老後の練習

しのび寄るコドクな老後。オヂサンのひとり遊び。

マンゴーにはさまれたマンゴスチン

2009-05-21 00:12:10 | ベトナム
きのう、やっと嵐が過ぎ去って今日は久しぶりにノンびりした一日。つかの間の平和をしみじみと、いくぶん苦いキモチで味わった。というのもきのうの最終コーナーをまわってからの大混乱はワタシのコンペティタージンセイに汚点を残すようなものだったから。早い話、締め切りに間に合わなかった。
午後3時からのプレゼンテーションに、ネタがそろったのが2時50分。一部は未完成のまま、とりあえず持って行こうかということになって、ゲンバに着いたのが3時10分。サイワイにも前の人のが伸びていて形の上では間に合ったが、一品足りないままホンバン開始。ブザマにも途中で追加してヨレヨレでゴールイン。ホントにナサケナイ。

で、夜はニッポンジン同士でヤケ酒飲んで、頭痛で不眠のまま今朝オフィスに行ったら調教途中の馬が何頭もきていて、ご苦労なことに終わったはずのシゴトを続けている。どうしたのかと恐る恐るのぞいたら、なんか間違ったところを直しているらしい。中にはなんでコレをきのう出してくれなかったの、って思わず脱力して床に座り込みそうなコトをやってるのもいて、今からでもいいから仕上げて、あしたの朝、差し替えてくることにした。それで意外とオッケーだったりする国なのかもしれないがチョー管理社会に身を置くわれわれには理解しがたいことだ。

打ち上げ兼ヤミ討ちは明日やることにして、今日は道端で果物買って帰った。マンゴー2個とマンゴスチン3個。3歩進んで2歩下がるみたいなキモチで、、コレで35,000ドン。200円。
マンゴスチンは生まれて初めて食べた。肝臓の悪い人の唇のような、黒みがかった赤紫の皮の内側はこれも赤紫のスポンジのようなのが5mmくらいの厚みであって、その内側に白い薄皮に包まれた実がみかんの房のように並んでいる。房ごと口に入れてかむとフシギなかみ応えで中のさわやかな甘みと控えめな酸っぱみが口の中でまじりあう。コレはうまいかも。
この外見のキタナさと中身のさわやかさ。外見がさわやかで中身がどす黒い、人間にはよくいるタイプと正反対で、久しぶりに珍しいものに会った気がした。