老後の練習

しのび寄るコドクな老後。オヂサンのひとり遊び。

ハノイのフォー

2008-11-25 01:14:25 | ベトナム
こっちに来て2日間はインターネットにもつながずにいたのだが、仕事の必要から今日つないでみたらいつもの日常が一気に戻ってきたようで、ありがたいようなそうでもないような、、圧倒的に後者のほうではあるが。それでもこうやっていろいろ書けるのはそれはそれで薬のようではある。
ここは町中がアメ横みたい、というか、いや、それ以上に健全な活気があふれていて、特に道にはバイクの群れが、横断歩道や、ましてや信号機なんてものはほとんどない中を、歩行者と車の合間を縫って走り抜けていく。店先にはモノや食べ物が道路にはみ出して並べられて、それが夜の11時頃まで、道端でコーヒーを飲んだり、このフォーを食べたり、ほかに楽しみがないのかもしれないが一人でゲーム機に向かっているようなのに比べるとはるかにそういうところが健全に感じた。

で、コレは今日の昼に食べたフォー。雇っている車の運転手がワレワレニッポン人は屋台では食べないほうがいいと言って大きな交差点に面した店まで連れて行ってくれた。と言ってもただ屋根がついているだけ、というか、作っているのは店先の大きな鍋で、おそらくスープの継ぎ足し用にバケツに水がたくさん汲んであって、それは決してきれいなものではなかったのだが。
フォーにはチキンスープとかビーフスープとか、あと、あったかいツユそばではなくつけ麺もあってニッポンのラーメン屋のような感じではあるが、この店はビーフ味1種類で、注文すると1分くらいで持ってきてくれる。平たい米の麺に香草がたくさんと牛肉がのってお値段は2万ドン。ニッポン円で120円くらい。なかなかうまい。テーブルの上にはニンニクのおろしたのや唐辛子があって、頼むと沖縄のシークワーサーのような果実を持ってきてくれる。

まあこんなふうで、もちろん仕事は仕事でやってはいるがそれもこっちの時間の流れの中で進められているのでだいぶギチギチに張っていたものが緩んできた。帰った後の反動がコワい。
そんなことで、まだ、犬とか蜘蛛とか蛇は食べていない。