まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

春めいて 僧の寝床は 白過ぎる

2018年02月23日 | 今日もまた、病院に行って・・・。

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 今日は二日目と言うことで、身体拭きとパジャマの着替えなどでさっぱりとした。

 

 さて、病院での最初の夜の眠りはどんなものだろうか。遅くまでテレビを見たり、早くから寝てしまう人もあり、私のように30分ごとにトイレに行く人もいる。

 

 ここは、21時の消灯時間を過ぎるとこんなもの。20時頃かでもこんなもの。意外とまじめで静かで控えめ的。

 

 ここのトイレにはこんなものもある。

 

 このトイレは尿の量を量ることができるのらしい。最初、教えてもらったがちんぷんかんぷん。無視して、トイレを使っていたら、

 

 「ダメです。このトイレが使えないなんて人は聞いたことがない。それでは・・」ということで、こういうものを用意してくれたが、これこそダメ。これを使う練習をするならば、計量トイレを練習しようとやってみたが、

 

 どうにもこうにも「おしっこ」は出ない。そこで、普通のトイレに行くと自然に出る。ここでは、このトイレとの戦いの毎日だった。

 

 さて、二日目のオーダーは、「歯の点検」である。これから手術をするのだから、口の中を清潔にしておかねばならないのだという。

 

 私は覚えていないのだが、「気管挿管」ということで、人工心肺を動かすために、こういう器具を挿入するらしい。その時に、歯が折れたり欠けたりして肺の中に入ると大変なことになるし、歯が汚いと、ばい菌が肺の中に入る恐れがあるそうな。

 

 また、22日から25日の間に、おなかに貯まった胸水を抜いておかないと、水の入った風船を切るようになって困るのだそうだ。そこで利尿剤を使ったが効率が悪い。そこで、ドクターが直接、背中に穴を開けて排水をした。30分ほどで、1,100ccもの胸水が抜けた。オレンジ色の鮮やかな色だった。

 

 今日も、胸部X線検査で、抜いた後の胸水の様子を確認したが、やはり、元通りの胸水に戻っていたらしい。根性のある胸水である。

 

 夕食についていた「豆腐」を食べたら、前の上の犬歯が折れた。前にはおにぎりを食べて歯が欠けたり、味噌汁を飲んだら前歯が抜けたとか、私の身体は謎だらけ。あれだけ歯医者さんが叩いて叩いて確認したのに、やわらかい豆腐を食べて歯が折れたなんて、人に言えたものでではない。これが、オペ中だったら大騒ぎになっていた筈。

 

 ここが、私の居るフロアーの「スタッフステーション」昔風に言えば、「看護婦詰め所」今は「使用不可言語」かも知れない。

 

  今日の掲示板はこれ。「苦の娑婆や 桜が咲けば咲いたとて」という小林一茶の俳句らしい。いつもの赤松先生の掲示板にあったもの。「世の中がいくら苦しいものだからと言って、桜が咲いたのに それまで「苦」だと思ってしまう…。人は愚かなものだねぇ。楽しいことまで「苦」の種にするこたぁないじゃないか。」とか、『この世は苦しみばかりだなぁ。桜が咲いてウキウキするはずのような季節でも、やはりその苦しみがなくなるわけではないのだ。』というような解釈になろうか。人は「幸せ」な事柄まで、ああ大変、ああ面倒、と思うことがよくあるもの。余分なことまで取り越し苦労をしなくてもいいものを・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


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