おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

小川町から塩尻へ。

2010年09月07日 19時09分42秒 | 有機農業
 9月5日は小川町へ行きました。僕がお世話になっているNPOの方が主催する地域づくり講座に参加するためです。

 どうしても1回分余ってしまう青春18切符を使いました。登戸から立川へ行き、立川から青梅線、八高線を乗り継ぎました。久々に八高線に乗り、とことこと風景を眺めながらゆったりとした時間でした。八高線のあの雰囲気、なんか一気に田舎になるというか独特ですよね。きっとファンも多いでしょう。

 小川町の図書館での講義でした。午前中は、図書館で資料収集(小川町の図書館はとてもオシャレ)。師匠である霜里農場、金子美登さんも参加されていて、席を隣同士にしたので緊張で眠りもせず、集中しました。

 というか、講師の山梨県北杜市で活動するNPO法人えがおつなげての曽根原さんの話は飽きさせませんでした。プレゼンテーション能力がすごいです。つなり、話力が魅力的です。実践者ならでは、楽しくてしょうがいというのがその表情と語り口から全面に出ていました。これは研究者と実践者の決定的な違い。。。

 農村の資源と都市のニーズをどう掛け算してビジネスし、どっちも幸せになる都市農村交流をしていくのか。よく、農村には魅力的な資源がたくさんあって、都市の人たちはそれを求めているといいますが、具体的な方策はなかなか示されません。抽象的なレベルでとどまってしまいますが、実際に具体的にどうやっていくのかとなると頭の抱えどころです。

 曽根原さんはまさしくその方策を具体的に示してくれます。それを学ぶのがこの連続講座です。おそらく現場に出る研究者もこうしたキーパーソンになりうるとも思います。誘っていただいて感謝しています。参加者も魅力的です。宿題も出たので、こちらもがんばります。

 懇親会はベリカフェです。小川町の地ビール、小川町と高畠町の有機米でできた小川の自然酒が飲み放題。途中から友子さんもいらっしゃって、楽しくお酒が飲めました。

 結局、「農場に泊まっていきなさい」と言っていただいたので、お言葉に甘えて、残ったビールを霜里農場に持ち帰り、研修生や美登さん、友子さんたちとビールや地酒をたらふくいただきました。楽しかったです。

 おいしいお酒を飲むと二日酔いになりません。不思議です。朝、塩尻に直接向かった次第です。

 ちなみに、コモンズから出た『有機農業の技術と考え方』が2ヶ月連続で農業書センターの売り上げ9位に入ったそうです。うれしいです。朝、農業新聞を読んでいた友子さんが教えてくれました。ご一読を。



  
 




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1 コメント

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Unknown (タカ)
2010-09-08 21:55:34
その内容今度ぜひ大学院で教えてください!!
とても知りたい内容です。
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