先週末、神戸市に本拠を置くアニマルレスキューシステム基金様が運営をされているフクシマスペイクリニックのご協力により、18匹の野良猫の不妊去勢手術を行うことができました。ご協力に心より感謝致します。
手術に先立って、金曜日にアニマルレスキューシステム基金代表の山崎様と横浜でボランティア団体を主宰されているクリニックスタッフの方が現場を確認してくださいました。予約はいっぱいとのことでしたが、緊急性のある現場だとの代表の判断により、急遽全頭手術を引き受けていただくこととなりました。
しかし、18匹の中で3匹が、重症だと判明。1頭は、3時間半にも及ぶ大手術となりました。また1頭は、虐待により4か所の骨折が確認されました。棒などで殴られたようですが、これは半殺しに近い状況です。恐ろしい。
もう1匹は、負傷が原因で化膿し、顔から首が腐っていたそうです。腐敗した部分を取り除くと、骨が見え、顔や首が半分になるという重症。保護できなければ、数日持ったかどうかという状況だそうです。安楽死という選択も提示されるほどの惨さ。でも、食べに来たということは、生きたいという強い意思を持っていたということです。どんな状況でも最後まで看取りたいとの想いをお伝えしました。しかし、人馴れしていない野良猫の治療を毎日続けることは素人ボランティアには無理との判断で・・・静岡から参加されている獣医師の先生が持ち帰り治療をしてくださることとなりました。その上、このボロボロの重症猫の治療費は要りませんとのお話に、思わず涙が流れました。また、3時間半もの手術をすることになった重症の猫は、輸血など様々な処置がされたようですが、最低限の費用のみでした。この3匹の猫たちは、フクシマスペイクリニックに救われた命です。人に捨てられ、野良となり、盗んで食べなければ生きてはいけず、盗みに入れば殴られ叩かれるという生活だったことででしょう。今まで、何匹の野良猫が殺されていったのか。それは犯罪ですといっても、行われ続ける犯罪を、この3匹の猫は実証してくれました。
白河市役所周辺では、野良猫への虐待や殺害が日常的に行われている可能性があります。このような地域では、子どもへの虐待が起こる可能性もあり、注意が必要だと思います。小さな命を軽視する社会は、恐ろしい社会です。人が見ていなければ、弱い者イジメをしてもイイと考える者の多い社会は、恐ろしい社会です。
今回、遠方より避難区域等に犬猫のレスキューや餌付けに行っている方々とお話をすることができました。福島県民は、仔猫や仔犬を殺す習慣があるという認識を持っているようです。そして、そのことに驚き、悲しみ、毎月福島入りをされているそうです。野蛮人だと思われているのかもしれません。しかし、違うと言えないことが、何よりも切ない。たくさんの人が、福島を心配している今こそ、福島の悪しき慣習を変えたいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/63/4cab82f992359549246693a5a5cdad9f.jpg)
現在、静岡県で最高の医療を受けている白河市の野良猫。頑張って生きて、白河に戻ってきて。もしかしたら・・・静岡の方が好きかなぁ?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/81/bfc3060c36fabe097c95e68e7a69d198.jpg)
3時間半もの大手術となったメス猫。今まで、どんなにか大変な生活だったことでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/5c/33ee6c2fac430ccbc8db8b5225ac7c79.jpg)
4か所もの骨折をしていた猫。虐待による怪我だとの診断です。棒等で殴られなければ、これだけの骨折はしないそうです。こんなふうに殴られ、今まで何匹の猫が死んでいったのでしょうか。
野蛮・・・ですよね。これは犯罪ですから。啓発と摘発が必要だと思います。
虫ケラのように消えただろう野良猫の命に対して、できる限りのことをしていただきました。フクシマスペイクリニックの皆様に心より感謝を申し上げます。
全国に、このようなクリニックが開設されたなら、殺処分される犬猫も激減することと思います。
手術に先立って、金曜日にアニマルレスキューシステム基金代表の山崎様と横浜でボランティア団体を主宰されているクリニックスタッフの方が現場を確認してくださいました。予約はいっぱいとのことでしたが、緊急性のある現場だとの代表の判断により、急遽全頭手術を引き受けていただくこととなりました。
しかし、18匹の中で3匹が、重症だと判明。1頭は、3時間半にも及ぶ大手術となりました。また1頭は、虐待により4か所の骨折が確認されました。棒などで殴られたようですが、これは半殺しに近い状況です。恐ろしい。
もう1匹は、負傷が原因で化膿し、顔から首が腐っていたそうです。腐敗した部分を取り除くと、骨が見え、顔や首が半分になるという重症。保護できなければ、数日持ったかどうかという状況だそうです。安楽死という選択も提示されるほどの惨さ。でも、食べに来たということは、生きたいという強い意思を持っていたということです。どんな状況でも最後まで看取りたいとの想いをお伝えしました。しかし、人馴れしていない野良猫の治療を毎日続けることは素人ボランティアには無理との判断で・・・静岡から参加されている獣医師の先生が持ち帰り治療をしてくださることとなりました。その上、このボロボロの重症猫の治療費は要りませんとのお話に、思わず涙が流れました。また、3時間半もの手術をすることになった重症の猫は、輸血など様々な処置がされたようですが、最低限の費用のみでした。この3匹の猫たちは、フクシマスペイクリニックに救われた命です。人に捨てられ、野良となり、盗んで食べなければ生きてはいけず、盗みに入れば殴られ叩かれるという生活だったことででしょう。今まで、何匹の野良猫が殺されていったのか。それは犯罪ですといっても、行われ続ける犯罪を、この3匹の猫は実証してくれました。
白河市役所周辺では、野良猫への虐待や殺害が日常的に行われている可能性があります。このような地域では、子どもへの虐待が起こる可能性もあり、注意が必要だと思います。小さな命を軽視する社会は、恐ろしい社会です。人が見ていなければ、弱い者イジメをしてもイイと考える者の多い社会は、恐ろしい社会です。
今回、遠方より避難区域等に犬猫のレスキューや餌付けに行っている方々とお話をすることができました。福島県民は、仔猫や仔犬を殺す習慣があるという認識を持っているようです。そして、そのことに驚き、悲しみ、毎月福島入りをされているそうです。野蛮人だと思われているのかもしれません。しかし、違うと言えないことが、何よりも切ない。たくさんの人が、福島を心配している今こそ、福島の悪しき慣習を変えたいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/63/4cab82f992359549246693a5a5cdad9f.jpg)
現在、静岡県で最高の医療を受けている白河市の野良猫。頑張って生きて、白河に戻ってきて。もしかしたら・・・静岡の方が好きかなぁ?
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3時間半もの大手術となったメス猫。今まで、どんなにか大変な生活だったことでしょう。
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4か所もの骨折をしていた猫。虐待による怪我だとの診断です。棒等で殴られなければ、これだけの骨折はしないそうです。こんなふうに殴られ、今まで何匹の猫が死んでいったのでしょうか。
野蛮・・・ですよね。これは犯罪ですから。啓発と摘発が必要だと思います。
虫ケラのように消えただろう野良猫の命に対して、できる限りのことをしていただきました。フクシマスペイクリニックの皆様に心より感謝を申し上げます。
全国に、このようなクリニックが開設されたなら、殺処分される犬猫も激減することと思います。