老後の練習

しのび寄るコドクな老後。オヂサンのひとり遊び。

チャ・カ・ラ・ボン

2008-12-26 12:57:00 | ベトナム
これはガイドブックには必ず載っているハノイでは有名なお店で、ベトナム人に店を選ばせるとニッポン人が喜ぶと思ってここをしばしば選ぶのだが、、ハッキリ言ってかなり独特な味。っていうかコレをうまいというニッポン人はよっぽど普段から変わったモノを食べているか、味覚が普通じゃないかのどっちかだ。

メニューはコレ1種類で席に座ると油がグツグツ煮えた中に魚の白身と内臓が入った鍋が出てくる。一緒に葉っぱ系が皿に山盛りになったのと各種のタレがテーブルに並べられる。中でも一番異様な芳香を放っているのが茶色いどろどろ状態の物体で、後から聞いたらエビの内臓をつぶして発酵させたモノらしく、一緒に口に詰め込んだパクチーがさわやかに感じられるほど強烈。もう、眉毛が抜けそうな味。
それに米の麺、ブンがわんこそばみたいに次から次にでてきてお椀の中で混ぜ合わせて食べる。

それでも一気にワタシは食べました。食は文化。その深みの底に民族の歴史や文明の年輪が刻まれているから。
それにカラダにはいいのかもしれないし。少しは元気が出るかと期待しながら、その深夜の飛行機の中では目ががんがんに覚めてまったく眠れなかった。