おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

4月26日作業メモ。

2012年04月26日 18時29分28秒 | 
 今日は雨が降る降ると言っていたわりには、パラパラ程度でした。しかも降ったりやんだりだったので、お、振り出したと思い、作業を終えて、家にあがるとやんだり。なので、明日は曇り予報のはず・・・ということで、畑での作業は明日進めることにし、種まきに励みました。

 それと、マイカー線や新しい作業靴を買いに出かけたり。ホームセンターは農業資材や苗を買い求めるお客さんで大賑わい。僕もパイプ支柱やネットを買わなければなりません。ヤーコンの苗ももうありました。今年は育てたい。それにしても、歯科大の桜がとても綺麗でしたね。

 さて、連結ポットに中長ナスやセルリー、リーフレタスの種まき。セルリーは初めて育てるのですが、種もこの刺激的な香りがするんですよね。

    

 これは、山椒の木。まだ小さいです。昨年、鳥取から持ち帰り、根付きました。山椒はなかなか根付かないようです。冬になると、葉を全て落とし、大丈夫かなと見守っていましたが、温かくなり、新しく芽吹き始めました。感動です。どのように育っていくのか、まったく初めてなので、楽しみです。

 どうでもいい話ですが、今日は、久々に履歴書を書くため、ヒゲを全て剃りました。ここ8年ほど、なんだかんだ、どこかしらヒゲを残していましたが、勝負の年にふさわしく、スッキリです。また、生やしますが。

 テープおこしをしながら、原論研の議事録をまとめたり、投稿する予定の論文を精読したり、今夜は読書に励みます。晴耕雨読、理想的な暮らしです。

4月25日作業メモ。

2012年04月25日 23時11分30秒 | 
 本日帰省しました。午前中に帰省。日中は晴々でとてもよい気分。いつも夜に帰省するので、景色を見ながらというわけにはいきませんが、今日は電車に乗りながら、田畑の様子や山の様子を眺めていました。

 松本は27度の最高気温だったようです。たしかに午後から畑に出ましたが、暑かったですね。明日から雨ということで、葉物の種まき2回目です。みず菜を2条とコマツナ2条、あとはコカブを1条です。

 先週、先々週直まきした葉物なども芽を出し始めました。

    

    

 ニラはぐんぐん伸びています。

    

 うちの畑だけ、タンポポが咲き誇っています。その他もろもろ賑やかです。

 明日は雨ですかね。ポットに種まきぐらいはできるかな。

4月18日、19日作業メモ②

2012年04月20日 23時41分45秒 | 
 畑で作業をしていると、ふとこれまで気付かなかったことに改めて気付かされました。

 うちは、家の裏にある1枚の畑で野菜を育てていますが、小さな道路を挟んで、その奥にさらに2枚の畑がつながっています。暑い暑いと少し汗をかきながら、道路を挟んで奥にある、ほとんど作付していない畑を眺めました。

    

 ま、見てのとおり、おそらく周囲が迷惑がっているだろうという感じで、草に覆われています。これはこれできれいなんですが。。。景観ではなく、よく見ると、右端の部分は草が生えていません。実は、ここだけ葉物やトウガンを夏から秋にかけて育てていました。草を刈り、敷き詰めるという作業を繰り返していたところです。そのため、見事に草が抑えられています。

    
 
 これが、草を抑えている場所です。正直、人の手が入っているところとそうでないところでは、こんなに違うものかと思い、ビックリしたわけです。この状態を見る限り、草は持ち出さず、ある程度伸ばして、敷き詰めていけば、春先まで草を抑えてくれます。しかも天敵の住処にもなる。直まきはもちろんですが、うまくいけば、夏野菜の苗だって、耕さずに定植できます。しかも、枯れ草の下は、微生物や小動物の活動が活発で、非常に柔らかい。そこだけ削れば、容易に作業ができます。

 確か季刊地域の最新号に耕作放棄地の活用対策で、耕作放棄地はむしろ自然農法に向いているようなことが書かれていました。確かにそうだと思いますが、耕作放棄地だけではなく、耕作しながらも自然農法に向く圃場環境を整えていくこともできるはずです。

 たとえば、隣のおじさんなんかは、ほんのちょっと草が生えたら、それを削っていくわけです。確かに草を生やさない百姓がまじめな百姓ですから、少なくともこれまでの、近代農業の価値体系では。それは熱心でいいことですが、どうも、暑い中、毎日のように草をけずる姿を見ていると、大変な作業だなと思ってしまいます。労力の軽減にもなり、他の作業に時間を割くことができます。ただ、僕が周囲をそのように見ているのと同じく、僕は草と共生していると思っていますが、周りからみたら、格闘しているように見えているんでしょう。暑い時期は、農的ライフスタイルなんでかっこいいこと言っている余裕が全くない状況で、しかめっ面で作業していますからね。もっと、顔だけは平然としていれば、見方も変わるかな。。。

 とにかく、草との付き合い方はもう一度、見なおさなければならないですね。

 と、畑で作業しながら色々と考えていました。

 作業をしていると、どうもいつもは美しく聞こえる小鳥たちの鳴き声が美しいを通り越して、うるさく、なんだと思って見ていると、捨てられたリンゴをつっついて、遊んでいました。おいしかったんでしょうかね。母親が捨てたようです。

4月18日、19日作業メモ①

2012年04月20日 23時11分04秒 | 
 今週も火曜日の夜に帰省しました。週2~3日自給農業、週2~3日研究室、残りはフィールドワークというサイクルが理想です。今はそのようなかたちです。

 まるまる2日間の作業でしたが、天候にも恵まれ、充実していました。まずは、ネギの植え付け。これが最大の目的です。ネギの苗は毎年購入しています。玉ねぎもなんですが、草に埋もれてしまって、うまく苗を育てることができません。ここはいい意味での妥協です。ただし、近くの直売所には良い苗、在来の松本一本ネギが売っていて、午前中に行かないとすぐに売り切れてしまいます。母親に頼んでおいたところ、直売所にはなく、ホームセンターに下仁田ネギの苗があったので、買っておいてくれました。それが100本ほど。再度、直売所に行き、松本一本ネギの苗を200本購入しました。100本で600円なので、そんなに高くはないと思います。

 毎年、余るくせに100本多めに今年は植え付けます。野菜を送るところが増えそうなので、それを見越してです。ネギは連作が大丈夫なので、畑に残っているネギを引っこ抜いて、土蔵で保管。暖かくなったので、ネギ坊主が出てきていました。

 
    

 すでに溝のようになっている畝間を有効利用して、サクサクっと溝を切ります。20cmくらいですかね。

    

 今年は多いので、ちょっと狭く、指3~4本くらいの間隔で、置いていき、根っこに土をかけます。ワラがあれば本当は良かったんですが。。。

    

 毎年、同じような光景ですが、こうやってみるとなんだかキレイですね。今後は、様子を見ながら土よせをしていきます。ゆっくり育ってください。

 そして、ウリ科は直まきに限ると最近、確信を持ち始めているので、すべて直まきで挑戦です。まずは、ズッキーニ。ダイナーとオーラム(ともにタキイ)です。ズッキーニは個人的に好きなので、昨年よりも多めに。

    
 
 種をまく場所はここです。サツマイモの後ですが、その蔓をそのまま敷き詰めておきました。見事に雑草が生えていません。

    

 ここがもう一か所種をまくところ。ズッキーニは連作が大丈夫・・・のようなので、昨年と同じ場所です。ここはズッキーニが終わった後、刈った草をそのまま敷き詰めて、冬中お休みさせておきました。株間90cmで、2~3粒ずつ巣まきです。スコップで少し削ります。こんなことやっているのは周囲で僕だけです。

    

    

 まだかまだかと冬眠しているカエルもよく姿を見せていました。

    

    

 あとは、キュウリ(野口種苗)と姫とうがん(タキイ)、マクワウリ(野口種苗)を同じように直まき。これも2~3粒ずつ。これはインゲン後で、パイプ支柱をそのまま使用します。

 その他、トレイ、連結ポットにナス、ピーマン、ししとう、バジル、二ラなどの種をまきました。ラジオを聞きながら、種をまいていく作業は最高に気分がいいですね。楽しい。
 
    

 ここは何もまいていませんが、種をまいた夏野菜を植え付けることができればと考えています。

    

 塩尻や松本も桜が咲き始めているようです。松本城も開花宣言しました。うちの敷地内にある病気にやられている梅も今年は花をつけてくれました。きれいですね。裏のお宮にある桜もきれいに咲いています。

    

 実家に帰ると、普段少食の僕としてはよく食べるようになります。ネギも切干大根も最高にうまかったです。母親が余っている人参でケーキをつくってくれました。この前よりもうまくいったようで、甘くてうまい。

 1週間で非常にギャップのある生活を繰り返しているわけですが、疲れはたまりますが、いい刺激になっていいのかもしれません。
 

STOP TPP!! 1万人キャンドル集会(4月25日)@日比谷野外音楽堂

2012年04月20日 09時24分01秒 | イベント
 4月25日(水)に「STOP TPP!! 1万人キャンドル集会」が開催されます。実家に帰省しているので、僕は参加できませんが、ぜひ部分参加でも足を運んでください。NGOからJAまで団体が横断的につながり、開催する画期的な集会です。事務局はPARCがやっています。ほんと、PARCのみなさんには頭が下がります。野菜が収穫でき始めたら、また定期的に事務所に送って、活動を支えたいものです。

==================================
【転送・転載大歓迎!】
■■■■ ーみんなの力でTPP参加を止めよう!-STOP TPP!! 1万人キャンドル集会          ■  http://stoptppaction.blogspot.jp/       ■■■

★4.25 TPP反対市民アクション実行委員会からの参加・賛同のお願い★        
 TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加を巡り、山場を迎えています。TPPは、私たちの暮らしの隅々や社会の基盤、国のカタチまでをも大きく変える危険性を持っています。TPP に参加すれば農業や漁業、労働や医療・保険など多くの分野で、「みんなが安心して暮らせない」状況が生まれてしまうと、私たちは懸念しています。
 しかし4月末の野田首相の訪米時には正式な参加表明がなされるのではないかという予測もあります。十分な説明や議論もないまま国の重要な決定がなされてはたまりません。私たち「4.25 TPP反対市民アクション実行委員会」は、「TPPを考える国民会議」その他のネットワ-クと共に、野田首相の訪米直前に「1万人キャンドル集会」とデモを開催します。多くの市民・消費者団体、生協、NGO、労働組合、農民組合、農協まで、これまでにない幅広い団体や個人が集まって実施されます。
 みんなで日比谷野音に集まって、「ちょっと待って!TPP参加!」「暮らしを破壊するTPPへの参加反対!」「市民不在で参加を勝手に決めないで!」等々、みんなの思いをアピールしましょう!

【日程】2012年4月25日(水)

【会場】日比谷野外音楽堂 http://hibiya-kokaido.com/yaon_flame.html

【プログラム】(予定)
■17:30~18:30  ★STOP TPP!! ライブ★          
有名ミュージシャンによるミニライブ(※詳細後日)

■18:30~19:30  ★STOP TPP!! 1万人キャンドル集会          
・TPPの本質はこれだ! 鈴木宣弘さん(東京大学大学院)          
・農民・被災地の漁民・医療・労働など各現場からの声          
・海外からの連帯メッセージ          
・集会宣言採択

■19:30~21:00頃 ★STOP TPP!! キャンドル・デモ★          
銀座コース予定
(日比谷公園~東京駅手前の鍛冶橋駐車場)          
(国会請願コースも行なう可能性もあります)

【主催】
TPPを考える国民会議STOP TPP!!
1万人キャンドル集会4.25 TPP反対市民アクション実行委員会

<ご参加にあたって>
・参加費は無料です
・日比谷野外音楽堂内は火気厳禁でキャンドルが使えません。ペンライト等ご持参ください。デモではキャンドルの使用が可能です。看板、プラカード、バナー、バッジ、Tシャツ、被り物など思い思いの格好でデモを楽しみましょう。
・集会&デモについての詳細はウェブサイトにて随時UPします。 http://stoptppaction.blogspot.jp/

■■■■■ 
4.25 TPP反対市民アクション実行委員会 賛同のお願い
 「STOP TPP!! 1万人キャンドル集会」は、3団体の共催形式となっています。その一つである私たち「4.25 TPP反対市民アクション実行委員会」は、より多くの市民団体、NGOなどに賛同団体になっていただけるようお願いしています。
 賛同団体になっていただける場合は、ご連絡先を明記の上、下記口座に賛同金をお振込みください(1口3000円、何口でも)。賛同金は集会にかかる経費にあてさせていただきます。また賛同団体はウェブに団体名を掲載させていただきます(非公開を希望される場合はその旨お知らせください)。
★銀行名:ゆうちょ銀行
★口座名:TPP反対連絡会
★口座記号番号:00170ー4ー457096

<お問い合わせ>
4.25 TPP反対市民アクション実行委員会
〒101-0063 
東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3Fアジア太平洋資料センター(PARC)気付TEL:03-5209-3455 
FAX:03-5209-3453
E-mail:stoptppaction@gmail.com

http://stoptppaction.blogspot.jp/
twitter:@StopTPPaction