おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

PARCビデオ『有機農業で生きる――わたしたちの選択』

2012年11月24日 01時08分02秒 | 有機農業
 PARCビデオ『有機農業で生きる――わたしたちの選択』がリリースされました。
 http://www.parc-jp.org/video/sakuhin/organicfarming.html

 僕も少し制作に参加しました。非常勤をやっている恵泉女学園大学も登場します。

 教材用として、勉強会の材料として使用していただければ幸いです。

 DVD/36分 本体8,000円+税(図書館価格:本体16,000円+税)

●主な登場人物(登場順)
金子美登さん(埼玉県小川町、霜里農場、全国有機農業推進協議会理事長)
浅見彰宏さん(福島県喜多方市、ひぐらし農園)
菅野正寿さん(福島県二本松市、あぶくま高原遊雲の里ファーム、福島県有機農業ネットワーク代表)
関元弘さん(福島県二本松市、ななくさ農園)
大内信一さん(福島県二本松市、二本松有機農業研究会)
飯塚里恵子さん(浜木綿農園、千葉農村地域研究所)
澤登早苗さん(恵泉女学園大学教授、日本有機農業学会会長)
涌井義郎さん(元鯉渕学園農業栄養専門学校教授、あしたを拓く有機農業塾代表理事)
中島紀一さん(総合農学研究所代表、茨城大学名誉教授、日本有機農業学会前会長)

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制作
特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)2012年
監修
大江正章(PARC共同代表・コモンズ代表)
監督
岩崎充利
取材・撮影
岩崎充利/大江正章/小口広太/安川直佑
ナレーション
森田樹優
音楽
松島美毅子
図表デザイン
菅原祥子
ジャケットデザイン
生駒浩平
写真提供
岩崎映像工房/千葉農村地域文化研究所/生活工房つばさ・游
映像提供
岩崎映像工房
協力
あぶくま高原 遊雲の里ファーム/古代米浦部農園/オアシス21オーガニックファーマーズ朝市村/大内信一/大山利男/OKUTA/黒森山荘/恵泉女学園大学/鯉渕学園農業栄養専門学校/霜里農場/全国有機農業推進協議会/総合農学研究所/千葉農村地域文化研究所/生活工房つばさ・游/とうふ工房わたなべ/ななくさ農園/二本松有機農業研究会/日本有機農業研究会/浜木綿農園/ひぐらし農園/道の駅 ふくしま東和 あぶくま館/ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会/ロハス・ビジネス・アライアンス(LBA)/和ごころ農園

日本有機農業学会東京大会@東京農工大学

2012年11月24日 00時52分33秒 | 有機農業
 日本有機農業学会大会が12月8日、9日、農工大で行われます。僕も微力ながら1日目、地元セッションの座長をつとめさせていただきます。現在、その資料づくりをしていますが、面白くなりそうです。東京の農の現場をお伝えできたらと思います。もちろん地元セッション以外も魅力的です。全体のスケジュールは以下のとおりです。詳細はこちらをご覧ください。↓
http://www.yuki-gakkai.com/

 非会員の方でももちろん参加できます。よろしくお願いします。

第13回 日本有機農業学会(東京)大会・総会

【1日目 12月8日(土)】

9:50-     開会挨拶
10:00-12:30  全体セッション(1)
「有機農業推進法成立からの6年を振り返る」
 有機農業推進法が成立して6年が経過し、2012年3月に「有機農業の推進に関する基本的な方針」(第1期)が終了した。推進法の下、国レベルでは有機農業モデルタウン事業や新規就農支援事業など新たな政策が実施され、都道府県レベルでは「有機農業推進計画」が全国で制定され、農家・行政・試験場・市民団体などの連携によるさまざまな取り組みが広がっている。もちろん、このような有機農業の多様な地域的展開は法律制定の効果だけでなく、地域で積み上げられてきた民間の取り組みの成果という両面を持つものであることはいうまでもない。
 このように「有機農業推進の条件整備」を目標とした推進法第1期はモデルタウン事業を中心に大きな成果を上げたといえるが、2009年の「事業仕分け」によってモデルタウン事業が廃止され、「収益力向上」や「有機JASとの連携」など新たな政策目標が導入された。これは有機農業を「強い農業」育成政策に組み込もうというものであり、推進法の基本理念とは相容れないものと言わざるを得ない。
 推進法成立過程には私たち有機農業学会も大きく関わってきたことから、本セッションでは推進法成立以来の6年間を振り返り、成果と課題を総括したい。

コーディネーター:谷口吉光氏(秋田県立大学)、大江正章氏(コモンズ)
報告
1.「有機農業推進法制定から6年間の政策過程の検証」 本城 昇氏(埼玉大学)
2.「東北地方における有機農業の展開」  長谷川浩氏(福島有機農業ネットワーク)・谷口吉光氏
3.「九州地方における有機農業の展開」  岩元 泉氏(鹿児島大学)
4.「有機農業推進行政の現場から:6年間を振り返って」 栗原 眞氏(農研機構・生研センター)
ディスカッション:有機農業推進法成立からの6年をどう総括するか
コメンテーター:有機農業推進議員連盟(予定)、農水省担当官、中島紀一氏

13:20-16:20  全体セッション(2)
「有機農業現場における新技術利用の可能性-農業現場と研究機関のコラボレーション」
 生産がおこなわれる自然生態系をよく理解し,状況に合わせて技術を適用していくことが,有機農業の成功のカギと考えられる。本セッションでは,最近の研究で明らかになってきている自然生態系の機能,新技術を紹介し,農業現場における利用の可能性について議論を深めることを目的としている。

コーディネーター:嶺田拓也氏((独)農研機構 農村工学研究所)・木村園子ドロテア氏(東京農工大学)
報告
1.「耕すことと耕さないことで農耕地はどうかわるのか?」小松崎将一氏(茨城大学)
2.「日本と東南アジアにおけるバイオ肥料の開発研究の実際とその農業普及への問題点」横山正氏(東京農工大学)
3.「生物多様性は本当に害虫制圧に機能するのか?-有機農業での現場の取り組みを振り返る-」日鷹一雅氏(愛媛大学)
4.「アレロパシーを利用した有機農業、特にヘアリーベッチとハッショウマメの今後の利用について」藤井義晴氏(東京農工大学)
コメンテーター:松沢政満氏(有機農家)・新美洋氏(農研機構・九州沖縄農業研究センター)

16:30-18:15  全体セッション(3)
「耕す市民を育てる現場から」
 近年,都市生活者の間で,“農” や“自給”への関心が高まっています。地元セッションでは,耕す市民を育てる仕組みづくりとこれからの生き方を提案している“仕掛け人”たちの実践に学び,東京から食と農の再生を発信します。

コーディネーター:小口広太氏(明治大学大学院博士課程)
報告
石坂昌子氏(石坂ファームハウス・日野市)
金子晃氏(三鷹オーガニック農園・三鷹市)
高坂勝氏(たまにはTSUKIでも眺めましょ・池袋)

18:30-20:30  懇親会

【2日目 12月9日(日)】

9:00-10:00  総会

10:00-12:00  個別報告

12:30-13:30  ポスター報告

13:30-16:00  個別報告


11月23日作業メモ。

2012年11月24日 00時28分11秒 | 
 久々の帰省、久々のブログです。ちょくちょく帰省していたのですが、なかなか更新できず、冬の畑の様子をお届けします。この間、忙しさに追われ、宮崎、岩手などに行ったり、都内の農家さんの話を伺いに行ったり、非常勤の授業の準備も余裕がなくなりつつあり、ということでバタバタでした。

 何軒かに野菜を送るため、畑に出ました。東京とは質的に違う寒さ。突き刺さります。

 人参も大きくなりました。もうそろそろ雪が降るので、土の中に埋めたいです。大根もです。

      

      

 葉物も元気です。こちらはタアサイ。

      

 こちらはみず菜。
 
      

 ホウレンソウ。2回目にまいたものはよく成長しています。草につつまれています。
 
      

 自生オカノリ。一面に広がっています。お隣さんも収穫していきます。

      

 ハクサイも直まきでよくここまで育ちました。

      

 こちらはまかないタイニーシュシュ。

      

 夏に頑張ってくれた畑は、枯れた夏草に覆われています。この状態で春まで休ませます。

      

      

 種が落ちて、勝手に生えてきたルッコラも、生命力の強いものがこうやって残っています。この種は採りたいですが、この寒さで花まで咲かすんでしょうか。