おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

福島から塩尻へ(3月25日~27日)。

2012年03月28日 00時09分00秒 | 
 福島での集会を終え、そのまま塩尻に帰省しました(福島でのことはまた後ほど、報告します)。

 塩尻もまだまだ寒く、夜は-5℃くらいまで気温が下がりますが、日中は10℃を超し、快晴でした。外に出ていると暑い暑いと独り言を言ってしまうくらい。春に向けての準備で、まずは種イモの確保です。

    
 
 昨年は、出遅れてしまったため、良い種イモを購入することができませんでしたが、今年はなかなか形も良く、大きめのものを見つけることができました。色々と種類を試したいと毎年考えているものの、今年もメークインと男爵です。昨年よりも少し、増やして、メークイン15キロ、男爵13キロを購入。プラス昨年収穫したジャガイモのなかから、種イモとして使用できそうなものを植え付けようと思っています。

 芽だしをするため、コンテナに広げ、土蔵で保管。ネズミとか出なければいいのですが。それだけが心配です。なんせ、緑肥とホウレンソウの種を全部食べられてしまっていたので。。。

           

 後は、収穫作業。大根や人参、ネギをせっせと収穫。すべて、雪の下にあったのですが、たくましく生きているものです。畑に冬中、野菜を出しているのは、僕の畑くらいで、外に出していても寒さに耐えてくれますね。大根は一部腐っていますが、そこを取り除けば、十分おいしくいただけます。ネギと人参も甘いこと甘いこと。

           

           

 そこで、大根は切干にしました。中身も白くきれいです。厚めに切り、干してきました。肉厚の切干大根は本当においしく、好評です。もっと時間があれば多くつくることができるのですが、今回は10本ほど切り、終えました。

 畑の土は非常にやわらかく、これはトラクターをいれなくても、今のままでジャガイモの植え付けができそうな感じです。大根を育てたところは、ちょうど土寄せをして畝が自然とできているような感じなので、ここに植え付けることができるかなと考えています。

 種の注文も終え、4月に帰省するのが楽しみです。

    

 家の隣にある梅も花を咲かせる準備をしています。今年はうまく咲いてくれるでしょうか。
 

明日から福島。

2012年03月23日 22時48分25秒 | 有機農業
 久々の更新になってしまいました。3月は、高知県四万十町、鳥取県智頭町、埼玉県小川町での調査が立て続けに入り、忙しくしていました。その間、通過した査読論文の初校の修正が終わり、昨日送り返しました。現在、もう1本作成中の投稿論文と3月締切の依頼原稿とにらめっこしながら格闘しています。調査内容もまとめなければ。

 畑に全然出ていないじゃん(「じゃん」は横浜弁らしい)と言われてしまいますが、昨年は4月1日から始めているので、今年もそれをまねて、3月末あたりから本格的に始動します。まだ、種の注文を済ませていないので、早急にやりたいところです。が、なかなか手が回らない。。。

 明日からは、24日、25日と福島視察・全国集会に出かけ、25日は飯館村と南相馬市にも行ってきます。有機農業関係者が多くあ集まる集会なので、よい議論ができればと思っています。

 そして福島からそのまま、塩尻に帰省します。種イモの購入をします(ついでに免許の書き換えも)。昨年は、4月中旬に植え付けでしたが、今年は寒いのでどうでしょうか。もう少し、様子を見たいところです。

 29日からは、学会で初の福岡県上陸、そしてそのまま先輩の調査に同行させていただき、31日まで初の佐賀県上陸です。こう見ると、3月はいろんなところに行きました。写真で報告したいのですが、なかなか余裕もありませんので、文章の報告で勘弁させてもらいます。

 4月に入ると、5年目の自給農業、半農半学生生活が始まります。現状に満足せず、昨年度よりも充実した実りにできればと気合いが入ります。今年度は、有機農業学会の事務局メンバーにも入り、有機農業技術原論研究会事務局、小川町共同研究の事務局、論文執筆、調査など、これまで以上に自給農業との両立をがんばらなければいけません。

 実家に帰り、畑に出て、おいしいご飯をいただき、お酒を飲むことはむしろ息抜きで、精神的に安定するので、のらりくらり耕し続けたいと思っています。