるか」をテーマに対話します。日曜日は喜多方周辺の生産者による「百姓市」の見学、浅見さんが冬の間、蔵人を務める大和川酒造を訪問します。
・単発参加費:18,000円(宿泊費、夕食・朝食、現地での交通費、入浴料、保険代込)

◆11月12日(土)~13日(日)1泊2日
千葉県鴨川市を訪ねる
★持続可能でオルタナティブな里山ネットワークの未来に向けて
■林 良樹(地球芸術家・鴨川自然王国理事・地域通貨「安房マネー」事務局)
鴨川には約300名が参加する地域通貨「安房マネー」があり、ゆるやかなネットワークを形成しています。棚田オーナー制度をはじめ都市農村交流、小型水力発電などの地域で自給エネルギー作り出そうとしています。震災以降、古くからの住民と新住民が力を合わせ、「大山避難村」として地震・原発避難者の支援も行なっています。地域で、仕事もエネルギーも食も自給する生活を体験してみませんか?
・単発参加費:16,000円(宿泊費、夕食・朝食、現地での交通費、保険代込)

◆12月4日(日)
埼玉県小川町を訪ねる
★有機農業がつなげる自給エネルギーと地域循環型経済
■高橋優子(NPO法人生活工房つばさ・遊)
すでに30年以上も前から有機農業の実践を行ない、今では集落全体の仕事づくりや持続可能な経済づくりの中心地となった霜里農場。その理念と実践は全国各地に広がっています。食と農の大切さや、地域の中で食やお金が循環していくことの意義について、NPO団体として地域起こしに取り組む高橋優子さんのお話をうかがいます。訪問後は小川町の温泉や地ビールを楽しみましょう!
・単発参加費:4,000円(べりカフェでのランチ付)
霜里農場までの交通費(往復タクシー代)は別途かかります

◆1月20日(金)
千代田区御茶ノ水GAIAを訪ねる
★あらためて考える「生産者」と「消費者」の豊かな関係
■清水仁司(GAIA代表)
東京の都心・御茶ノ水で自然食材やオーガニック食品、雑貨や本など、環境にも人にも優しい商品を販売する「GAIA」は、老舗のオーガニック・ショップとして多くの人から愛されています。震災後、農産物の放射能汚染が広がっている中で、流通・販売の現場はどのような課題に直面しているのでしょうか。生産者と消費者の橋渡しをする立場から、「脱原発」社会のあり方や食・農のあり方をお話いただきます。
・単発参加費:2,000円

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4)社会にモノ言うはじめの一歩
 活動家一丁あがり!「食と農で世直し!」
  http://www.parc-jp.org/freeschool/2011/kouza/kouza_icchoopal.html

 「食や農が大好き」「日本の農業を守りたい」というあなた、エコ・ロハスをきっかけに「もっと自分で動いてみたい・・」というあなた!はじめの一歩、動き出してみませんか?
 食と農にかかわりながら、社会をよりよくする方法はたくさんあります。就農する、生産者と消費者をつなぐ、環境や食に取り組むNPO・NGOとして制度や政策に働きかける、イベントや講演会で日本の食や農の現状を広く市民に訴えかける・・・。今、具体的に「こうやって農業を盛り上げよう」「この仕事で世直ししよう」というアイデアがある人はもちろん、ない人も歓迎です。これから、同じ思いを持った仲間と一緒に考えていきましょう!
 この講座では、生産者と消費者の橋渡しを長年行ってきた生活協同組合のパルシステムのプロデュースにより、農に関心のある若者が日本の食と農の現実と課題を知り、「食と農で世直し!」をテーマに、多様なチャンネルから自分に何ができるのかを考え、将来を担う若者の視点で農業の意義や課題を社会に発信していける活動家となることを目指します。各講座を通してグループごとに「世直しプラン」を作成し、卒業イベントで社会に向けて発表します。

【講座概要】
●対象:「食と農で世直し」に関心のある20-30代の若者。
●募集人数:30名 ●受講料: 3,000円(全6回) 
●2011年10月~2012年2月 ●場所:主にパルシステム連合会東新宿本部

【予定】
★10/20(木)19:00-21:30 オリエンテーション&トークセッション
「食と農を軸にした世直し例の紹介・提案」
◎挨拶:山本伸司(パルシステム連合会理事長)
   湯浅誠(活動家一丁あがり実行委員会・反貧困ネットワーク事務局長)
◎トークセッション:大江正章(PARC代表理事・コモンズ代表)
          高橋宏通(パルシステム連合会産直推進部長)

★10/29-30(土日)1泊2日 合宿@千葉県旭市
生産者に話を聞こう!若者の世直し当事者に話を聞こう!そして一緒に考えよう!旭市海上で産直事業拡大、生産者・消費者交流、地域活性化に取り組む産地を訪れ、その思いを聞きます。また、実際に就農した若者やNPOで活躍する若者を呼んで交流し、「問題は何なのか」を一緒に考えましょう。農作業体験もお楽しみに。
石毛正敏(うなかみの大地代表取締役社長)・ほか

★11/17(木)19:00-21:30
講義「生き方と農~半農半X~」+世直しプラン作り
食・農とともに生きることは、生き方、暮し方を見直すきっかけにも。「半農半X」のコンセプトで、X(天職)と農ある小さな暮らしを提唱する塩見さんにお話しいただきます。また、いよいよグループワークで「世直しプラン」の作成にとりかかります。
塩見直紀(半農半X研究所代表)

★12/15(木)19:00-21:30
講義「食から農の課題を解決~消費者運動の軌跡~」+世直しプラン練り直し一人ひとりの消費者が食卓の安全安心を求めて動いてきた、その軌跡を話します。

★1/12(木)19:00-21:30
世直しプラン最終まとめ&模擬発表と見直し卒業イベントに向けて、プラン作成も終盤を迎えます!様々な立場の活動家からアドバイスを受けながら、仕上げていきましょう。

★2/4(土)午後時間未定 卒業イベント
第1部:「食と農でどう世直しするか」パネルディスカッション
第2部:受講生のプラン発表
いよいよ最終回は、「食と農で世直し」をテーマにパネラーを招いての卒業イベントを開催します。このイベントはみなさんがつくったプランの発表会でもあります。専門家やマスコミ、行政など、たくさんの人を集めて発信しましょう!

※スケジュール・内容は変更の可能性があります。
※合宿は宿泊・食費(4,000円程度を予定)+交通費が別途かかります。

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■お申込み・お問合せ■
特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)/PARC自由学校
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
TEL.03-5209-3455 FAX.03-5209-3453
E-mail: office@parc-jp.org
HP http://www.parc-jp.org/
Twitter:http://twitter.com/parc_jp

台風も過ぎ去り。

2011年09月07日 16時34分43秒 | 
 台風が過ぎ、快晴になりました。年々、自然の猛威に怯える回数が増えているような気がします。共同研究のアンケート調査票の作成、印刷、封入、ポスティングをこなし、明日は再び小川町へ行き、ヒアリング調査です。そのまま長野に帰ろうかワンクッションおいて9日に帰ろうか悩み中です。

 冬瓜が徐々に大きくなっています。母親は遅い遅いと言っていますが、種まいて、植え付けた日が遅かったので、遅いに決まっています。白くトゲのようなもので覆われたら収穫適期らしいので、それまで待ちましょう。敷き藁とかしてないので大丈夫かしら。

     

 葉物も順調そうです。間引かないと。

     

     

 モグラと格闘している大根も枯れていないようなので、大丈夫のようです。

     

 母親が言うには、知り合いが穴と穴を塞いで、煙かなんか入れてやっと1匹のモグラを捕獲したと言っていましたが、そんなことしてたら畑が荒れちゃいそうです。モグラも見てみたいものです。

 スケジュールを整理していたら、10月末の学会発表まであまり時間がないことに焦りだしました。レジュメを書き始めていますが、順調にいくかな、どうだろうか。その間、長野、鳥取、島根、大阪など、出かけたり、イベントも多いので、時間がある時に集中してまとめなければ。
 
 12月は有機農業学会です。北海道大学で。どういうネタで報告しようか迷い中ですが、久々の北海道、楽しみです。友人や知り合いのとこに泊めさせてもらいながら、ゆっくり南下する計画を立てましょうかね。