おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

10月21日、24日の作業メモ。

2011年10月27日 07時35分20秒 | 
 久々、約1ヵ月ぶりの帰省でした。秋冬野菜の種まきや定植時期に何も作業せず、です。作業といったら、母親が収穫するくらい。ただ、今年は8月下旬頃から、いつもより早めに葉物や根菜類を種まきしておいたので、それらの成長を楽しみにしていました。今となっては、もう1回種まきしておけばよかったと後悔していますが、ま、そういう農的生活なので仕方なしですね。

 今回は、発送作業が3件とニンニクの植え付け。

 ほったらかしとはいえ、よく育っていました。

   

   

 今年は、コカブと人参がとくに良し。コカブはいつも間引きが間に合わないので、薄まきにして、一度だけ間引きました。そしたら見事、そしてきれい。母親と一緒に見惚れてしまいました。去年、全然ダメだった人参も、順調でいつもの泥臭い匂いがぷんぷんしています。

   
  
 紫カブも今年は、下まできちんと色づき、形も良し。これは自家用で甘酢につけて保存です。お隣さんの赤カブを多めにまいたらしく、おばさんが、大収穫していました。「なんでこんなに作ったのかしら、こんなにあると、どうやって料理したらいいかわからないし。。。捨てちゃおうかしら」と笑って言っていました。贅沢な悩みです。うちのコカブと交換して、少し分けてもらいました。
 
   

   
 
   

 1か月除草無しで、草に覆われても、よく育つもんです。

   

 大根もこの周辺ではいち早く、太って収穫時です。とにかく今年は良い成長ぶり。5粒まき、2~3本残しでもよく育っています。

   

 これは直まきしてみた白菜。もうそろそろ巻く感じです。実験的に直まきしてので、20株くらいしかありませんが、どこまで成長しますかね。草に囲まれ賑やかそうです。

   

   

 タアサイやみず菜も草に覆われて、そのせいか、タアサイは地べたにはりつかず、草におされて上に向かって成長しているような気がします。。。久々に食べたら、やっぱりおいしいですね。好きな野菜です。

   

  小松菜も、1回目にまいたものが30cmくらいに巨大化し、2回目が薄緑で徐々に育っています。

   
  
   
 
 だけど、収穫したらなんら変わりはありません。

   
 
 おまけにサツマイモも送ろうと思い、ちょっと収穫しました。小ぶりですが、11月中旬には帰れそうなので、その時全部掘っちゃいましょう。

   

 おまけに冬瓜。これで最後です。遅かったので、虫に食われていますが、中身は大丈夫そうです。なにやらじゃれ合ってるようです。
   
 この野菜たちがいつまでもつでしょうか。

 あとは、玉ねぎの植え付けが残っています。玉ねぎ用のマルチは敷きおわり、穴から出ている草も抜いたので、準備は良し。昨年は全然ダメだったので、今年はなんとかしたいと意気込んでいます。

 

映画『いのちの林檎』上映会(11月2日)

2011年10月27日 05時10分49秒 | 映画
 以前、僕が働いていた明治学院大学国際平和研究所で連続映画上映会を白金祭に合わせて実施します。2日は、化学物質過敏症の実態を描いた「いのちの林檎」、3日は、布川事件を取り上げた「ショージとタカオ」です。

 詳しくは、こちらをご覧ください。http://www.meijigakuin.ac.jp/~prime/
 
 3日の「ショージとタカオ」は見に行く予定ですが、2日はどうしようか迷い中です。できれば見に行きたい。「いのちの林檎」も前々から見たかった映画。2月に、福島で化学物質過敏症の方の話を聞いて、その実態に驚かされました。
 
★★CTC×PRIME共催企画★★
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映画『いのちの林檎』(藤澤勇夫 監督)
監督・プロデューサー&相根昭典&村田知章によるトークセッション付き上映会***********************************

【日時】
 2011年 11月2日(水)13:00~
【会場】
 明治学院大学 白金校舎 3101教室
【スケジュール】
 12:30 開場、受付開始
 13:00-13:10 主催者のあいさつ
 13:10-15:10 上映(120分)
 15:30-17:30 講演会藤澤勇夫 監督馬場民子 プロデューサー相根昭典 氏村田知章 氏 【参加費】
 1000円 (学生は無料。要学生証)
【事前申し込み】(満席でなければ当日参加も可能です)
 応募先: ctc.changethecampus@gmail.com
 件名: 11月2日上映会
 申し込み内容:
 氏名(ふりがな)、学年、学科、学籍番号(またはご所属/ご職業)、PCアドレスをご記 入下さい。
 (変更があった場合や、満席の場合にのみ、パソコンのメールアドレス宛にご連絡いたします。)
【主催】
 Change The Campus(CTC)、明治学院大学国際平和研究所(PRIME)

循環可能なエネルギーを生みだす有機農業シンポジウム(11月5日)

2011年10月27日 05時02分20秒 | イベント
 先日、大阪に行ったとき、情報をいただきました。関西方面の方はぜひご参加ください。聞き応えがある内容だと思います。有機農業関係は活発に動いています。

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農こそエナジー in 京都 生命を大事にする循環型社会をめざして
循環可能なエネルギーを生みだす有機農業シンポジウム
http://www.anzennousan.com/topics/yukisimpo.pdf

■日時:11月5日(土)13時~17時
■場所:キャンパスプラザ京都 第一講義室(京都府京都市)京都駅徒歩3分、ビックカメラ前、JR京都駅ビル駐車場西側

■主催:農を変えたい!全国運動関西地域ネットワーク
■共催:(特)全国有機農業推進協議会
■協賛:(特)日本有機農業研究会、有機農業参入促進協議会、(特)有機農業技術会議、(特)IFOAMジャパン

■主催団体連絡先:(特)兵庫県有機農業研究会(電話:078-367-8567)
■集会問い合わせ先:(特)使い捨て時代を考える会(電話:075-361-0222)
■参加費:1,000円

【プログラム】
第一部 報告「有機農業は原発とどう向き合うか(仮題)」
◆報告1「次代のために今を耕す―循環型農業の再生のため脱原発社会をー」―原発から50キロの報告―
 菅野正寿(すげのせいじ)53歳 福島県有機農家

 1958年福島県二本松市旧東和町生まれ。
 農林水産省農業者大学校卒業後、農業に従事。
 現在、水田2.5ha。雨よけトマト14ha。野菜・雑穀1ha。農産加工所(餅、おこわ、弁当)による複合経営。(あぶくま高原 遊雲の里ファーム)
 NPO法人ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会初代理事長(現在特産理事)
 共著に「脱原発社会を創る30人の提言」(コモンズ社2011年)

◆報告2「有機農業運動は原発問題をどうとらえてえきたか」
 槌田劭(つちだたかし)76歳 使い捨て時代を考える会 相談役

 京都府京都市生まれ。1967年に京都大学工学部助教授となる。
 1973年伊方原発訴訟の原告支援をするも敗訴。
 自身の暮らしをかえりみたとき科学技術がどれほど人間に幸福をもたらしたのかと疑問をもち1979年辞職。同年より京都精華大学教員となる。便利で豊かな社会を憂い、いのちを大事にする「農的くらし」を軸に1973年に「使い捨て時代を考える会」を設立(現在は相談役)。
 いのちの源である農業、とりわけ有機農業の"提携"をキーワードとした流通に40年にわたって取り組む。21年前に出版した「脱原発・共生への道」(樹心社)を福島原発事故後に再版し、脱原発への活動を行っている。ほか「共生共貧・21世紀を生きる道」など著書多数。

◆報告3「有機農業者として生きるヒロシマ被爆2世の発言―もう、日本から被爆者を出さないため―」
 橋本慎司(はしもとしんじ)49歳 (特)兵庫県有機農業研究会副理事長

 広島県生まれ。元コープこうべ職員。1989年に兵庫県市島町に有機農家を目指して就農、消費者との提携に取り組んできた市島有機農業研究会に所属。英語、ポルトガル語が話せる数少ない有機農家であり、推されて1997年IFOAM(国際有機農業運動連盟)理事就任。任期8年を担う。
 また、IFOAM理事としてIFOAMアジア代表として活動。国内の活動として"自給をすすめる百姓たち"(自給の会)代表を歴任。
 その後、ウージャンシ(国際提携ネットワーク)の設立に参加、現在ウージャンシ理事。2010年"地壱岐がささえる食と農"(国際提携ネットワーク世界大会)神戸大海実行委員長。被爆2世の立場から、これ以上日本で被爆者をださないために、脱原発を訴えている。

第二部 セッション「有機農業は次の時代をどう拓くか(仮題)」―3人の報告をうけて

 有機農業運動がはじまって40年。この節目に、これからの担い手である20代~50代が今後の有機農業運動のなかでエネルギー問題をどうとらえるか、そもそも有機農産物を食べることは何を意味するのか、今後の社会や暮らし方はどうありたいか等を、消費者側から、有機農産物の流通側から、エネルギーも含めた自給自足を営む誠意三者の側から語り合います。

コーディネーター:本野一郎(全国有機農業推進協議会理事)
パネラー:辰巳嘉子(コープ自然派奈良)、小林重仁(ビオ・マーケット)、杉本容子(大阪愛農食品センター)、大森愛(あ~す農場)

【メッセージ】
「生命か経済か、待ったなしの選択」
それを迫られているようだ。バブル崩壊後この国は「保障なき時代」に入ったと考え、「自律」がテーマになると思ったが、今、人類史上初めて経験する地震、津波、原発事故によってこの国は、そして私たちは社会を形成する軸をどちらに置くのかを判断しなくてはならない時期にきた。

「生命を大事にする社会を目指して」
 それは有機農業運動のコンセプト。この国で有機農業が始まって40年、有機JASが施行されて10年、有機農業推進法が制定されて5年、その節目の年に迎えた大きな事態に有機農業の世界はどう対応するのか。原発システムの問題に斬り込み、有機農業実践の環境的意味、あるいは社会的意義をこの集会で改めて認識し、共有し合いたいものです。

がんばろう!日本  変えよう!日本  見せましょう!有機農業の底時から!!

農を変えたい!全国運動関西地域ネットワーク
代表 尾崎 零

「聞き書き甲子園」10周年記念シンポジウム(11月19日)

2011年10月27日 04時55分46秒 | イベント
 関心ありますが、国際有機農業映画祭と重なっています。映画「森聞き」も見たい映画の1つです。

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「聞き書き甲子園」10周年記念シンポジウム
http://kikikaki10thpr.blog.fc2.com/blog-entry-7.html

□□□□10周年記念イベントのご案内□□□□
◎11月19日(土)
シンポジウム&映画上映 (一般公開:定員250名)
場所:パナソニックセンター東京 有明スタジオA
    
【午前の部】
10:00 開会式 主催者挨拶
  ◆塩野米松 NPO法人共存の森ネットワーク理事長
10:15 映画「森聞き」上映 
http://www.asia-documentary.com/morikiki/

12:30 上映終了

【午後の部】
13:30 キーノートスピーチ
  ◆代田七瀬 10周年記念企画実行委員会委員長(聞き書き甲子園1期生)
13:50 リレートーク
   「“聞き書き”を経験した10代、20代の想い」
14:50 パネルディスカッション「私たちの描く100年後の社会」
 コーディネーター
  ◆前川洋平 10周年記念企画実行委員会副委員長(聞き書き甲子園2期生)
 パネラー
  ◆奥村広哉(NPO法人コモンビート)
  ◆神埼淑(NPO法人かみえちご山里ファン倶楽部)
  ◆長谷川知広(NPO法人ビッグイシュー基金)
  ◆早水綾野(NPO法人ACE/グリーン・アクション)
 コメンテーター
  ◆渋澤寿一(NPO法人共存の森ネットワーク副理事長)
  ◆エバレット・ブラウン(執筆家・epa通信社日本支局長)
16:20 閉会

-------------------イベント趣旨------------------------------------

 NPO法人共存の森ネットワークは、2011年11月19日に「聞き書き甲子園」10周年記念シンポジウム「未来へ向かって私たちからの提案~人と自然、人と人、その100年先を描くために」を開催します。
 2002年から始まり、今年で10周年を迎えた「聞き書き甲子園」とは、毎年全国の高校生が「森」や「海・川」の名人100人を訪ね、一対一の対話を通じて、その知恵や技術、ものの考え方や生き方を記録する活動です。名人たちは、自分の身体と知恵で、自然の中で持続的に暮らしてきた人々です。そんな人々の生き方こそが、現在の先の見えない希望を持てない時代に、未来への指針を示してくれると高校生は感じました。

 「聞き書き甲子園」に参加した高校生たちは900人以上となり、大学生や社会人へと成長しています。同シンポジウムでは、それぞれが生きていこうとするフィールドの中で「聞き書き甲子園」で受け取ってきたものをどのように実践していくか。これからの生き方、社会の姿について、同世代の仲間、他分野で活躍する仲間とともに、未来への提言を行います。
--------------------イベント参加方 ---------------------------------
このイベントは事前申込が必要です。
メールないしファックスにてお申し込みください。
申込〆切:2011年11月17日(木)

※参加費無料 「10周年記念イベント参加希望」を明記の上、
氏名(ふりがな)、性別、所属(会社名、学校名など)、電話番号、e-mailアドレス、
案内を見た媒体名を添えてお申込みください。

【お申し込み&お問い合わせ 】
NPO法人共存の森ネットワーク事務局〒154-0004 東京都世田谷区太子堂5-15-3 R-rooms三軒茶屋1-ATEL:03-6450-9563  FAX:03-6450-9583MAIL: mori@kyouzon.org
担当:芳川、森山、牛田

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主催:NPO法人 共存の森ネットワーク共催: 第10回 聞き書き甲子園実行委員会
助成:トヨタ環境活動助成プログラム協力: 株式会社ファミリーマート他13団体

国際水映画祭2011(12月3日、4日)

2011年10月18日 20時41分24秒 | 映画
 12月3日、4日と国際水映画祭が開かれます。国際有機農業映画祭の姉妹版のような感じです。2日間、とても盛り沢山です。詳しくはこちらをご覧ください。→http://www.parc-jp.org/mizu_eiga/

 来場はもちろん、事前の宣伝や当日ボランティアも募集しているそうです。ご関心のある方は、問い合わせてみてください。学会準備が終わっていれが行きたいな~。 

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【転載・転送歓迎!】
■■■■ 国際水映画祭2011 12月3日(土)&4日(日)
■「民営化・商品化」「アジアの開発」「紛争・戦争と水」等、
6つのテーマ 日本未公開作品を含む、国内外の21作品を一挙公開!       
■  http://www.parc-jp.org/mizu_eiga/            
■■■

21世紀は水の世紀といわれています。水資源の枯渇と、それに伴う国家・地域・人びとの間に起こる争い、開発によって水へのアクセスを奪われる人たちー。また水の民営化・商品化によって「貧しい人は水も飲めない」状況が生まれています。これらの問題を多くの方々と共有し、解決するため、日本で初めての水をテーマにした国際映画祭を開催します。世界各国の多彩な作品を通して、私たちの生きる社会と世界、暮らしと水について考えます。また3月11日の東日本大震災を受けて、「原子力と放射能汚染」というテーマで作品も上映します。放射能に汚染される水・川・海、そして原発誘致に揺れる小さな漁村の姿などを描いた名作です。映画だけでなく、監督トークやセミナーも企画しています。皆様のお越しをお待ちしています。

【国際水映画祭 概要】
●日時:2011年12月3日(土)10:00~21:00 
12月4日(日)10:00~19:30

●会場:国際連合大学(UNU)東京都渋谷区神宮前5-53-70

●参加費:前売券 1日券 2000円、2日通し券 3000円     
当日券 1日券 2500円     
高校生以下 無料(要予約。50人限定)

●チケットお申込み&お問い合わせ
国際水映画祭実行委員会
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 PARC気付
TEL.03-5209-3455 FAX.03-5209-3453
E-mail: mizu_eiga@parc-jp.org
http://www.parc-jp.org/mizu_eiga/
Twitter : mizu_eiga

●主催:国際水映画祭実行委員会(NPO法人アジア太平洋資料センター〈PARC〉/アース・ビジョン 地球環境映像祭/NPO法人メコン・ウォッチ/国際有機農業映画祭運営委員会)
●後援:国際連合大学(UNU)
●助成:一般財団法人セブン‐イレブン記念財団
●協力:株式会社シグロ/有限会社アップリンク/有限会社ポレポレタイムス社/パタゴニア

【上映作品】※詳しい作品紹介はウェブをご覧ください。
●テーマ①:アジアの開発と人びとの暮らし
★ナルマダ・ダムの5年(1996年/インド)★ムン川の経験‐メコンの暮らしとダム(2010年/タイ・日本)★水になった村(2007年/日本)

●テーマ②:グローバル化と水の民営化・商品化
★ブルー・ゴールド―狙われた水の真実(2008年/米国)★A World without Water(【日本初公開】2006年/英国)★Tapped(【日本初公開】2009年/米国)

●テーマ③:わかちあう海の恵み
★食卓と海―水産資源を活かし、守る(2009年/日本)★海盗り―下北半島・浜関根―(1984年/日本)★祝の島(2010年/日本)★Red Gold(2007年/米国)

●テーマ④:紛争・占領地における水といのち
★浸蝕―イスラエル化されるパレスチナ(2009年/日本)★アフガンに命の水を~ペシャワール会26年目の闘い~(2009年/日本)★プンジ/PUMZI(2009年/南アフリカ・ケニア)

●テーマ⑤:海・川・森と暮らしのつながり
★濁りゆく海―グレートバリアリーフの生と死(2003年/豪州)★ミシシッピ(2009年/米国)★石おじさんの蓮池(2005年/台湾)★海と森と里と―つながりの中に生きる(2010年/日本)★恵みの雨(2003年/インド)

●テーマ⑥:特別企画 原子力と放射能汚染
★世界は恐怖する―死の灰の正体(1957年/日本)★ブッダの嘆き―ウラン公害に立ち向かう先住民(1999年/インド)★アレクセイと泉(2002年/日本)