まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

藪ツバキ この一日が 永すぎる

2014年02月09日 | 自然ありのままに

 さぬき市地方は大陸の高気圧に覆われて概ね晴れていたが、冬型の気圧配置となるため、次第に雲が広がりやすくなってきた。気温は3度から7度、湿度は78%から53%。風は3mから4mの北西の風が少し。明日の10日は、気圧の谷の影響で雲が広がり、明け方から昼過ぎにかけて雪や雨の降る所がある見込みとか。

 

 昨日の雪は多くが消えてしまって、日陰や畑なんぞに雪が残る程度。その雪も今朝はパリパリに凍っていたが、まるで、私らの望みや夢のような淡雪だった・・・。

 

 我が家の三角屋根から滑り落ちた雪が裏手は80センチほどに盛り上がっていて、勝手口のドアが開かない。勝手口からの出入りも今はできない。南側のベランダも似たようなモノ。でも、数日もすれば消えてなくなるからそのままにしておく。大きな問題でもないことだ。

 

 県道はこうして除雪して融雪剤を散布してあるから全く問題はないが、昔の町道や脇道は除雪しないからそのまんま・・・。

 

 昼間は大丈夫だけれど、朝方は凍り付いて滑るかも・・・。ま、こんな山道を朝夕に通ることはないけれど・・・。

 

 我が家の旧宅にある「侘び助」も、いつも通りに咲いている。主もいないのに・・・。

 

 これは、今の我が家にある「ロウバイ」。いつまでも咲いているなぁと感心するのだが。私も「明るく陽気に行きましょう~♪」という芸人の「ぴろき」みたいに生きたいのだけれど、案外と薄暗い毎日になっていたりする・・・。

 

 今日は雪も収まったので・・ということで、山の旧宅やお墓にも行ってきたが、そのあたりは「イノシシ」の足跡がひどかった。イノシシも食べるものがないので、そのあたりをうろついているのだろうが、なんとなく不気味な足跡が残されていた。

 

 さて、11日に出掛ける準備として、頭を刈った。別に京都に行くからと云うて、頭を刈る必要はないのだが、奥方のけいこばぁが、「さあ、頭、切るよ」と云われると、首をはねられるのかなぁと思ったりする言葉に驚かされて、しぶしぶ・・電動バリカンで頭をくりくり坊主にされてしまった。(個人情報のために画像はなし)。

 

 あと、お衣装の「白衣(はくえ)」や道服・略袈裟・単輪念珠・布教用念珠・中啓なんぞも用意した。

 

 この布教使さんが着ている「衣体:えたい」が、「白衣:はくえ」「道服:どうぶく」+略袈裟+中啓。

 

 これが「布教用念珠」というもの。「単輪念珠」は普通の小さいお念珠。

 

 玉の数は、装束念珠(本連念珠)が108珠、その半分の54珠、三分の一の36珠、四分の一の27珠などがある。腕輪念珠では「18珠」もある。

 

 この扇のようなものが「中啓」。左下の念珠が「装束念珠」で108珠の総白房。偉いお坊さんでないと、白黒の房のものは持てない。

 

 そんなこんなで、今日もオリンピックを見る暇もなくて、あっという間の一日になった。

 

 今日の掲示板はこれ。「教えの縦糸心に織れば 結ぶご縁は横の糸」というもの。お経といえば仏様の教えのこと。経とは「たて糸」という字で布を織る時、縦に引く糸のこと。地球儀で縦の線を経度と云う。横の線を緯度と云うのはご存じの筈。このことから縦糸は常にまっすぐに通った道、即ち不変の道理という意味に転じ、教えをあらわす書物を「経~キョウ」と呼ぶようになったもの。こう考えると仏様の教えは、宇宙に張りめぐらされた真理の縦糸、横糸を織り込むのは今生きている私たちではないかと考えさせられる。どんなよい真理でもそれを活用する人間がいなければ、この世にはあらわれない。だから仏さまは、私達に信仰の機織りをしなさいと呼びかけているのではあるまいか。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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