老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

木綿絣のリメイク   (Ⅱ)

2015-09-05 11:23:06 | 俳句

     ☆   松の幹みな傾きて九月かな    桂信子

     ☆   やわらかに土踏まずあり九月来る   坪内稔典

     ☆   アカシアに囁く風も九月とよ   石塚友二   

暑かった日々が朝夕はめっきり、肌寒い。秋暑し、残暑ともいえるが。。。。。自然の変化がはっきりと感じる季節でもある。
俳句は、心象の景として、いかに九月を、表現するかだ。感覚としてとらえ、三句とも過不足ない句意だと思う。



木綿の絣のリメイク。生地の出所は、姉。彼女の夫の姉妹が物持ちだった。
スタイルブックのとおりの、サイズにした。なんと、仕上がると、細い相撲取りでも着れるような大きいサイズになった。せっかく、縫いあがったものを、またまたリメイクするのも面倒だから、そのままにしている。トックリのセーターを下に着こんだり、大きく開いた襟ぐりには、それなりのマフラーを巻いたりしながら、おしゃれを楽しんでいる。



この地も紺色で何かアクセンをやらなくては、淋しい。私は生地の状態の良い場合は切って切ってしないで、なるたけそのままで服にする。少しだけ他の模様の布を接ぎ剥ぎすることもあるが、アップリケなどをして生地を生かしてやる。
後ろ身頃に、簡単な四角の布を貼る。これだけで、私としては満足。



直線縫いの服だから、洋裁は習ったこともないが、どうにか趣味程度の服は縫うことができる。


   しりとり俳句から生まれた句
       一位の実誰もこぬ日の宮の庭
       脱藩街道色濃き秋の四葩かな
       秋の炉に山菜料理もてなさる
       涼新た豆乳飲みに豆腐屋へ
       つまくれなゐひとり遊びの子が摘んで
       木通もう熟れたか吾れの秘密の地

           オソマツ         

                     




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする