特定非営利活動法人白河花里倶楽部れぽーと

東北の南端福島県白河市で活動するNPO法人。2017年10月より、動物関連はアメブロ「花里れぽーと」で更新致します。

白河市、学校の除染のその後

2012-08-28 15:41:46 | 放射能問題・除染
先日のブログ記事の白河市内小学校の除染ですが、白一小の汚染土は第二校庭に並んだようです。その説明はありませんが、自分で確認しました。その他、遠くから見たところでは体育館裏にも並んでるようです。

汚染土の脇を通る方々の中には、カメラを片手に写真を撮る方もいました。また、森林公園の汚染土の様子も通行中の市民から聞きました。私が思っていた以上に、皆さん関心があり、疑問や不満を抱えています。

一時仮置き場が決まれば・・・と言いますが、いつ決まるのかわかりません。一時ではない永遠の置き場はいつ決まるのか。全くわかりません。震災から1年半が過ぎた今も、セシウムと隣り合わせに生きています。削れば減るのはわかっているのに。

また、「移染」だと批判する方々もいますが、土を削る以外に即効性のある除染方法があれば教えていただきたいし、実行していただきたいと思います。常時被爆をしながら生活をしている者としては、批判よりも行動を求めたいと思います。

なぜか、意見を言わない空気が流れています。作家の瀬戸内寂聴さんは、戦時中と同じ空気だと言ってるそうです。平和を守るためにも自分の意見を持ちたいと思います。皆さん、何を恐れているのですか? 

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白河市教育委員会、除染に関して近隣住民への説明なし

2012-08-22 08:23:07 | 放射能問題・除染
昨日より、咳が止まりません。ノドが痛みます。3月末に県の除染補助事業に参加し、白一小・市の沿道・神社という公的及び準公的場所の樹木から落ちた落ち葉ひろいをした後にも同様の症状となり、2か月以上もの間咳が続き、持病が再発し、突然高熱が出るという放射能特有の症状に悩まされました。そして、また同様の咳が出始めました。

一昨日の朝、県南土建の職員が自宅に現れ、私の家の向かい(学校敷地)の草を刈り、昨年除染を行わなかった部分(向かい敷地の周囲と解釈)も削るので、音などでご迷惑をおかけするかと思いますという説明を夫が受けたようです。挨拶用タオルをいただきましたが、説明文も何もありませんでした。本来は、説明は学校及び教育委員会が行うものでしょう。

そして、土が舞うようなお天気の2日間、大音量で重機が動いていました。室内にいても窓を開けると臭い。これは土埃が舞っていると感じましたが、それに伴い咳が出始め、ノドが痛み、気管支が苦しくなりました。

私は喘息持ちです。


そして、昨日の夕方工事現場を通ると、説明とは全く違うことが行われていました。

ナント、白一小全域の汚染土が運び込まれ埋められようとしていたのです。驚きました。これは詐欺です。

なぜならば、まず第一に説明を全く受けていません。そして・・・



自宅や道路から見えるのは、この光景です。これだと周辺の草を刈り少し土を削り4つの袋に入れた・・・と誰もが思います。しかし、



道路や私の家から見えないところでは、大変な量の汚染土が埋められようとしていたのです。番号を見て驚きました。50番台があるということは、少なくとも50袋以上の土を、この土地に運び込むようです。何の説明もなく!



ふれあいの丘に一時置かれていた汚染土。数百メートル離れた場所の汚染土まで民家と7メートルしか離れていない場所に持ち込むようです。今朝、メジャーを持って測りましたが、道路と歩道で約7メートルでした。

7メートル向こうに汚染土がある生活をしたいと思いますか?

除染計画には、市が主体となり速やかに除染を行うと記してありますが、原発事故から1年半が過ぎた今も個人宅の除染は一部(大信)が始まったという状況で、市民任せとなっています。このような状況で、持病を持つ市民を欺く行為が行われることに憤りを感じています。必死で除染をしても、市が汚染するのであれば、私の被ばくは意味のないものとなるのです。

昨日、県南土建担当者に抗議の電話をしました。本日、白一小に抗議と健康被害の電話をしました。また、白一小に来ていた県南土建担当者にタオルをお返しし、工事の中止の確認をしました。

これから、教育委員会に連絡をし、この工事の説明責任者を訊ねます。

皆さんの近くでも同様の行為が行われているかもしれません。ご注意ください。


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