おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

田中優◆緊急◆東京講演会4/1(金)

2011年03月31日 21時34分16秒 | イベント
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田中優◆緊急◆東京講演会4/1(金) 無料
http://bit.ly/fSuhEs

2011年4月1日(金)19:00~21:15 (開場18:20~)
芝浦港南区民センター1階ホール
Ustは
http://ow.ly/4q9fg
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共同代表の田中優、全国の講演会が毎日100人以上で
かなり一般の関心が高いこと実感しています。
東京でも、天然住宅主催で開催できましたので、お知らせいたします。

東北地方太平洋沖地震に伴う東京電力原発事故から2週間が経ち、原発の状況や被災者、復旧活動も刻々と変化しています。
今回の原発事故を、「エネルギー問題のターニングポイントにしたい」と語る田中優は、国産材と自然素材を使った非営利の住宅会社「天然住宅」の共同代表でもあります。天然住宅ではこれまで、健康と環境に配慮した家づくりはもちろん、バイオマスや太陽熱など、自然エネルギーを取り入れた持続可能な暮らしを提案してきました。今回の原発事故を受け、より強く、リスクの高いエネルギーから自然エネルギーへシフトしていく必要性を感じるとともに、私たちだからこそできる被災地への持続的な支援活動があるのではないかという想いから、今回講演を企画しました。
現在、全国各地での講演会で注目を集める、誰もが知りたい原発の問題はもちろん、新しい状況に対応し、私たちがこれからできること、必要なことなど、盛り沢山の内容でお届けします。

是非みなさん、お誘い合わせの上ご参加ください!


●開催概要●

■日時
2011年4月1日(金)19:00~21:15 (開場18:20~)

■会場
芝浦港南区民センター1階ホール
港区芝浦4丁目13番1号
→JR山手線・京浜東北線 田町駅 東口 徒歩10分
→地下鉄 浅草線・三田線 三田駅 A4出口 徒歩12分
http://www.city.minato.tokyo.jp/sisetu/center/sibaurakounankuminsenta/index.html
■参加費
無料
→宮城県気仙沼の被災者支援のための支援金にご協力ください。

■定員
235名
→タイトなスケジュールでの告知のため、予約は不要ですが、当日参加者が殺到し、会場が狭くなってしまう場合もありますので予めご了承ください。

■ゲスト
田中優
「未来バンク理事長」「日本国際ボランティアセンター」「足温ネット」理事、「ap bank」監事、「一般社団法人
天然住宅」共同代表を務める。現在、立教大学大学院、和光大学大学院の非常勤講師。

田中優 ブログ
http://tanakayu.blogspot.com/
20年以上前から原発問題に関わってきた田中優。今回の原発事故後、各地で緊急的に企画された講演会には、毎回会場に入りきらない程の人たちが集まっています。3月13日に行われた大阪講演会の動画再生回数はすでに15万回以上と、今多くの注目を集めています。

田中優 3/13大阪 約17万回視聴@3/31
http://www.ustream.tv/recorded/13373990
ほかは以下参照
http://ow.ly/4nHKA

■主催
森を守って 健康長もち。
一般社団法人 天然住宅
03-5726-4226
http://tennen.org/

有機農家の自殺というニュースを聞いて。

2011年03月31日 19時37分36秒 | 原発
 福島の有機農家が摂取制限が原因で自殺したというニュースが流れました。以下の通りです。少し、僕のコメントを書きたいと思います。

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福島の野菜農家が自殺 摂取制限指示に「もうだめだ」

http://www.asahi.com/national/update/0328/TKY201103280468.html

2011年3月29日5時30分

畑には自殺した男性が作ったキャベツが並んでいた=福島県
須賀川市

 福島県須賀川市で24日朝、野菜農家の男性(64)が自宅の敷地内で首をつり、自ら命を絶った。
福島第一原発の事故の影響で、政府が一部の福島県産野菜に
ついて「摂取制限」の指示を出した翌日だった。震災の被害に落胆しながらも、育てたキャベツの出荷に意欲をみせていたという男性。遺族は「原発に殺された」と悔しさを募らせる。

自宅は地震で母屋や納屋が壊れた。ただ、畑の約7500株のキャベツは無事で、試食も済ませ、収穫直前だった。遺族によると、男性は21日にホウレンソウなどの出荷停止
措置がとられた後も「様子をみてキャベツは少しずつでも出荷しないと」と話し、納屋の修理などに取り組んでいた。

23日にキャベツの摂取制限指示が出ると、男性はむせるようなしぐさを繰り返した。「福島の野菜はもうだめだ」。男性の次男(35)は、男性のそんなつぶやきを覚えている。「今まで精魂込めて積み上げてきたものを失ったような気持ちになったのだろう」

男性は30年以上前から有機栽培にこだわり、自作の腐葉土などで土壌改良を重ねてきた。キャベツは10年近くかけて種のまき方などを工夫し、この地域では育てられなかった高品質の種類の生産にも成功。農協でも人気が高く、地元の小学校の給食に使うキャベツも一手に引き受けていた。
「子どもたちが食べるものなのだから、気をつけて作らないと」。そう言って、安全な野菜づくりを誇りにしていたという。

遺書はなかったが、作業日誌は23日までつけてあった。長女(41)は「こんな状態がいつまで続くのか。これからどうなるのか。農家はみんな不安に思っている。もう父のような犠牲者を出さないでほしい」と訴える。(西堀岳路)
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 このニュースを知った時は、本当に悲しく、胸が痛みました。出荷制限が出たときは、おそらくこういうニュースが出るだろうなと思っていましたが、あまりに早かったです。

 この文章を読む限り、これまでコツコツと30年以上、土づくりに励み、自分の技術も確立し、消費者にも喜んでもらえるような野菜を育ててきた方で、地道にコツコツと有機農業に励んできたパイオニアのような方だと思います。おそらく、この文章から想像もできない苦労をなさっていると思いますし、小学校給食にも出していて誇りと喜びの中で農業をやっていたのだと思います。

 僕の師匠である金子美登さんは、「育てた野菜は自分の子供のようなものだから本当は値段はつけたくない」とよく仰っていました。僕はそれを聞いた時、農業にささげる愛情の強さに感動しました。こういう農家がいたのかと。

 おそらく自殺した農家も同じような愛情を注いでいたのだと思います。そして原発事故による出荷制限はそれを全て打ち砕く、絶望でしかなかったのでしょう。本当に悔しいです。

 農家のこの生命を守り、育む営みを一瞬で駄目にしてしまう現代社会システムを改めて問わなければなりません。

 僕はふとこんなことを考えました。有機農業運動について少し研究をしていますが、もし、生産者が、もう体力の限界、異常気象とか、そのような理由で、農薬を使いたいといったとき、消費者は「大丈夫、私はこれからも支えていきます」とその農家を買い支えることができるのかということです。農薬を使うなら買わないと消費者はただ安全な食べものを求める傲慢な存在なのか。または農産物を買い支えて、農家を支える存在なのかどうか。

 現在の原発事故による農産物汚染で、消費者がどう生産者を買い支えることができるのか、はたまた自分だけ安全なものを食べて、自分がよければそれでいいんだという消費者なのか、有機農業運動の真価が問われると思います。

 現に、有機農業の取り組みの中でも、汚染されたものは食べたくないという消費者が出ていると話に聞きます。福島では、汚染されていないものまで、風評被害がおよび、売れなくなっているそうです。

 今こそ、「買い支え」が大事で、農家に安心を与えることも、都市住民、消費者ができる支援なのかもしれません。

 

なぜ警告を続けるのか〜京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち〜

2011年03月31日 18時58分37秒 | 原発

なぜ警告を続けるのか〜京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち〜

http://video.google.com/videoplay?docid=2967840354475600719#

 大阪府熊取町にある京都大学原子炉実験所。ここに脱原発の立場から活動を続けている”異端”の研究者たちがいる。原子力はわが国の総発電電力量の3割を供給するまでになったが、反面、去年の中越沖地震で柏崎刈羽原発が「想定」を上回る激しい揺れで被災するなど、技術的な課題を完全には克服出来ていない。番組では、国策である原子力推進に異を唱え、原子力の抱えるリスクについて長年、警告を発し続けてきた彼らの姿を追う。その言葉はエネルギーの大量消費を享受する私たち国民一人ひとりへの問いかけでもある。

原子力保安院の大ウソ暴露!武田邦彦先生インタビュー

2011年03月31日 18時53分54秒 | 原発
 武田邦彦先生。http://takedanet.com/
のインタビューだそうです。武田先生は意見がブレるので個人的には信用はしていませんが、過激なことを言う人だと思います。

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たかじんのそこまで言って委員会 増刊
2011年3月19日

武田邦彦教授が緊急インタビューに応じる。未曾有の被害をもたらした東日本
大震災と同時に発生した大津波によって冷却装置に致命的なダメージを受けた
福島第一原子力発電所-。想定外の放射性物質が大気中に漏れ出し、世界中か
ら大きな注目を浴びている日本の原子力政策のウラ側を大暴露する武田教授。
メディアを信じられない人は必見です。

原子力保安院の大ウソ暴露!(関東エリア未放送)

http://www.youtube.com/watch?v=gW8pfbLzbas

2011 3 26 藤田祐幸講演 長崎

2011年03月31日 18時46分06秒 | 原発
 メディアにはほとんど御用学者しか出ませんが、御用学者ばかりでなく、原子力政策、原発に反対している研究者もいます。科学者の立場から小出裕章先生、今中哲二先生、藤田祐幸先生などです。今こそ、耳を傾けるべきでしょう。ぜひご覧ください。

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2011 3 26 藤田祐幸講演 長崎

http://www.youtube.com/watch?v=3UAY2oXyInk

今回の東北関東の地震と津波は大変な被害をもたらした。それより­恐ろしいのが福島原発事故。スリーマイル島原発事故1979年、­チェルノブイリ原発事故1986年など人類が起こした原発事故か­ら得た教訓が生かされなかったことに対して痛切な反省の話に涙が­出るくらい感動した。人生をかけて原発の危険性を世に訴え続けて­きたにもかかわらず、今回の福島原発事故を起こしてしまったこと­に対して、社会全体が責任をもって反省し、真剣に受けとめ、原発­に依存しない社会への移行することを熱く語りかけている。地震や­津波は天才で人間が止めることは出来ないが、原発事故は人災であ­り事前に止めることが出来る。また近い将来起きると予測される巨­大地震に備えて浜岡原発を即時停止すること、その他の原発もこれ­から計画的に停止しなければならないと・・・