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特定非営利活動法人白河花里倶楽部れぽーと

東北の南端福島県白河市で活動するNPO法人。2017年10月より、動物関連はアメブロ「花里れぽーと」で更新致します。

4月29日比嘉照夫教授講演会 ~EMで放射能汚染対策~

2012-05-03 16:28:21 | 放射能問題・除染
先月4月29日(日)、栃木県那須町の障害者支援施設マ・メゾン光星みこころホールで、琉球大学名誉教授比嘉照夫先生の講演会が行われ参加させていただきました。





約30年前、偶然発見したというEM菌は、今話題の光合成細菌・乳酸菌・酵母等を中心とする蘇生型の微生物を共生的に複合培養した有用微生物群だそうです。pHが3.5以下でも、嫌気性菌と好気性菌が共生しているそうです。





EM菌については、有機農家の方々の間では以前より有名だったそうですが、私は環境評論家船瀬俊介氏の著書で初めて知りました。講演会には、マ・メゾン様がカトリック系施設ということでシスターの方々や施設関係者の方々、その他栃木県の有機農家の方々がたくさん参加されていました。

震災後、政府の福島県への対応を見て、沖縄県の方々が自分のことのように心を痛めているという報道がありました。先生は沖縄県のご出身で、EM研究機構様も本社は沖縄県にあるそうですが、福島県を含めた被災地への思いに感動しました。EM研究機構では、福島市に職員を派遣し、被災地支援をされているそうです。今回、花里倶楽部も支援をいただけることになり、心より感謝をしております。





講演会の前になりますが、4月19日にはEM研究機構職員様より、EM菌培養について教えていただきました。





二次培養のタンクです。このタンクもEM菌等もすべてEM研究機構様及びNPO法人地球環境・共生ネットワーク様より支援をいただけるそうです。こんなに支援をいただいていいものか・・・そんな気もします。どうやってお返しすればいいのか。まずは、ご指導いただいた通りに培養し、どんどん撒くことだと考えております。EM菌は、20度から40度の温度が好きだそうです。東北では、これからの半年間が勝負ではないかと考えております。





タンクをプチプチでくるみ、ヒーターで温めています。生き物ですので、温度管理が大切のようです。





こちらは、マ・メゾンさんのラブリーちゃんです。2度目に会った時、友達になれた気がしました。好きな入所者さんが通ると、めへへへへ~と叫ぶんです。癒し系です。

本日、白河市は大雨です。雨が止んだら早速EM菌の散布を始めたいと思います。

注・EM菌は、環境にも人体にも全く無害です。


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EM菌による除染活動の決定

2012-04-15 11:40:43 | 放射能問題・除染
 先のブログでも紹介しましたが、花里では微生物による放射能除去にチャレンジすることにしました。個人的には、セシウム排出に効果があるというEM・Xゴールドを毎日飲んでいます。

 花里花壇の除染については、放射能除去目的の場合の活性液の作り方等、全くわかりませんので、EM研究機構さんに連絡をさせていただきました。EM研究機構では、職員を福島県に常駐させているそうです。福島の除染に関して、協力体制があるということで、本当に心強く思っております。来週にも機構の方とお会いすることができそうです。

 また、偶然ですが、比嘉照夫教授(元琉球大学名誉教授)の講演会が今月末に栃木県で行われるということで、EM菌についてのお話を伺うことができそうです。

 EM菌については、有機農家の方々が以前より採り入れていたようですが、私は先日初めて知りました。花里では、無農薬無化学肥料栽培に徹してきましたので、花壇は荒地(以前)ではありましたが、微生物はたくさんいると思います。

 この季節になると、ホームセンターには農薬が並びます。本当に気軽に、「草刈が面倒」という理由だけで除草剤を散布する人がたくさんいます。しかし、自分に必要のないものを排除するという考え方は、人間の傲慢さからくるものだと私は常々考えております。「虫ケラ扱い」と言いますが、虫だって生きています。殺すには理由が必要ですが、「草刈が面倒」だという勝手な理由で、虫の大量殺戮が行われている・・・ように感じます。

 敵か味方か。キャベツを育てる人にとって青虫は害虫でしょう。しかし、青虫を蝶にしたいものにとっては、青虫を殺すカメムシは害虫です。私は、大切にしていた青虫が、カメムシに突き刺され、無抵抗のまま体液を吸われていた姿を・・・忘れることができません。「やめてー」と叫びましたが、時すでに遅く、青虫はカメムシに体を吸われながら持ち上げられ、土の上に捨てられました。体からは体液が抜かれ、しょぼしょぼになっていました。それでも、カメムシに復讐はしません。自然界での出来事ですから。青虫が美しい蝶になるのは、大変なことのようです。
 
 

 

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放射能除染に、味噌・塩・EM菌・光合成細菌!?

2012-04-03 14:52:11 | 放射能問題・除染
 環境問題評論家船瀬俊介氏の最近の著書に、放射能除去・除染について画期的な方法が書かれていました。今後、除染は巨額のビジネスとなるだろうと考えられています。しかし、事故後1年が過ぎた今も何ら前進は見られず、先のブログで報告したように、ボランティアがコツコツ原始的手法を用い、被ばくをしながら行っているという悲しい現実しかないのです。私の自宅の2つの場所には、汚染土が山と積まれたまま存在しますが、いつ片づけられるのか不明のままです。個人宅の除染はいつになるのか?全く見えない。庭の空間線量は、土を削っても、0.5マイクロシーベルト前後。健康不安を感じながら、過ごしています。

 さて、船瀬氏の著書によれば、味噌・塩・EM菌・光合成細菌が放射能除染に効果があるそうです。体内被ばくは、大変な問題ですが、これにも効果があるとのこと。詳しくは『放射能汚染だまされてはいけない!?』を。

 早速、清涼飲料水として販売されているEM・Xゴールドと、土壌や植物に使用するEM菌を購入しました。これで活性水を作り、土壌に散布するそうです。開発をした比嘉照夫教授は、昨年飯館村で実験をし、効果があることを証明したそうです。また、EM飲料水も体内のセシウム除去に効果があることが証明されているとのこと(学会やマスコミには黙殺されているそうです)。

 これなら土を削る必要はありません。EM菌は自分で増やすこともできるそうです。自宅庭・花壇で試してみようと思います。

 発酵食品には、放射能を除去する力があるとか。味噌汁や糠漬けは、健康に良いだけでなく、放射能除去にも良いそうです。塩については当然ですが、天然塩が良いようです。

 福島県民は、放射能モルモットではない。
免疫力をあげて、生き残りましょう!

 
コメント (1)
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県の除染事業枯葉搬入最終日・落ち葉除去後の放射線量

2012-04-03 14:12:59 | 放射能問題・除染
 2012年3月31日、市のトラックを借り、落ち葉の搬入をしました。この日は、前年から開始した県の放射線量低減化事業の落ち葉や草の搬入最終日です。

 

 補助金の清算は終了していますので、市担当課のご厚意により、ガソリン代は市持ちということで大型トラックをお借りしました。私は大型トラックどころか普通車の運転も怪しいので、袋を運んだりの作業を致しました。



 約50袋のビニール袋を2回搬入しました。この落ち葉は、昨年からのものですので、雪や雨が入り重くなったものもあります。また、1週間ほど前より落ち葉を回収しましたが、まだまだ落ち葉が残っています。



 これは市の土地、道路沿いの土手です。近くの愛宕山、小学校、市の並木の落ち葉で地面が見えない状態。



 土手沿いにある物置小屋ですが、市の土手の木から落ちる葉っぱが積もり屋根が見えない。この土手沿いを中・高生が歩くのですが、この落ち葉のためか空間線量も0.7マイクロシーベルトを超える高い数値でした。本来は、個人宅の落ち葉は除外されますが、これは市の落ち葉ですので搬入しました。



 屋根の上の線量は、1.097マイクロシーベルト。



 市の土手の放射線量は、落ち葉の上で1.208マイクロシーベルト。

 

 落ち葉を取り除くと、0.762マイクロシーベルト。かなり下がりました。



 上を見上げれば市の桜並木。秋はもみじも美しい。でも、写真の枝が密集している部分を見ればわかるように、この桜は病気です。本来は、病気の部分を切りらなければならないそうです。病気の老木は、枯れ枝も落とします。3メートル以上のある老木が突然落ちてきます。病気の枝もバッサバッサと落ちます。近隣は、高齢化しており、ボランティアにも限度があります。美しい景色を保つには、管理も必要ではないでしょうか。

 本日、白河は暴風が吹き荒れています。怖いほどの強風です。せっかく集めた落ち葉ですが、愛宕山から風で枯葉が飛んできます。搬入期限とは関係なく、落ち葉は舞います。どうするのでしょうか?




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ビニールハウス内の除染と新しい土づくり

2012-01-16 15:10:19 | 放射能問題・除染
 先日、庭にあるビニールハウスのビニールを取り換えました。ビニールをはずした時にしかできない奥側の土の除染も行いましたが、8マイクロシーベルトを超える数値でビックリでした

 土を削る作業とビニールの取り換えで半日かかりました。

 そして別の日、削ったために凹んだ場所にハウスの中の土を埋め、ハウスには購入した土と肥料をいれました(土を購入する時、放射線数値を測定するようにしています)。

 土2袋、肥料1袋をいれ、耕した後のハウス内の放射線数値は、0.25前後でした。0.2切ってほしいですが、0.3は切りました。

 ある自然保護・野生動物保護団体の会報を愛読しておりますが、それによると兵庫県の団体事務所前で0.15マイクロシーベルト。飛騨山中の地面で0.2マイクロシーベルトだそうです。となると、ハウス内が0.25でも今は納得するしかありません。

 気持ちを明るくするために、ビニールハウスを飾ってみました。




 リボンは、もっと太いものがいいですね。飾りが足りませんね。





 これはトイレではなく、コンポストです。一番小さいサイズのものを購入しました。今までは、自家製の大きな木枠に落ち葉や生ゴミを投入し腐葉土を作っていましたが、今後はコンポストを使います。

 

 震災を経て・・・フクシマは変わりました。今までは、都会のお友達に「いいわね~素敵な生活ね~田舎暮らしって憧れなの~」と褒められてきましたが、今では「可哀想~汚染されてるんでしょう?~気の毒に~」となっています。唯一自慢だったものが自慢できなくなった。それどころか、健康リスクの可能性もあるのです。このような憤りを感じながらも元気に生きています。内部被曝を防ぐための最大限の努力をした上で、免疫力を高めるために日々楽しく生活する。これが大切だと思います。
 
 新聞に・・・環境放射線数値は、0.5マイクロシーベルト程度なので、「風評」なのに観光客が来てくれないと言っている地域のことが書いてありました。0.5マイクロシーベルトを低いと思うのは、福島県民の一部だけではないでしょうか。十分高い数値だと私は思います。主観と客観という言葉がありますが、経済活動に関しては「お客様の立場」客観で考えなければならないと思います。自分が美味しいと思っても、お客様が思わなければお店は倒産するのです。
 私は、正直に数値を公表し、今起こっていることを全国にお知らせすることが大切だと思います。もし、どこかの原発が同じような事故を起こしても、自分で土を削ることになるでしょう。自宅の放射線数値が恐ろしい数値であっても、誰も助けには来ません。自分で土を削り、庭の一角に土納袋を山と積み、必死でレンガを洗う日々となります。大変な出費でも、1円も支払ってはもらえません。この現実を世界にお伝えするのに、インターネットは最高のツールであると思います。

 私たちは、除染事業には参加しましたが、それ以外は補助金に依存せずに質素堅実な活動をしております。事故後、風評を訴える団体や口を閉ざす団体が多い中、正直に実害を訴えてきました。今後も、同じように活動をしていきたいと思います。

 

 花里的には、除染をし、放射線数値を下げ、その上で花を楽しんでもらう環境をつくりたいと考えています。

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