おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

2009年5月25日(月)の畑の報告①

2009年05月31日 07時54分04秒 | 
 遅れてしまったが先週末帰った時の畑の報告。まずはズッキーニ。これはダイナーと品種で、有機栽培に向いている品種である。株間80cmくらいで定植し、寒冷紗でトンネルをした。これは害虫除けと保温効果がある。このズッキーニの横にはカボチャを定植した。

   

 続いて、直播きした大根とトウモロコシ。昨年、春大根は良くできた。今年は去年よりも発芽率が良くない。それと、葉っぱが虫に食べられている。トウモロコシは順調だ。2~3粒ずつ種を蒔いたが、どこも2粒以上は発芽し、育っている。もうそろそろ間引いて、植え替えをしよう。

  

  

 お馴染み、レタスとキャベツ。レタスはきちんと巻いてくれた。半分以上が収穫適期。親戚のおばちゃんにあげたら、「スーパーで買ったレタスは上から押すとふにゃふにゃしてたけど、このレタスは締まっていて硬いね~。良いレタス。」とほめてもらった。そう、巻きレタスは、上から押してみて、硬くなったら、中身が締まっている証拠。そうした状態になったら、収穫の時期だ。
 
 キャベツもゆっくりであるが、太陽のエネルギーを長い期間、十分に浴びながら育っているように感じる。外葉は青虫に食べられているが、そんなのにも負けずに育ってもらいたい。

  

  


国際有機農業映画祭

2009年05月31日 07時11分13秒 | 有機農業
 昨日、一昨日と見知らぬ電話番号から何度か電話がかかってきていた。何度かかかってきていたので、きっと知り合いとかだろうと思い、その電話に出た。
 
 僕は、埼玉県小川町にある霜里農場で、去年の3月まで1年間、住み込みで有機農業の研修を行っていた。その際、アマチュアカメラマンの方が、数ヶ月間、霜里農場と僕ら研修生の様子を記録に収めていた。その映像は25分ほどに編集されていた。

 電話は、その映像が11月27日、28日に行われる国際有機農業映画祭で上映されるという報告の電話だった。今年は、ゆっくりフリーターをしながら農業でもやろうと考えていたが、そんな当初の予定とは程遠く、最近何かと忙しく、せかせかと生活し、その日1日のこと、将来のことで手一杯になっていたために、過去を振り返る余裕もなく、そのDVDの存在は頭の端っこのほうに追いやられていたが、その電話で久々に思い出した。

 そう言えば、霜里農場を卒業して、早1年以上が経過した。農業研修時代は本当に同期の研修生、仲間に恵まれ、みんな兄弟のように仲良く過ごすことができた。そして何よりも、その研修生たちが食や農の現場に今も、それぞれのカタチで関わっているのが僕にとっての励みになる。

 久々にそのDVDを見て、博士課程に進学して、将来、有機農業研究の研究者になりたいと挙動不審に語る僕の姿に、恥ずかしく思いながら、その夢に向かって今は辛抱のときだな~と改めて気合いが入った。

 国際有機農業映画祭は今年で3回目。滅多に見ることの出来ない映像ばかりなので、農業に関心がなくとも、ぜひ足を運んでください。


2009年5月23日(土)、ジャガイモの土寄せ

2009年05月24日 17時55分46秒 | 
 さっそくジャガイモの土寄せをした。うん、順調に育っている。隣のおばあちゃんにも、最初は霜にやられたけど、うまく育っているね~と声をかけられた。

   

   

 それにしても、雑草の勢いにも助けられて、ジャガイモが勢い良く育っているようにも見えなくない。草原のようであるが、土寄せと同時に、中耕と除草も兼ねて、鍬で一仕事。なかなかこれが疲れる仕事だ。まだまだ鍬の使い方がへたくそで、力んで、力の入れ方がアンバランスなのだと思う。これでは身体が余計に疲れてしまう。

   

 いや~綺麗になった。土寄せをすることで、ジャガイモが地表に出ないようにする。地表に出てしまえば、その部分だけ緑色になってしまい、食べることができなくなる。元気に、健康に育ってもらうために、土を被せてあげる。

 次は、ジャガイモにたくさんの栄養を行かせて、大きく育てるために、芽かきをしてあげよう。

   

 色々観察していると、ジャガイモ畑にナナツホシテントウムシを発見。ジャガイモにはテントウムシダマシというテントウムシのようなテントウムシでない害虫がつくが、そうではなくナナツホシは害虫を食べてくれる天敵、いわば、正義の見方のようなもの。有機農業の畑には、色々な虫がいて、それを観察するのも畑に出る楽しみでもある。

 今日はその他に、ズッキーニに保温、害虫除けのための寒冷紗をトンネルでかけてあげた。後は、知り合いからもらったカボチャ(白カボチャ)の定植と、自分で育てたレタスの苗、とは言っても、ものずごく小さい苗だけど、それを定植した。

電車に乗りながら

2009年05月24日 05時49分18秒 | 雑感
 金曜日、久々に会った大学時代の友人とたらふく酒を飲み、ほぼ二日酔いの状態で、特急あずさに乗り込み、塩尻に向かった。天気も良く、行楽日和だからか、多くの中年おじさま、おばさまで車内は賑わっている。甲府は1時間半、松本は2時間半くらいで到着してしまうので、日帰りでも十分に楽しめる。

 車内から外を眺めていると田植えをしている風景が見えた。若い子供たち、家族総出でしているところもあれば、隣の田んぼ同士助け合いながら田植えをしているところもある。日本農業は、農地は小さいし、分散しているし、とそれを否定的な側面しか捉えず、やれ生産性だ、効率を上げなければと大規模農業経営化が歓迎されているが、小さい農業だからこそ、家族や隣人と助け合いながら行う農業が存在しているのだと思う。
 
 そして、家と田畑が混在していることも日本農業の特徴だろう。つまり、作り、育てる人と食べる人が近くに存在しているということだ。それだから、日本は自分が住んでいる地域内で、地産地消を進めていく基盤を無理に作らなくても、既に存在しているのだ。

5月17日の畑の様子

2009年05月21日 10時29分44秒 | 
 雨で外での作業はほとんどできなかったが、野菜たちは順調に、ゆっくり育っている。

  

  

 霜にやられたジャガイモはすくすくと緑色の葉っぱをつけ、雑草とともに勢いよく育っている。第2の主食と言われるジャガイモの生命力は本当に強い。次に帰った時は、土寄せをしてあげよう。

  

 これは水菜、ラディッシュ、小カブなど。水菜とラディッシュは間引きをしながら収穫し始めている。小カブは少し虫に食われている。ま、大丈夫だろう。こうやって1列に出揃うと眺めもきれいですね。

  

  

 キャベツやレタスも順調だ。レタスはリーフだと思っていたのだが、巻きレタスだったので、まだ収穫ができない。来週は晴れるから、そこで一気に巻いてくれるかな~。