連続でイベント告知になります。僕が事務局を引き受けている研究会が中心となって、「原発と有機農業~それでも種を播こう~」という集会を10月16日(日)に開催します。脱原発社会はもちろんですが、原発推進派だけでなく、脱原発を訴える人たちにも向けたメッセージになるはずです。
問題提起してくださる方々も渋い面々です。有機農業と題していますが、その中身は「農」の本質的な部分をつくもので、有機農業に関わっている人たちだからこそ発信できるメッセージだと思います。
僕は当日、スタッフとして会場をうろちょろしていると思います。
詳細はこちらから↓
http://www.commonsonline.co.jp/111016genpatu_yuuki_tirasi.pdf
以下、内容になります。
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シンポジウム
原発と有機農業 ~ それでも種を播こう ~
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呼びかけ文
2011 年3 月11 日。東日本に大地震、次いで大津波が襲来。被災した東京電力福島第一原子力発電所はすべての電源が停止し、原子炉は次々とメルトダウン。こうして膨大な量の放射性物質が空中に放出され、大地に降り注ぎ、海に流れ込みました。そのとき以来、私たちは、いつ果てるともわからぬ悪夢の中にいます。
この事態は農業、とりわけ自然の循環を活かし健康な作物・家畜を育てようとする有機農業へ深刻な打撃を与えました。畑の土、田に引き入れる水、堆肥にする里山の落ち葉、家畜に与える草……、これらのすべてが汚染されたからです。
自然に寄り添おうとすればするほど、汚染の高い収穫物を生み出すしかない。この不条理を私たちはどのように考えたらいいのでしょうか。
いったん放出された放射性物質は長い年月、自然を汚染し続けると言われています。私たちは好むと好まざるとにかかわらず、放射能と共存せざるを得ない時代を迎えたのです。自然から逃げ出すことはかないません。それでも、私たちは種を播き続け、その恵みで生きていくほかないのです。
放射能との共生!? それはどういうこと? そして、それはいかにして? 私たちに突きつけられている問題はかくも深刻です。いま危機にある有機農業。それを力強く継続・発展させようと願う立場から、本シンポジウムは企画されました。食べもの、農業、環境、そして人間のくらしのあり方に関心のある多くの方々が参加され、この困難な課題を共に考えられますよう、心から呼び掛けます。
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日 時 10 月16 日(日)13 時半~(13 時開場)
会 場 在日本韓国YMCA9階国際ホール
(東京都千代田区)※詳細は下記参照
参加費 1000 円(資料代)
お申込は不要です。当日直接、会場へお越しください。
http://www.commonsonline.co.jp/111016genpatu_yuuki_tirasi.pdf
第1部 問題提起 13:30~15:40
▼私たちはここで暮らし安全な水土を取り戻します
菅野正寿(NPO法人ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会理事、有機農業者)
▶解説 飯塚里恵子(茨城大学農学部特別研究員)
▼有機流通の現在―福島原発事故にどう向き合っているのか
三浦和彦(安全な食べものネットワーク オルター顧問)
▼有機農業は自然との共生
明峯哲夫( 農業生物学研究室主宰、NPO法人有機農業技術会議代表理事)
▼反原発から自然共生・農本の地平へ―高木仁三郎さんの歩みを引き継いで
中島紀一(茨城大学農学部教授)
第2部 パネルディスカッション 15:50~17:00
▶パネラー
明峯哲夫・菅野正寿・中島紀一・三浦和彦
▶コーディネーター
大江正章(コモンズ代表、PARC代表理事)
■問題提起者紹介■
菅野正寿(すげの せいじ)
1958 年、福島県二本松市旧東和町生まれ。農林水産省農業者大学校卒業後、農業に従事。現在、水田2.5ha、野菜・雑穀1ha、雨よけトマト14 a、農産加工(餅、おこわ、弁当)による複合経営(あぶくま高原遊雲の里ファーム)。NPOゆうきの里東和ふるさとづくり協議会理事、ふくしま東和有機農業研究会副会長、福島県有機農業ネットワーク代表。共著に『脱原発社会を創る30 人の提言』(コモンズ、2011 年)。
三浦和彦(みうら かずひこ)
1946 年、大阪市生まれ。北海道大学大学院修士課程修了。土壌微生物学、土壌生態学専攻。消費者自給農場「たまごの会」農場スタッフなどを経て、共同購入組織NPO安全な食べものネットワーク オルター顧問。NPO有機農業技術会議副理事長。生産者の工夫と想いを乗せて有機農産物が適切に流通できる格付けシステムを若いスタッフと研究し続けている。共著に『生涯百姓――久門太郎兵衛の世界』(創芸出版、1999 年)、共訳書に『アニマルマシーン――近代畜産の悲劇』(講談社、1979 年)など。
明峯哲夫(あけみね てつお)
1946 年、埼玉県生まれ。北海道大学大学院農学研究科博士課程中退。「たまごの会」の創設運動に参加して以来、一貫して自給にこだわり続けるとともに、人間と環境、人間と生物のあるべき関係について考察してきた。2011年よりNPO有機農業技術会議代表理事。著書に『ぼく達は、なぜ街で耕すか』(風涛社、1990 年)、『都市の再生と農の力』(学陽書房、1993 年)、『街人たちの楽農宣言』(編著、コモンズ、1996 年)など。
中島紀一(なかじま きいち)
1947 年生まれ。東京教育大学農学部卒業、鯉淵学園教授などを経て、2001 年から茨城大学農学部教授。専門は総合農学、農業技術論、農業政策論。日本有機農業学会会長、茨城大学農学部長、全国有機農業推進委員会会長などを務め、有機農業推進法の制定に民間運動の側から尽力してきた。主著に『有機農業政策と農の再生』(コモンズ、2011 年)、『有機農業の技術と考え方』(編著、コモンズ、2010 年)、『食べものと農業はおカネだけでは測れない』(コモンズ、2004 年)など。
アクセス&マップ
在日本韓国YMCA9階国際ホール
※地図はコチラをご覧ください→http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/
住所◆ 101-0064 東京都千代田区猿楽町2-5-5
電話◆ 03-3233-0611 FAX ◆ 03-3233-0633
交通◆ JR 総武線 水道橋駅徒歩5 分
JR 中央線・地下鉄丸ノ内線 御茶ノ水駅徒歩9 分
東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄新宿線、都営地下
鉄三田線 神保町駅徒歩7 分
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■主催 有機農業技術会議
■共催 アジア太平洋資料センター(PARC)、コモンズ
■お問い合せはコモンズまで■
〒161-0033 東京都新宿区下落合1-5-10-1002
電話: 03-5386-6972 FAX : 03-5386-6945
info@commonsonline.co.jp
http://www.commonsonline.co.jp/
問題提起してくださる方々も渋い面々です。有機農業と題していますが、その中身は「農」の本質的な部分をつくもので、有機農業に関わっている人たちだからこそ発信できるメッセージだと思います。
僕は当日、スタッフとして会場をうろちょろしていると思います。
詳細はこちらから↓
http://www.commonsonline.co.jp/111016genpatu_yuuki_tirasi.pdf
以下、内容になります。
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シンポジウム
原発と有機農業 ~ それでも種を播こう ~
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呼びかけ文
2011 年3 月11 日。東日本に大地震、次いで大津波が襲来。被災した東京電力福島第一原子力発電所はすべての電源が停止し、原子炉は次々とメルトダウン。こうして膨大な量の放射性物質が空中に放出され、大地に降り注ぎ、海に流れ込みました。そのとき以来、私たちは、いつ果てるともわからぬ悪夢の中にいます。
この事態は農業、とりわけ自然の循環を活かし健康な作物・家畜を育てようとする有機農業へ深刻な打撃を与えました。畑の土、田に引き入れる水、堆肥にする里山の落ち葉、家畜に与える草……、これらのすべてが汚染されたからです。
自然に寄り添おうとすればするほど、汚染の高い収穫物を生み出すしかない。この不条理を私たちはどのように考えたらいいのでしょうか。
いったん放出された放射性物質は長い年月、自然を汚染し続けると言われています。私たちは好むと好まざるとにかかわらず、放射能と共存せざるを得ない時代を迎えたのです。自然から逃げ出すことはかないません。それでも、私たちは種を播き続け、その恵みで生きていくほかないのです。
放射能との共生!? それはどういうこと? そして、それはいかにして? 私たちに突きつけられている問題はかくも深刻です。いま危機にある有機農業。それを力強く継続・発展させようと願う立場から、本シンポジウムは企画されました。食べもの、農業、環境、そして人間のくらしのあり方に関心のある多くの方々が参加され、この困難な課題を共に考えられますよう、心から呼び掛けます。
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日 時 10 月16 日(日)13 時半~(13 時開場)
会 場 在日本韓国YMCA9階国際ホール
(東京都千代田区)※詳細は下記参照
参加費 1000 円(資料代)
お申込は不要です。当日直接、会場へお越しください。
http://www.commonsonline.co.jp/111016genpatu_yuuki_tirasi.pdf
第1部 問題提起 13:30~15:40
▼私たちはここで暮らし安全な水土を取り戻します
菅野正寿(NPO法人ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会理事、有機農業者)
▶解説 飯塚里恵子(茨城大学農学部特別研究員)
▼有機流通の現在―福島原発事故にどう向き合っているのか
三浦和彦(安全な食べものネットワーク オルター顧問)
▼有機農業は自然との共生
明峯哲夫( 農業生物学研究室主宰、NPO法人有機農業技術会議代表理事)
▼反原発から自然共生・農本の地平へ―高木仁三郎さんの歩みを引き継いで
中島紀一(茨城大学農学部教授)
第2部 パネルディスカッション 15:50~17:00
▶パネラー
明峯哲夫・菅野正寿・中島紀一・三浦和彦
▶コーディネーター
大江正章(コモンズ代表、PARC代表理事)
■問題提起者紹介■
菅野正寿(すげの せいじ)
1958 年、福島県二本松市旧東和町生まれ。農林水産省農業者大学校卒業後、農業に従事。現在、水田2.5ha、野菜・雑穀1ha、雨よけトマト14 a、農産加工(餅、おこわ、弁当)による複合経営(あぶくま高原遊雲の里ファーム)。NPOゆうきの里東和ふるさとづくり協議会理事、ふくしま東和有機農業研究会副会長、福島県有機農業ネットワーク代表。共著に『脱原発社会を創る30 人の提言』(コモンズ、2011 年)。
三浦和彦(みうら かずひこ)
1946 年、大阪市生まれ。北海道大学大学院修士課程修了。土壌微生物学、土壌生態学専攻。消費者自給農場「たまごの会」農場スタッフなどを経て、共同購入組織NPO安全な食べものネットワーク オルター顧問。NPO有機農業技術会議副理事長。生産者の工夫と想いを乗せて有機農産物が適切に流通できる格付けシステムを若いスタッフと研究し続けている。共著に『生涯百姓――久門太郎兵衛の世界』(創芸出版、1999 年)、共訳書に『アニマルマシーン――近代畜産の悲劇』(講談社、1979 年)など。
明峯哲夫(あけみね てつお)
1946 年、埼玉県生まれ。北海道大学大学院農学研究科博士課程中退。「たまごの会」の創設運動に参加して以来、一貫して自給にこだわり続けるとともに、人間と環境、人間と生物のあるべき関係について考察してきた。2011年よりNPO有機農業技術会議代表理事。著書に『ぼく達は、なぜ街で耕すか』(風涛社、1990 年)、『都市の再生と農の力』(学陽書房、1993 年)、『街人たちの楽農宣言』(編著、コモンズ、1996 年)など。
中島紀一(なかじま きいち)
1947 年生まれ。東京教育大学農学部卒業、鯉淵学園教授などを経て、2001 年から茨城大学農学部教授。専門は総合農学、農業技術論、農業政策論。日本有機農業学会会長、茨城大学農学部長、全国有機農業推進委員会会長などを務め、有機農業推進法の制定に民間運動の側から尽力してきた。主著に『有機農業政策と農の再生』(コモンズ、2011 年)、『有機農業の技術と考え方』(編著、コモンズ、2010 年)、『食べものと農業はおカネだけでは測れない』(コモンズ、2004 年)など。
アクセス&マップ
在日本韓国YMCA9階国際ホール
※地図はコチラをご覧ください→http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/
住所◆ 101-0064 東京都千代田区猿楽町2-5-5
電話◆ 03-3233-0611 FAX ◆ 03-3233-0633
交通◆ JR 総武線 水道橋駅徒歩5 分
JR 中央線・地下鉄丸ノ内線 御茶ノ水駅徒歩9 分
東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄新宿線、都営地下
鉄三田線 神保町駅徒歩7 分
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■主催 有機農業技術会議
■共催 アジア太平洋資料センター(PARC)、コモンズ
■お問い合せはコモンズまで■
〒161-0033 東京都新宿区下落合1-5-10-1002
電話: 03-5386-6972 FAX : 03-5386-6945
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