おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

暑い日が続きます。

2012年07月30日 21時47分48秒 | 
 それにしても毎日うだるような暑さが続きます。アパートのエアコンが壊れていて、土曜日に修理を頼んでいますが、窓を開けっ放し、氷まくらでなんとかもち堪えています。もしやエアコンなしでもいけるかと思いながらも、お酒を飲んだ日の夜はアルコールを分解するのに水分が使われるからと忠告を受け、やはりエアコンはあったほうがよいという結論に至ってます。

 大学はようやく前期の試験が終わり、監督業務からも解放されました。なので、先週はまったく帰省できませんでした。21日の午前中に慌ただしく、雨がやんだその合間を縫って、人参をまきました。1回目です。いつもの筑摩野5寸と初めてまく紅福越冬5寸です。さあどうでしょう。

 まだ芽は出ないと思いますが、これが送られてきた写真です。

      

 母親は「何かが出てる」と言ってましたが、写真を見る限り、完全に、この前に育てていた小松菜やアブラナ科の葉物の芽で覆われています。花を咲かせ、種をおとし、それを鋤きこんでしまったので、こうなったんでしょう。大丈夫かな。いざとなったら、ここはまた葉物にして、別のところに人参をと考えていますが、とにかくこの葉物はせっかくなので有効に使いたいところ。予期せぬ出来事でした。

 もう枝豆食べれるそうです。おいしそう。

      

 さて、もうそろそろ研究室を出ますかね。今日は早めに終わらせようと頼まれている原稿を1本書いてました。そんなに長いものではありませんが、集中して書いていると、考え込んで、ほかのものが手につかなくなります。

 勝俣ゼミの後輩に頼まれている修士論文構想とフィールドワーク計画へのコメントも書き終えました。明日直接会って渡すので、きちんとアドバイスしなければなりませんね。

 夏休みはもうちょっとゆっくり過ごそうと思ってましたが、忙しそうです。9月はICUで対談形式の特別授業によんでいただきました。異種格闘技です。これは僕も今からワクワク楽しみにしています。そして、秋学期からはある大学で非常勤講師も頼まれているので、その準備にもとりかかっています。だいたいスケジュールは立てました。こちらも楽しみです。

7月20日作業メモ。

2012年07月20日 23時51分57秒 | 
 今日は少しだけ晴れ間がのぞいたと思いきや、雨が降ったりやんだり。午後からはずっと雨でした。けっこう強めの。長野市のほうでは避難勧告が出たようです。

 お天気との相談なので、予定していた作業がすすまないのはしょうがないですね。ジャガイモの収穫や人参の種まきは延期です。

 午前中は、大豆(小糸在来)と白花豆の種まきです。大豆は枝豆用で食したいと思い、白花豆はこの時期でも大丈夫かなと少々心配しています。

 お昼から午後にかけては、雨のなか、パイプ支柱にきゅうりネットをようやくはり終え、ジャガイモをぬか袋におさめました。

 ネットをはっていたところ、となりのおばさんから立派すぎるキュウリとパセリをいただきました。「キュウリできてる?」と聞かれ、「まだ苗が小さくて」と苦笑いしながらこたえ、ついでに、色々と食べ方、保存の仕方も教えていただきました。家庭菜園のチカラはすごいもんです。

 明日も雨かしら。上京するまでに少しは作業できるといいな。

 雨が降る中、畑を眺めていると、大きなカエルはビュンビュン畑の中を飛び回っていますが、小さなカエルは葉っぱの上で休憩していました。

 ほったらかしのイチジクの葉で空を眺めるカエル。
 
      

 きっと丈夫な葉の上で、居心地がいいんでしょうね。

TPPでは生きられない!?―私たちの暮らしは私たちがつくる

2012年07月20日 06時45分37秒 | イベント
 当初、PARC自由学校での連続講座だったと思いますが、単発で受講可能のようです。受講料も安く、ぜひおススメです。

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【転送・転載歓迎!】

★特別連続講座★
TPPでは生きられない!?―私たちの暮らしは私たちがつくる


 TPP(環太平洋連携協定)に大きな関心が寄せられています。2010 年秋に突如提案され、国民の間での議論や合意がないままに、2011 年11 月のAPEC にて、事実上の「参加表明」がなされました。実はこのTPP は、国家間の貿易協定というだけの意味以上に、私たちの暮らしの隅々や社会の基盤、国のカタチまでをも大きく変える危険性を持っています。TPP に日本が参加すると、農業や漁業、労働や医療・保険など多くの分野で何が起こるのでしょうか?
 このクラスでは2012 年度に実際に進行していくTPP の参加国交渉の行方をフォローしつつ、TPP そして自由貿易が私たちの暮らしや社会にもたらす問題点を明らかにしていきます。最終的には、中国・インドなどのアジアの大国と米国とのパワーゲームの中で、アジア全体の経済をどのように構想していくかを議論します。集会情報の共有も行なうアクティブな連続講座です。

●全5回開催(単発参加可能)
●参加費:各回800円(当日お支払いください)     
※PARC会員、TPPに反対する人々の運動会員は500円(要事前予約)

●会場:連合会館(旧総評会館)5F 501会議室(定員40人/予約優先)    http://rengokaikan.jp/access/index.html
    
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11    
東京メトロ千代田線  新御茶ノ水駅  B3出口(徒歩0分)    
東京メトロ丸ノ内線  淡路町駅  B3出口(徒歩0分)    
都営地下鉄新宿線  小川町駅  B3出口 (徒歩0分)    
JR中央線・総武線  御茶ノ水駅  聖橋口 (徒歩5分)

★お申込み★
お名前、参加希望日、連絡先(メールアドレス、電話番号など)を明記の上、下記までお送りください。
TPPに反対する人々の運動 事務局(担当:上垣)
千葉県船橋市本郷町677-1 西船プレジオ704号
TEL&FAX: 047-702-8312メール: uegaki@smn.co.jp

こちらの申込フォームからもお申込みいただけます。http://my.formman.com/form/pc/JEkFT0ndAhzyjv7v/

※この講座は「PARC自由学校」と「TPPに反対する人々の運動」の共催で開催致します。

【講座内容】
◆第一回 7/23(月) 18:30~20:30
★ネットでコンテンツをダウンロードしたら訴えられる!?─知的財産等の「非関税障壁の撤廃」が生活の隅々に
■福井健策(弁護士/ ニューヨーク州弁護士/ 日本大学芸術学部 客員教授)
 いまや著作権などの知的財産権は、コンテンツ・IT産業のゆくえ、ネット・医薬品など私たちの日常生活を大きく左右し、欧米でも国民的論争を招く。TPPでの影響を考える。

◆第二回 9/3(月) 18:30~20:30
★かんぽ・共済も危ない!私たちの金融資産が米国政府と外資に吸い取られる!?
■菊池英博(日本金融財政研究所 所長・経済アナリスト/ 元文京学院大学・同大学院 教授)
 日本は現在、歴史的な岐路に立っております。新自由主義・市場原理主義に騙されたことが分かった国民は政権交代を求めましたが、菅政権、野田政権になるにつれ、再び新自由主義による日本国民の富の収奪が一層激しくなり、その手段がTPP に集約されております。それを金融・投資の面に絞ってお話しします。原発事故と放射能は“私たちの暮らしの今”の危うさを様々な局面から映し出した。分断された糸をつなぎ直す作業は、新しい価値を据え直す希望への営みでありたい。

◆第三回 9~10月で調整中
★TPP は地域経済も地方自治も破壊する
■岡田知弘(京都大学公共政策大学院 教授)
 TPP は、農業だけでなく地域の産業・経済を破壊し、住民の暮らしを危機に陥れるだけでなく、国家主権も地方自治も壊す危険がある。これに対抗する地域経済と地方自治の持続的発展の方向性も展望する。

◆第四回 11/5(月) 18:30~21:00
★アジアの平和も脅かすTPP―米国の対中国・対アジア戦略を読む
■越智道雄(明治大学 名誉教授)
 EU 成立の核は、仮想敵ロシアへの経済的対抗圏形成を目指して歴史的な宿敵、独仏が恩讐を越えて手を組めたことだった。これを単純に東アジアに当てはめると、仮想敵・中国を視野に日韓が恩讐を越えて組むしかない。ところが、東アジアの核は南シナ海沿岸諸国で動いている。これに日韓と米豪NZ(UNZUS 同盟)がどうからむか?

◆第五回 11/19(金) 19:00~21:00
★【対談】いま、交渉はどうなっているのか─日本の戦略を問う
■篠原 孝(民主党 衆議院議員)
 TPP は、加盟国間の取引の関税をゼロにするものである。日本経済の停滞を打開すると鳴り物入りで紹介されるが、研究を進めれば進めるほど危険に満ちていることが判明した。その実態を明らかにする。

■山田俊男(自由民主党 参議院議員)
 「聖域なき関税撤廃」を原則とするTPP は形と内容が悪い。アジアモンスーン下にある日本やアジアの農業を守るためには、「各国の多様な農業の共存」の原則が必要である。

映画&トーク オーガニックの集い(8月25日)

2012年07月20日 06時39分53秒 | 有機農業
 以下、トークゲストの島岡さんからご案内をいただきました。明学時代はあーすぷらざもよく利用しましたね。お近くの方はぜひ。

●「映画&トーク オーガニックの集い」のご案内

■日時:8月25日(土)13:30~16:30
 
  映画 13:30~15:00
 トーク 15:00~16:00
    (相原成行さん、久保田裕子さん、島岡博子さん)

 
■会場:あーすぷらざ(地球市民かながわプラザ)映像ホール
    JR根岸線「本郷台駅」改札を出て左すぐ
    〒247-0007 神奈川県横浜市栄区小菅ヶ谷1丁目2-1
    電話 045-896-2121
■参加費:500円

■上映作品:「太陽の女王 蜜蜂と生きる」
      世界中で蜜蜂が消えている。いったい何が、蜜蜂に起きているのか。
      自然の摂理に沿った人間の文化を、蜜蜂と共に探る―美しい映像で
      綴る養蜂家、科学者、哲学者からの心のメッセージ。
      (制作・著作 Collective Eye Productions 2011)
      (日本語字幕版 日本有機農業研究会科学部)      

■主催:神奈川県有機農業研究会 

■申込み:日本有機農業研究会事務局
      電話  03-3818-3078
      E-mail info@joaa.net

7月19日作業メモ。

2012年07月19日 22時51分47秒 | 
 今期最後のゼミを終え、18日に帰省しました。帰って早々、1軒だけ野菜を送るために畑へ。
 
 今日は本当に暑くて、余裕で30℃を超えていたと思います。暑くて、作業しては少し休んで水分補給を繰り返し、着替えも3~4回しました。

 ようやくパイプ支柱のネットをはろうと、邪魔になりそうな草を刈り、来週は試験監督でほとんど帰ってこれないので、ついでに気になるところをとにかく全部除草です。

 そしてジャガイモ収穫。ダンシャクが枯れ、収穫時でした。ただ、あまり芽は伸びず、芽かきもせず、今年も昨年同様そんなに大きくない、量も少ないかなと思いながら。

 雑草が生い茂り、鍬は入らないため、それを抜きながらの作業。大きな草を抜くたび、少ないながらもジャガイモが姿をあらわし、収穫なんだか、除草なんだかよくわからない感じでした。

 晴れていたので、掘ってそのまま天日干し。

      

 例年のごとく、ダンシャクはそんなに多くない。ただ、昨年よりも大きさはいいんじゃないでしょうか。

      

 売り物に比べたら大きくないですが、少し小さめのほうがおいしいですからね。

      

 明日は、メークインの収穫できるかな。

 畑の様子を少し紹介。こちらはつるなしインゲン。ジャラジャラ実ってます。一株で40~50本くらいできてますかね。収穫がまったく追いつきません。膨らみすぎると、かたくなってしまう。大きめのものでも天ぷらにするとうまい。

      

 時間差でまいたインゲンも、もう収穫できそう。もう少しゆっくり育ってもらいたい。うれしい悲鳴ですが。

       
  
 なぜかニョキニョキと存在感のあるキクイモ。イモがそのまま土の中に残っていて出てきました。

           

 モロヘイヤも直まきからよく育ってくれました。間引きをしようかと思いましたが、生命力強いからこのままにしておこう。

      

 これも直まき、ズッキー二もようやくここまで成長しました。草の中にあったので、周囲をいったん刈り、お目見えです。

      

 オカノリも間引き作業が追いつかず、どうかなと思ってましたが、ぐんぐん伸びて、今はこの状態。

      

 花が咲いたら、上の部分を切って、わき芽を伸ばします。なんだか良く育ちました。大きくなった葉は湯がき、小さなわき芽は天ぷらです。栄養も豊富で、おいしい。おススメです。