まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

咸臨丸乗組員の墓・・。

2006年12月22日 | 歴史
 金曜日の午後からお休みをもらってさぬき広島に入った。暖かい金曜日だった。

 で・・、フェリーの中で偶然に自治会長の横瀬さんと出合った。何かの会合からの帰りらしい・・・。なかなかに連合自治会長という役も多忙らしい・・。

 で・・話はお墓の話になって、「そんなら、ワシもつきあうでぇ・・」ということになって、まずは、地元自治会の江の浦のお墓に入った。

 中学校の裏手一帯が・・江の浦の共同墓地になっている。昔の海岸・・・、砂浜だった場所。昔は土葬だったし、塩飽では両墓制度というものがあって、遺体は海岸近くの砂浜へ埋め、ここに「埋め墓」という簡易な石積みをしたお墓を作ったものだった。本当のお墓はお寺近くに立派な「拝み墓」とか「参り墓」を建てたものだった。

 しかし、いつの頃からか・・・、ここには拝み墓がどんどんと建つようになった。

 その一角にあるのがこれ・・。東国蔵のお墓である。東国蔵というのは咸臨丸に乗り組んでわが国最初にアメリカに渡った水夫50人のうちの一人。鉄砲方という兵士であった。先日、子孫の会の幹事役がその子孫と会って、脇差などの写真をここに掲載したはずだ。

 法名は「法山浄照信士」、明治十四年九月一日と刻まれている。

 その後、市井浦の海岸墓地で、向井仁助のお墓も発見した・・・。


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