おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

師走も後半に突入。

2012年12月15日 23時41分58秒 | 雑感
 今日は久々、ほんと約2ヶ月ぶりくらいに一日家で休日を過ごしました。といっても、今月中に投稿したい学会誌への論文執筆や授業への対応などで潰れましたが。

 恵泉の授業も残すところ2回になりました。準備に追われましたが、その分学生の熱心さに救われています。

 8日、9日に開かれた有機農業学会も無事終わりました。地元セッション座長、個別報告、個別報告の座長とフルに働きました。地元セッションの座長という大役を頂戴し、不安でいっぱいでしたが、パネリストの話が魅力的過ぎて、楽しい時間を共有できました。交流会でも「地元セッションが一番良かった」「司会良かったよ」と励ましの言葉を先輩方からいただき、お酒も進みました。
 パネリストの現場にもそれぞれ何度か足を運び、お話を伺いました。これまで東京の農業にはほとんど目を向けてこなかったので、これを機に何か形にできるくらいまとめてみたいという気持ちになっています。僕にとってもよいきっかけでした。

 学会は年に1回の同窓会のようなもので、12月となると忘年会の様相を呈しています。先日の水曜日、恵泉の授業を終え、仲の良い有機農業の研究仲間3人で合い、これからの研究について酒を飲みながら話しました。それぞれフィールドも違い、住んでいる場所も離れているので、ゆっくり話せたこと、問題関心を共有でき、これから勉強会を開いていくスタートが切れたような気がします。こちらもわくわくです。

 11月から新しい仕事がはじまり、火曜日のゼミ、水曜日の非常勤以外の日は満員電車に揺られながら働きに出ています。結局、土日は他の仕事や活動もあるので、まったく休みがありません。生活が本当におろそかになってしまっていますが、さまざまな農業の現場と触れることができ、毎日が発見で楽しすぎます。
 
 これまでは学生の身分を最大限活かし、4つも5つも仕事を掛け持ちできる余裕と時間があったのですが、これからは自分の暮らしも見つめ直さなければいけませんね。

 明日は国際有機農業映画祭です。僕は幽霊部員と化しています。当日は会場整理で一日働きます。ご関心のある方はぜひ。今年は法政大学ですよ。

 さあ、調査用のアンケート手直しをこれから少しやりますか。

      

 写真は、12月上旬に母親の実家に行く途中、車から撮影した写真。安曇野、白馬方面です。この前日は塩尻も突然吹雪でした。

勉強会を終えました。

2012年07月07日 09時37分51秒 | 雑感
 7月5日(木)の勉強会はスタッフも入れて、40名ほどの参加をいただき、多くの質問もいただきました。ありがとうございました。

 http://blog.goo.ne.jp/hansen0309/e/e62d3a24108e9844fcb1c09b5fcbf443

 限られた時間でいかにうまく説明できるかは、その人のプレゼン能力にかかっていますが、詰め込み過ぎてしまいました。これも場数を踏んで修行ですね。ただ、みなさん、真剣に聞いてくださっていましたので、有難かったです。こういう場をいただき、感謝です。

 学内での懇親会を済ませた後、以前よく使っていた近くの中華料理屋へ。同じく講師の大江さんと終電まで飲み、これもまた学びの場です。

 さて、今日は有機農業学会の理事会とその後勉強会。長い1日になりそうです。  

原田正純さんの本を読む。

2012年06月20日 08時33分31秒 | 雑感
 昨日は、すごい雨と風でした。あんなのは久々です。ゼミを終えて、研究室でラジオを聴いていると、台風のピークは深夜と言っていたので、それを信じて、勉強会の資料づくりを始めました。。。が、それに夢中になってしまい、ふと外を見ると強風に横殴りの雨。

 校内放送も入り、まだ、21時なのにと傘をさしたらすぐ壊れました。その壊れかかった傘を盾にバックだけは死守しようとびしょ濡れの帰宅です。家にいても、音がすごいこと。
 
 と、ふと、原田正純さんの本を読み始めました。先週、実家に帰省している際、母親から「原田さん亡くなったってよ」と知らされ、体調が回復しているもんだとばかり思っていたので、驚きました。

 明治学院大学にいたころは、まわりに水俣病のことについて研究、関心を寄せている先生方が多くいらっしゃったので、色々と話を聞き、僕なりに本を読んだりしていました。師匠の勝俣先生からも研究の姿勢として、原田先生のことをよく仰っていたのを記憶しています。

 石黒雅史(2008)『原田正純聞き書き「マイネカルテ」』西日本新聞社
  http://shop.nishinippon.co.jp/asp/ItemFile/10000224.html

 ほんと、遺言書のような本です。聞き書きですので、とても読みやすいです。直接お会いしたことはありませんが、テレビや写真を見る限り、本当にやさしい顔をされていて、笑顔が印象的です。
 
 昨年、僕も想思社の資料館を訪問させていただきました。その想想社のHPにも原田さんのインタビューが掲載されています。 

原田正純さんと相思社職員弘津の思い出
http://www.soshisha.org/jp/archives/853

原田正純さんインタビュー「水俣病患者とは誰か」(聞き手・永野三智)
http://www.soshisha.org/jp/archives/866

もろもろ宣伝。

2012年06月09日 08時34分04秒 | 雑感
 なんだかイベントの案内を連投してしまいました。こういうのは随時やっていけばよいのですが、メールボックスに情報をためてしまうばかりで、後回しになってしまいます。

 もう梅雨の時期、早いものでもう6月も中旬です。ここ2週間ほど、忙しく帰省できていなかったのですが、明日、明後日と塩尻は雨が降らないと母親から連絡をもらい、梅雨前に作業をすすめておこうと急遽これから帰省します。

 とにかく、やることはたくさんある。草刈りもある。成長も楽しみ。野菜を送ることができるくらいあるかな。

 話は変わりますが、農業の関係で僕が関わったものが少し出ました。

 まずは、PARCビデオ「お米が食べられなくなる日」

 http://www.parc-jp.org/video/sakuhin/okome.html

 微力ながら取材や映像提供で協力しています。それと、色々と資料や参考になりそうな本を紹介したり、シナリオをつくる際もアドバイスを送りました。衝撃的なタイトルですが、教材用の映像として、資料も豊富で、おススメです。

 続いて、日本村落研究学会「村落社会研究ジャーナル No.36」

 http://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_54012141/

 短報論文として「埼玉県比企郡小川町における有機農業の展開過程」が掲載されました。1年がかりで、なんとかこぎつけたという感じで、先生方をはじめ色々とご迷惑をかけました。ただ、カタチになるのはうれしいことで、これを励みになんとか今年中にもう1本、査読論文がんばりたいと思います。

 今後の宣伝で、僕も応援している小さいですが、とても温かみのある雑誌「kototoi」http://www.ne.jp/asahi/kikuya/bunko/に「小さい農業」について書いた文章が次号、掲載される予定です。7月に出る予定だそうです。他の号も合わせて、応援してあげてください。

 もう1つ、7月5日に国際協力NGOが共催の勉強会で、スモールマーケットというタイトルでお話する予定です。僕はマーケットの専門ではないので、的外れの感じになるかもですが、実践やフィールドワークを踏まえてとのことですので、少しでもお役に立てればと思います。これも、情報がかたまり次第、お知らせします。

 てなわけで、帰ります。

雨はやみ、風もやや弱くなってきました。

2012年04月03日 21時48分14秒 | 雑感
 大学は新年度がはじまり、静かな春休みとはうって変わって、賑やかな日々が戻ってきた感じです。今日は夕方から雨が強く降り出し、風もビュンビュン吹き荒れたため、午後の大学の行事は中止、帰宅するようアナウンスがしつこいくらい流れてました。

 夜になればやむだろうと思い、今の時間ですが、だんだんと静けさが戻りつつあるようです。

 春休みはあっという間でした。一応、目標を立てたのですが、ほとんど達成できてません。まいりました。なんだかんだ忙しかったのかな。そのせいか、ふと、公共料金や税金、家賃を払っていないことに気付きました。実家のほうに、市役所の人が税金滞納で訪問したようです。明日は、支出の多い一日になりそうです。

 ようやく、頼まれていた原稿に目処がつきました。もう少し、チェックして旅立たせようと思います。論文とかではなく、自由気ままに書いたもので、その分気分転換になりました。もう1本の投稿論文も自分なりの完成に近付きつつあります。あともう一歩。

 さて、肩が痛くなってきたので、もうそろそろ帰りましょうかね。明日の夜は、高田馬場で打ち合わせ、5日は調査で少しバタバタしそうです。

 まったく有機農業に関係ない話でした。新年度のごあいさつということで。