まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

窓際に やもりも休む 夏の午後

2010年08月08日 | 自然
 立秋だからという訳でもないのだろうけれど、朝がたは肌寒くて・・・四時半ごろから起き出してしまった・・・。年寄りは早起きだ・・・というのを全く・・実感するようになった・・・。

 かと言って・・そんなに早朝からすることもない・・。テレビはテレビショッピングとかお買い得情報だとか・・・面白くもないものを流し続けているし・・・。

 そこでお米をといで・・久々にご飯を炊いてみた・・・。朝ご飯なんて久々だし、お米を食べるのも久しぶりだ・・・。

 

 さて・・、朝の六時から・・「でごと」らしい・・。お盆前に・・みんなでお墓の掃除をするのだとか・・。中学校の裏手に広い墓地があって参り墓が建ち並んでいる。ここもかつては・・埋め墓があり、七年ほどすると・・砂が安定するので、その上に石碑を建てて参り墓にするのだと聞いた。今はほとんど・・遺体を土葬することはないが、たまに・・新しい土葬墓や霊屋や四十九院などが置かれることもある。

 

 お盆の十六日には・・ここで、盆踊り、ボンダンスが行われる。それだから・・お盆前には墓地をきれいにしておくのだという・・・。

 

 この日には、この江の浦地区のほとんどの人が総出でお掃除する。チェンソーがうなり、草刈り機がけたたましく鳴り響き、草を燃やしてヤブ蚊を追い払う煙が周囲を覆う・・・。草を集める者、草を運ぶ者、草を燃やすもの・・・。めいめいに働いて・・草まみれだった墓地が二時間ほどでさっぱりとした共同墓地になった。

 私は少しばかり早めに戻って・・シャワーを浴びて着替え、洗濯やら部屋の片付けをしておく。立秋を過ぎたとはいうものの、やはり真夏の雰囲気ばかりの朝だった・・。

 10時から・・コミュニティセンターで、「英国士官レキ研究会」の例会がある。丸亀市の笠井部長、商工観光課の香川さん、丸亀城石会の山地さん、広島連合自治会長の横瀬さん、それに私の五人・・。会の名称とか、事務局とか、会長とかを決めて、手元にある情報の持ち寄りやら今後の作業分担などを打ち合わせた。

 

 英国士官のレキが、江の浦沖で病死して、この島に埋葬されたのは幕末の慶応二年(1866)年。だから・・・6年後に150周年ということになる。それまでに何をどうするのか・・という打ち合わせの会議・・・ということだ。それまでに調べなければならないことはいくらもあるし、集めたいものも山とある・・。行ってみたい場所もたくさんある。

 

 会はお昼過ぎに終わった。私は昼食を食べて後片付け・・・。14時15分のフェリーで島を出たが、船の中はこどもらだらけ。どこかの子供会か、グループのキャンプがあったらしい・・・。大きな鍋からイスからを山積みしたトラックが何台も乗っているし、若い親子が楽しそうにはしゃいでいる。

 

 こういうにぎわいが・・いつまでも続くといいのだが、お盆を過ぎてしまうと・・海も砂浜も・・フェリーの中も・・人っ子一人いなくなって・・・静かな過疎の島に戻ってしまう・・・。この賑やかさを持続させるものを何か作り上げたいものだけれど。

 打ち上げ花火のような一発イベントではない、しっかりとした事業を立ち上げなければ・・・と考え続けて・・・船は丸亀に着いた。

 

 今週末は、もう、「お盆」・・・。あさってあたりからはお客さんが来られて、また、にぎやかな島の海になることだろう・・・。しばらくは休養して、お盆の準備でもやっておくことにしようか・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


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