まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

山吹に 道阻まれて 蒼い空

2019年04月12日 | 時にはぼぉっ~とする時

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は7.5度から16.2度、湿度は76%から46%、風は1mから2mの北北東の風が少しばかり。明日の13日は引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 103/69/59 36.4c-98% 61.47Kg 1014hPa,11c,54% 体調に変化はない。

 

 一昨日の民児協の会議ではたくさんの資料を頂いたが、今年度の行事予定が多いのには驚いた。これは私らの年間計画表。

 

 こちらがさぬき市民児協の予定表・・・。

 

 こういう予定表が6種類もある。これを私のスケジュール表に組み込むと身動きできないくらいになってしまう。この上に、来週の観光ガイドの総会で決定される行事予定も組み込むと病気にもなれないくらいになってしまう。そうそう、その上に予約診察やらPM外来、眼科の検査なんぞも割り込んでくるが、これらは強制的に割り込むから大変だ。

 

 朝の9時くらいから奥方が畑仕事を始めた。のんびりとPC作業なんぞをやっていたら、「ボーっとやってんじゃねぇよ~」と奥様に叱られる。

 

 こういうミニ耕運機に燃料を入れたり始動してみたりと準備をやっておく。

 

 あとは奥方が好きなように耕していく。困ったことがあれば手助けに行くくらい。

 

 その後、山の旧宅に行ってみたら・・・。これはサルがタケノコを折って食べ散らかした跡・・・。

 

 こういうのもサルの仕業だ・・・。

 

 で、うちのお墓近くに白い乗用車が停まっているので付近を調べてみたら、我が家の屋敷跡で、こうしたイタドリやワラビにタラの芽を摘み取っている中年夫婦がいた。山にあるものは自然のものだから・・・と思い込んでいるみたい。じっくりとお説教をしたが、また、数日もしたらやってくるに違いない。

 

 ま、私が植えた訳でもないイタドリやワラビだが、他人さんの土地を無断で踏み荒らすのはいかがなものかとお話するのだけれど、「これ、山でしょ」の一点張り。「山だって、みんな、所有者があるんですよ~」というても、聞く耳は持たないらしい。

 

 私の祖母が、「このシャガが咲いたらタケノコが生える」と教えてくれたが、タケノコは生えているらしいのだが、まだまだ、私らの口には入らない。かと言って、買ってまで食べるものでもない。

 

 「太田左衛門大夫持資は上杉定正の長臣なり。鷹狩に出て雨に逢ひ、ある小屋に入りて蓑を借らんといふに、若き女の何とも物をば言はずして、山吹の花一枝折りて出しければ、「花を求むるにあらず」とて怒りて帰りしに、これを聞きし人の、「それは七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しきといふ古歌のこゝろなるべし」といふ。持資驚きてそれより歌に心を寄せけり」という話もおばあちゃんから聞いたお話。 七重八重に(あでやかに)花は咲くけれども、山吹には実の一つさえもないのがふしぎなことです。わが家には、お貸しできる蓑一つさえないのです。

 

 今日の掲示板はこれ。「思い上がっているから行き詰まる 思い上がっているから孤独になる」という野田風雪さんの言葉から。NHK-Eテレ番組『心の時代』で野田風雪(90歳)さんは、『他人の【あら】をすぐ見つけるが、自分の【あら】に気がつかない自分がいる』『この世は無常であると説法するが、妻を失くし初めて無常を知り実感する』と教える。悲劇が起こらない限り目覚めない。

 妻を失くして詠んだ歌。

 あきらめても あきらめても さびしさつのる 冬の夜

 春です 花満開です 生きています

 涙力が 再生力となり 霜の道

 妻の死を かたれば涙 さむき夜

 散る花に ちて 独りを 耐えている

 思い上がっているから 行き詰まる 思い上がっているから 孤独になる

  野田風雪氏は1921年(大正10年)愛知県生まれ。真宗専門学校(同朋大学の前身)卒。

 

じゃぁ、また、明日、逢えたら、いいね。



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