県南保健所抑留場出所犬 仔犬の「バンビ」＆高齢衰弱犬「儀助（ギスケ）」

昨日、県南保健所より、２頭の収容犬の譲渡を受けました。本日、動物病院で診ていただいたところ１頭は、４か月末程度の仔犬でした。名前は「バンビ」です。



体重は、７．７５ｋｇ。小さいけれどジャンプ力はあります。とっても甘えん坊で人懐こく、ジャンプしては、顔をベロベロします。



近々不妊手術をします。同時に、里親募集サイトに掲載をお願いし、新しい飼い主様を探します。まだ、シャンプーをしていないので、臭いですが、とっても可愛い犬です。



こちらは、衰弱している老犬です。名前は、「ギスケ（儀助）」にしました。酷い虐待を受けていたようです。とにかく、手を近付けると、「やめて！」というように目を閉じて顔を背けます。ビクッビクッとする姿を見ると、切なくなります。フィラリアは陽性でした。超がつくほどの陽性だそうです。そのためか心臓も悪いようです。最後を看取りたいと出所させました。生きている間に、人を恐れないようにさせてあげたい。今までの過酷な犬生を忘れることはできないでしょうが、せめて愛された思い出を残してあげたいと思います。

抵抗できない弱い命を虐待する人間は、心底卑怯な人間です。この体で、脱走するわけもない。老犬を遺棄する人間が多いという事実に腹が立ちます。

ギスケは、食が細く、殆ど食べないということでしたが、昨日は、着くなりシーマが散らかしたおからサンドを食べだし驚きました。私は、食が細い老犬には、犬用のおかゆを与えます。ドッグフードを熱湯でふやかし、冷ましたものです。先月、出所した老犬カレンは、犬用おかゆで水分もたっぷり摂っているので、今は輸液も必要なくなりました。ギスケも食欲がありますので、どんどん回復すると思います。

２頭は、ベランダ改造温室で一夜を過ごしました。吠えることもなく、朝まで静かに寝ていました。ただ、仔犬のバンビは、朝６時頃になると、甘えたくてキューンと始まります。昨夜は、ケージに容れましたが、バンビはウンチとシッコをしたペットシートを畳んで、キレイな新聞の上に寝ていました。

ギスケの方は、キレイなままでした。庭に出すと、すぐにシッコをして、トコトコ走った後にウンチをしました。排泄の時間を待っていたようです。２頭ともキレイ好きなことがわかり安心しました

城下町白河の地域猫活動 寺猫シーマの去勢手術

一昨日、オスの寺猫の去勢・耳カットをしました。



一泊していただきましたが、大変な暴れ方でした。過去最高の暴れ方ですので、暴れん坊大賞受賞となりました



何も食べずに、トイレを寝室に運び・・・過去、例のない暴れ方でした。



グレーの縞柄のハンサム猫ですので、名前を「シーマ」としました。

この場所のＴＮＲ（リターンできない猫も含め）は、シーマで27匹目となりました。

野良猫たちにも相性があり、苦手な猫がいると、多少生息場所を移動します。耳カット猫を、少し離れた場所で見かけることもありますし、耳カットしていない猫が現れることもあります。現在見かける猫の中で、未手術は、捕まらずにいる猫と、最近見る猫と、残りメス猫２匹です。早急にＴＮＲしたいと考えております

城下町白河の地域猫活動 ～人との共生を猫に学ばせる猫の寺子屋～

先日、何度目かになるゴミ屋敷片付けをしました（屋外部分）。どうしてゴミを溜めるのでしょう？また、ご遺族は片付けを一切していないようですが、これも不思議です。



かなりゴミを片付けましたが、奥にはゴミの山があります。それも、ビニール袋に入るかギリギリの大きなゴミばかりです。



焼酎のペットボトルが山と詰まった物置の裏には、酒瓶の山があります。



ここで倒れて死んだのか・・・猫の頭蓋骨を2個発見しました。場所が場所ですので、怖さを感じません。今は天国在住でしょう。



この日は、台風の前だったこともあり、燃えるゴミ2袋と、



燃えないゴミ1袋で止めました。このペースでは、設置が遅れますので、どんどん片付けをしたいと思います。

地面には、ビニール袋や割れた食器やガラスの破片が埋まっています。とにかく、捨てない人だったようです。

私の持論＝ゴミ屋敷には、ゴミと同じように問題や悩みが積み上げられている。御遺族が片付けをされないとなれば、きっと何かあったのだと推測します。

反対に、悩みや問題が山とあると言う方々の中で、部屋や庭も散らかっているという方は、まずは部屋と庭の片付けから始めることをお勧め致します。

あるブログで・・・散らかった部屋を片付けようとすると、洗濯やら何やら別のことに夢中になり、片付けを忘れてしまう・・・という悩みがありました。これは、ＡＤＨＤの典型的な特徴。モノと一緒に、時間も詰める傾向があるそうです。例えば「あと10分あるから、ちょっとコンビニに寄ろう」等。そして、レジが込んでいて時間に遅れる等など。余裕を持って・・・と言いますが、時間も部屋のスペースも、同じ「余裕」なのですね。

ゴミの問題は、とても奥が深いです。ゴミ屋敷とセットとなっている野良猫。一つの社会問題として、もっと極めたいと考えております。

東北の冬は寒いです。雪が積もれば、猫のトイレもなくなります。何とか早くに、屋根付きトイレを設置したいと思います。私たちは、野良猫たちに人との共生を学ばせたいと考えています。その一つが、トイレで糞尿をすることです。この学び舎を、

猫の寺子屋

と名付けました

福島県県南保健所出所犬 老犬カレンの可憐な日常＆徘徊運動タイム

先月9月１日に白河市内大阪山で捕獲され、８日に譲渡を受け出所させた保健所収容動物カレンの最近の様子を動画に撮りました。


福島県県南保健所出所犬　老犬カレンの可憐な日常



福島県県南保健所出所犬　老犬カレンの徘徊運動タイム



出所した時は、身体中、糞尿にまみれてベタベタ、ものすごい悪臭を放っていました。立ち上がることも難しいほどの衰弱状態でしたので、かなり回復したと言えるでしょう。ふ～んという甘え声は出しますが、吠えることもなく、散歩も必要なく、本当に手のかからない可愛いお婆ちゃんです。

かなりの高齢犬ですので、この冬を越すとは思えませんが、家庭犬として最後を看取りたいと思います。それができない飼い主が多いことが残念です。

保護犬黒シバの「もみじ」の譲渡

昨年１０月末に、個人的に保護をした黒柴犬（血統書無）の「もみじ」、９月３０日に郡山市のご家庭に譲渡することができました。

一カ月間は、トライアル期間とさせていただきますが、特に問題がなければ、そのまま郡山市の住民となり、白河に戻ることはありません。

９月３０日の朝、最後のお散歩をして、可愛い写真を撮りました。



いつも笑顔でした。



繋がれたまま散歩をしたことがなかったために、トイレができませんでしたが、今は失敗も少なくなりました。



写真より実物の方が可愛いと譲渡先のパパさんは言ってくださいました。



譲渡先のお宅は、５００坪近くもある広大な敷地を所有されているそうです。遊び場がいっぱいあります。室内飼育が条件の一つでしたが、リビングの一角にコーナーを設けていただき、新品のサークルやフカフカベッドも用意していただきました。



成人されているお子様も犬が大好きだそうです。遊んでほしくてお兄ちゃんを見ています。



ご機嫌です。私が帰った後も、ご家族に甘えて大はしゃぎだったそうです。後は、先住ペットの老猫さんと仲良くなれるか・・・そこだけが心配です。

動画も撮りました。

福島県白河市、保護犬もみじとびぃ～、もみじ譲渡日の朝


保護前の犬生とは・・・全く違う犬生になりそうです。

もみじ、幸せにね♪
新しい飼い主様、どうぞ宜しくお願い致します。猫ちゃんと仲良くなれますように・・・。