おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

11月23日作業メモ。

2012年11月24日 00時28分11秒 | 
 久々の帰省、久々のブログです。ちょくちょく帰省していたのですが、なかなか更新できず、冬の畑の様子をお届けします。この間、忙しさに追われ、宮崎、岩手などに行ったり、都内の農家さんの話を伺いに行ったり、非常勤の授業の準備も余裕がなくなりつつあり、ということでバタバタでした。

 何軒かに野菜を送るため、畑に出ました。東京とは質的に違う寒さ。突き刺さります。

 人参も大きくなりました。もうそろそろ雪が降るので、土の中に埋めたいです。大根もです。

      

      

 葉物も元気です。こちらはタアサイ。

      

 こちらはみず菜。
 
      

 ホウレンソウ。2回目にまいたものはよく成長しています。草につつまれています。
 
      

 自生オカノリ。一面に広がっています。お隣さんも収穫していきます。

      

 ハクサイも直まきでよくここまで育ちました。

      

 こちらはまかないタイニーシュシュ。

      

 夏に頑張ってくれた畑は、枯れた夏草に覆われています。この状態で春まで休ませます。

      

      

 種が落ちて、勝手に生えてきたルッコラも、生命力の強いものがこうやって残っています。この種は採りたいですが、この寒さで花まで咲かすんでしょうか。

      

10月5日、6日作業メモ。

2012年10月10日 10時56分49秒 | 
 9月後半から怒涛のような日々が始まり、ブログの更新も怠ってしまいました。毎週水曜日は、恵泉女学園大学での非常勤があり、その準備で毎日ひーひー言っていますが、どうやったら、わかりやすく伝えることができるか試行錯誤です。もともと早口なため、色々と詰め込みすぎてしまい、もっと簡潔にと思いながらも、あれもこれもとトピックがつきません。約80名の学生相手ですが、みな真剣に聞いてくれていて、有難いです。

 そんなことをしながらも、ICUでの特別講義や学会フォーラムの手伝いなども重なり、もう10月も前半終了のころ。

 その合間を縫って塩尻にも帰省しています。先週は色々と事情があり、久々に母親の実家、松川村にも行ってきました。急だったので、あずさから大糸線を乗り継ぎ、信濃松川へ。これまで車でしか行ったことがなく、電車で50分もかかるとは思いませんでしたね。往復とものどかなローカル線です。非常勤はどうしても休むことができないので、結局先週は2往復、よく電車に乗りました。

 週の後半、5日、6日は畑に出ました。あまりお世話できていませんでしたが、僕は種をまいただけ、あとは雨も降ってくれたようなので、よく育っています。

 大根も間引きつつ、といっても今年は3粒まきにしたので、あまり間引くものもないのですが。

      

      

 発芽率が悪かった人参も、間引く手間もかからずです。発芽していないと心配になってしまいますが、結果としてはオッケーでしょう。あとは、2回目にまいた小さめの人参がどこまで育ってくれるかです。

      

      
  
 葉物も大きくなりました。小カブとともに、こちらは間引きが必要です。

      

      
 
       

      

 今年は野沢菜もまきました。ちょっと早くまきすぎてしまい、もう大きくなってしまいました。早く収穫しても、もっと寒くならなければよく漬かりません。

      

 秋野菜が収穫でき始めました。この時期は全面が緑に覆われるので、畑もとてもきれいです。今年はもう1枚奥の畑にも種をまいています。たぶん畑に出る回数は周囲では一番少ないですが、種類の多さと面積はおそらく大きいほうではないかと思います。
 以外と手間をかけずに、よく育つものだなと関心しています。ただ無肥料のため、土がどうなっていくのか不安もあります。毎年、秋冬野菜は順調なのですが、夏野菜がきちんと育つように工夫が必要です。自給農業の土づくりもどうしたらいいのか考えどころですね。

 この時期は徐々に作業も減っていくので、収穫にも時間をかけることができます。今回も3軒に野菜も送ることができましたが、畑が賑やかなので、荷造りも楽しい。風も心地よく、収穫する野菜もたくさんあり、風景もきれいなので、この時期が一番好きです。

 あとはニンニクとワケギを植えつけたいところ。

 
 
 

9月21日、22日作業メモ。

2012年09月23日 05時55分14秒 | 
 秋冬野菜のおそらく最後の種まきをしようと思い、帰省しました。2週間ぶりです。最近は、あまり良くないことですが、忙しさに追われてしまい、研究室でパソコンに向き合う日々。
 秋学期は恵泉女学園大学で「有機農業学」という授業の非常勤を頼まれ、26日から週1で通います。14コマあり、なるべく早めに準備をしようと思い、学会発表の準備やや論文執筆もおろそかに、関心をもってもらえるようなレジュメをつくっています。
 27日は国際基督教大学(ICU)の平和研究2で「生命系と有機農業」というタイトルの特別講義です。こんな若造を呼んでくれるだけで幸せですし、こういう場があると、考える機会を与えられ、レジュメ準備の段階ですでに色々と学びがありました。

 さて、20日、21日は久々に雨が降りました。今の時期だとコタツを出す年もありますが、まだ残暑が厳しいので、葉物類3回目の種まきです。ホウレンソウ、チンゲン菜、京水菜です。

 21日は、間引き作業に追われ、徐々に地力が低下しているのが今年感じていたので、積んでいた枯れ草を空いている畑に敷きました。ミミズや幼虫がたくさんいる黒褐色の良い堆肥(のようなもの)。

 発芽率が悪かったので、2回目の種まきに挑戦した人参。

      

 こぼれ種のコマツナが育ってしまい、隠れている部分もありますが、人参の芽が出揃っています。ここは、3寸と丸型の小さい人参。このまま、育ってくれるかな。

 コカブ、コマツナ、水菜などもほぼ順調です。

      
 
 ただ、雨が降らなかったせいか、葉が縮れています。隣もそうだと言っていました。周囲では、芽が出るまで、何度も水をあげたという話も聞きます。雨が降らなくても、水は一度もやらずに種とその生命力を信じ、ここまでの育ってくれたので、一安心です。
      
      

 こちらは大根。今年は間引きをあまりしないように、3粒まきでした。次回、畑に出るとき、間引けばちょうどいい頃です。

      

 オカノリ。1回目は発芽率がとても悪く、前回2回目をまき直し、この2日間の雨で一気に芽を出しました。見る限り、厚まきしすぎです。

      

 ただ、もう一枚裏の畑でついこの前まで育てていたオカノリが種を落とし、また一面発芽しています。人間の手でまかなくてもよかったな。。。
      
 紅菜苔。初めて種をまきました。よく育っています。花が咲き、菜花を食べるので、収穫はまだ先です。
  
      

 タアサイ。こちらも徐々に間引いて、株を大きくしたいものです。だけど、間引き作業って、なかなか勇気のいるもので、多く収穫したいので躊躇してしまいますが、それを怠ると株が大きく育たず、間引けばよかったと後悔します。

      

 ホウレンソウ。一番苦戦しています。2回まきましたが、前回まではまったく発芽していませんでした。雨降らずのせいです。おそらく3週間も前にまいた1回目のものがようやく発芽。2週間前にまいたものも、この雨で発芽。

       

 種は生きてますね。これでどこまで芽を出してくれるか。まき直すかどうかで悩んでいましたが、他の葉物を多くまいたので、ここは待ちたいと思います。祈るのみです。

 なぜか、大きく背を伸ばしているキクイモ。黄色の綺麗な花を咲かせ、倒れました。ボケてますが、ミツバチが寄ってきています。これだけでも貢献。

             
       
 車で出かけ、畑を眺めていると、結構、どの畑でもキクイモが畑の端に育っています。収穫し忘れたのが、綺麗な花を咲かせているんですね。キクイモ自体も直売所でも売っていませんので、自給の楽しみといったところでしょうか。

 大豆ももうじき枝豆です。これはアヤミドリ。どんな味なのか楽しみ。枝豆用よりも房や実も大きい。

      
 
 昨日は、お墓参り。地区のお祭りもあり、10~20発少々の花火も上がりました。ちょうど、僕の家の真上に上がったので、外に出て鑑賞。打ちあがった後のゴミも落ちてきました。夜はとても涼しくなり、夏の最後を告げる花火のようでした。
 

9月8日(土)、作業メモ。

2012年09月08日 23時52分59秒 | 
 本日は、葉物類2回目の種まきです。まだまだ暑い日が続くので、1回目のものは結構、虫に食われています。いつものことなので、あまり気にしませんが、この2回目はどうでしょうか。
 
 直まきしたのは、コマツナ、春菊、ホウレンソウ、チンゲン菜です。この暑さだと再来週くらいまで、種をまけそうな気がします。3回目に挑戦しましょう。

 ラッキョウも芽を出し始めました。

      

 草に覆われてましたが、取り除いてあげると、成長の様子がうかがえます。

9月7日(金)作業メモ。

2012年09月07日 19時26分54秒 | 
 昨日は配送1件、本日は一日、百姓仕事でした。こちらは本当に雨が降らず、ゲリラ豪雨すらきませんでしたが、昨日のお昼から久々の恵みの雨が降りました。

 雨が降らないせいで、果菜類は本当に駄目でしたね。秋冬野菜の発芽率もあまりよくありません。水やりをしたいのですが、1回やってしまうとそれを続けなければならないので、往復生活では無理です。天に雨を祈るばかりです。

 更新をまったくできませんでしたが、8月下旬から、白菜、春菊、紅菜苔、オカノリ、大根、コカブ、ラディッシュ、コマツナ、ホウレンソウ、チンゲン菜などをまき、徐々に秋冬野菜に切り替えてました。

 人参も6割くらいです。いつも収穫しきれず、余ってしまうので、間引きもせず、結局ちょうどいい感じではありますが。

      

 大根は、多少虫食いがありますが、大きくなってます。

      

      

 これは7月にまいた、アヤミドリという塩尻の大豆です。今年は枝豆、大豆が順調です。暑いといいんですかね。

      

 この品種は葉が鋭く、勇ましい感じがします。葉の色も濃い。      

      

 徐々に膨らみ始めています。枝豆としてもいただきましょう。

      

 おまけで、これは人参のベッドの間の通路で育った小松菜。こぼれ種です。素晴らしい生命力で、しかもこの前にまいたものよりも大きく、美味しい。

           

 ルッコラもそうですが、想定外のこぼれ種に助けられてます。