まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

かなかなに 今日の日記を せかされる

2010年08月23日 | 自然
 今日は「処暑」、暑かった夏も、終わりを告げる頃だと言われるが、なかなかに涼しくはならない・・。そうは言うても、朝夕はめっきりと涼しくなって、朝方は掛け布団を頭からすっぽりとかぶっていたりするようになった・・・。「げげげの女房」が終わる時間になると・・・冷房のスイッチが欲しくなる・・・。

 

 娘と孫二人は・・・九時過ぎには帰って行った・・・。今度は木曜日の夕方からやってきて、金曜日の朝方に神戸に向かう予定・・・。私とはやて君は大阪伊丹空港へ、神戸のたつや君と送ってもらって、いよいよ渡米・・・。

 娘となぎちゃんは・・・一泊して・・・土曜日から・・大阪のUSJに行くのだそうだ・・・。夏休み、最後の最後まで忙しいね・・・。

 午前中は・・・9月の講演会用の資料造り・・・。パワーポイントでの映像作成。咸臨丸に乗っていた三人の水夫が熱病で亡くなって、そのお墓が作られたお話やら、そのお墓が埋もれていたお話。それを見つけて掘り出した人々のお話なんぞをまとめていた・・・。

 

 でも・・、参考にする本によって碑文が違う・・。「Inmemory of・・・」なのか、「In Memory of・・・」なのかなど・・。 そういうのが各所にある。やはり、「現地に行こう。現物にさわろう」だ・・・。現物の写真を撮影しないと・・碑文、そのものが・・・間違っている可能性がある。

 

 で、作業に行き詰まったら・・・、げげげのおじさんはお墓への散歩になったが、私は・・お寺に行ってみた。コルマの墓地で、「般若心経」を読むのだそうだ・・・。「門前の小僧・習わぬ経を読む・・・」で、耳からしか覚えていないお経は、やはり現場で復習しておかねば・・・と、四国霊場八十八番札所の大窪寺に行ってきた。

 

 「観自在菩薩 行深般若波羅密多時 照見五縕皆空 度一切苦厄 舎利子・・・・」

 よその見知らぬ夫婦ものの後ろについて・・・お経の練習・・・。さすがに・・近所のお不動さんあたりではやれない稽古・・・。

 

 で、今日のお昼はここになった・・・。さぬき市多和兼割の・・「八十八庵:やそばあん」。大窪寺の門前に早くからあったうどん屋さん。私が子供の頃には木賃宿のお遍路さんがようやくに泊まれるような質素な小屋だった。そこを改築して・・・うどん屋さんになった。今ではお土産も売っている。

 

 夏場でも打ち込みうどんの注文があるが、私はつめたい・・「団蔵うどん」を注文した。普通の「ざるうどん」だが、このおうどんを食べたのち、瀬戸内海に身を投げた歌舞伎俳優の「市川団蔵」さんだかにちなんで、このざるうどんを・・「団蔵うどん」と命名したらしい・・・。はるか・・昔のお話だ。

 

 特徴として・・・細麺のおうどんでしなやかでやわらかい・・・。ご存じでないかも知れないが、徳島県つるぎ町(旧半田町)の「半田そうめん」みたいな感じ・・・。

 

 ここは・・・一般店だし、お土産物屋さんだからか、少しばかりお値段が張る・・・。おでんを食べて、お寿司を一皿とって、おうどんを食べれば・・・すぐに・・2000円クラスにはなる。ここはそれで楽しいのかも知れない・・・。

 

 で・・・、そこから・・・徳島に抜けて、10番札所の切幡寺から・・・九番、八番、七番と逆打ち風に霊場をドライブ・・・。一番札所から・・東かがわ市引田に抜けて戻ってきた・・・。意味のないドライブなんだけれど・・・。というのも・・・お寺にはお参りもせずに・・・素通りしてきただけだったし・・・。

 ま、唯一の収穫は・・・。

 

 という掲示板。そうだ、そうだと・・・納得した言葉だった・・・。難しいことはわからない。仏の教えも、仏になる教えも、仏になれる教えもわからない・・・。でも、この私が生きているという不思議さには納得だし、この私を生かしてくれている今に納得の私だ・・・。この私の命に納得できたら、それで「仏教」なんだと思わずに合掌した・・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

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