goo blog サービス終了のお知らせ 

まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

冬めいて まとめきれない 日記帳

2014年12月01日 | たまにはご法務

 さぬき市地方は冬型の気圧配置のために雲が広がっていた。気温は16度から18度、湿度は74%から64%、風は2mから4mの北西の風が少し。明日の2日は冬型の気圧配置が続くため雲が広がりやすく、雪や雨の降る所があるらしい。

 

 今日は所属寺院の報恩講のお勤めの日。奥方の仕事の都合で、午前10時過ぎに上山した。朝方は天気も良くて風もなく温かい気持ちのいい日になった。

 

 報恩講(ほうおんこう)は、浄土真宗の宗祖(開祖)である親鸞聖人(1173-1262)の祥月命日(弘長2年(1262年)11月28日(グレゴリオ暦…1263年1月16日)の前後に、宗祖親鸞聖人に対する報恩謝徳のために営まれる法要のことである。平たく言えば、「親鸞さまのご命日」のご法事である。

 

 報恩講は浄土真宗の僧侶や門信徒にとっては、年中行事の中でも最も重要な法要とされている。なお、お荘厳(しょうごん)も、最も重い形式となっている。各本山で営まれる法要は「御正忌(ごしょうき)報恩講」と呼ばれ、祥月命日を結願(最終日)として1週間にわたり営まれる。各地の別院や各末寺、各一般寺院においては、「お取り越し」もしくは「お引き上げ」と呼ばれ、「御正忌報恩講」とは日付を前後にずらして1〜3日間、ないし5日間営まれる。日付をずらす理由は、すべての僧侶・門徒は御正忌報恩講期間中にお参りできるようにされているためである。

 

 法要は13時半から始まり、近隣寺院の住職様ご臨席のもとで厳かに勤修(ごんしゅう)された。例年通り、仏説阿弥陀経とご和讃。報恩講だけは全員が「七条袈裟」を着用する。

 

 真宗の基本は「お聴聞」。ご法話を聞いて聞いて聞き抜いていくこと。今日のご法話は「秋山和信」師。松からお越しになった。この先生は「謡う布教使」さん。と言っても、歌謡曲やロックを歌う訳ではない。ときおり、節をつけて謡うようにお話をされるお方。

 

 今日のお話は「善導大師」の「二河白道(にがびゃくどう)」の絵解き法話。こういうお軸を使ってのお話。これをおもしろおかしくお話する。

 

 思わず、あちらこちらから笑い声が巻き起こる・・・・。

 

 でも、先生は真剣そのもの。シャレや冗談で笑わせているのではない。仏法を説いているのだ。でも、「そんな、アホな・・・」と笑ってしまうのだから仕方がない。

 

 これが「二河白道図(にがびゃくどう・づ)」絵では上段に阿弥陀仏が描かれ、中段から下には真っ直ぐの細く白い線が引かれている。 白い線の右側には水の河が逆巻き、左側には火の河が燃え盛っている。 下段にはこちらの岸に立つ人物とそれを追いかける盗賊、獣の群れが描かれている。下段の岸は現世、上段の岸は浄土のこと。 右の河は貪りや執着の心(欲に流されると表すことから水の河)を表し、左の河は怒りや憎しみ(憎しみは燃え上がると表すことから火の河)をそれぞれ表す。 盗賊や獣の群れも同じく欲を表す。東岸からは釈迦の「逝け」という声がし、西岸からは阿弥陀仏の「来たれ」という声がする。 この喚び声に応じて人物は白い道をとおり西岸に辿りつき、覚りの世界である極楽へ往生を果たすというもの。

 

 楽しい時間はあっという間に過ぎる。気が付けば15時半。後片付けをしてお寺を後にした。何度も繰り返すけれど、この松の黄色は松枯れではなく単なる病気とのこと。心配はいらないと言ってる。

 

 今日の掲示板はこれ。「明日の人生はきっと何かあるものです。きょうの苦しみはきょうで終わり。明日の苦しさは明日の話」という吉田潤喜さんの言葉から。昨日は昨日、今日は今日。明日は明日の風が吹く・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


菩提子が ただ念仏の 寺である

2014年09月23日 | たまにはご法務

 さぬき市地方は高気圧に覆われて東部では概ね晴れていたが、西部では気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、弱い雨の降っている所があったらしい。気温は17度から28度、湿度は82%から47%。風は1mから2mの東南東の風が涼しく感じられた。明日の24日は、台風第16号や前線の影響で雲が広がり、昼前から雨が降りやすく、夜は雷を伴う所がある見込みなんだとか。

 

 朝の間は相変わらずのパワーポイントを使っての法話の作成。どうにも。会社時代からの「プレゼン指向」から抜け出せない。若い頃の「落語家指向」、五〇歳代頃の「講演会指向」も頭をよぎる。

 

 さて、今日は所属寺院の「秋の永代経」の日。東さぬき市三本松という地区にある「海暁山・海暁閣・勝覚寺」という真宗興正派のお寺である。

 

 最近、境内の松の木が「伝染病」で黄色く変色するようになってきた。例の「松枯れ病」ではないというのだが、あちらこちらで松の木が枯れたようになってきているが、ちゃんと新芽も出てきているのだという。

 

 そうそう、この人が「讃岐の妙好人・庄松同行」。このお寺、ゆかりの人である。だから、今回はこんなものをプレゼントした。

 

 庄松同行ゆかりの「シール集」である。シール・・・というと、こどもたちは喜ぶが、おじいさんやおばあさんの反応はどうかなぁと思ったのだけれど、案外と、「これ、いただきます」とか、「これ、経典に貼っておきます」とかと上々の反応。中には、「一式、いただくわ」と云うお方も。

 

 13時半からのおつとめ。皆さんご一緒に「仏説阿弥陀経」のお勤め。

 

 後住の「英海」さんの導師の元、参列の皆さんで阿弥陀経をおつとめしたことだった。

 

 ご法話は高松の専光寺の佐々木安徳先生。苦を除くのではなくて、苦を乗り越えて行く念仏の暮らし・・・みたいなお話をされていた。

 

 ということで、今日はご法務ですっかりと遅くなったので、今日はここまで。

 

 今日の掲示板はこれ。「おたがいになぁ 不完全な欠点だらけの人間ですがね」というもの。ご存じ、あいだみつをさんのことばからである。ある方のメールで、「りっぱなことをいつもたくさん書いてありけれど、あなたはそんな立派な人間ですか?」と書かれたことがある。とても衝撃を受けた。「そうだなあ、私はそんな立派な人間ではないなあ。欠点だらけだなあ。」って自己反省するとともに、ブログをやめようかなぁと思ったことが何度もあった。いまでも傷ついていることがいくらもある。でも、「ブログみてますよ。がんばってください」ってメールをいただいたりすると、単純な私は、なんだかすごくうれしくて、こっちこそパワーをいただきいたなぁ・・と、思ったもの。そして素直な自分の気持ちをまた書いてみようって思ったのだ。完全な人間なんているわけがない。みんないろんな欠点や汚点を抱えながら生きているもの。今は不完全でも「自分はこうなりたい、こんなふうに生きてみたい」そんな目標をもって向かっていけたらいいんじゃないかなぁ。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。


露草は きらめく露の そのままに

2014年09月11日 | たまにはご法務

 さぬき市地方は気圧の谷や寒気の影響で雲が広がり、雨の降っている所もあったが、夕方からは晴れてきた模様。お昼前にはスコールのような猛烈な雨とアラレだかヒョウだかや雷雨には驚いた。気温は20度から26度、湿度は96%から65%と少し蒸し暑いなぁと感じた時間帯もあった。明日の12日は、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 朝方は、山の神さんの本社用の注連縄を作ったり、「さぬき市の先人たち」というパンフレット作成をやっていた。やっぱり、左綯い(ない)というのは難しい。縄を左巻になうのは、お葬式だけのことかと思ったら、神社や仏式用も「左ない」にするんだと初めて知った。ま、仏式に縄を使うことはまずないのだけれど。

 

 で、今日は松興正寺別院での「定例法座(法話会)」の日。法座は13時半からなのだが、スクリーンやプロジェクターの設置なんぞの準備があるので、11時過ぎに我が家を出て、12時過ぎに別院に着いた。昼食はコンビニのお弁当とお茶で済ませた。

 

 いつもは、13時半から輪番さんのおつとめがあってから、法話会が始まるのだが、今日は輪番さんが諸用のため、法座が先になって、おつとめは、法座が終わってからということになった。

 

 ま、ここの本堂も広いせいか、エアコンを入れていてもなかなかに涼しくならない。それだし、今日はなぜだか異常に蒸し暑い。汗を流しながらのパソコン関係の設営になった。

 

 13時前には設営も調整も終わって、このようになった。今日の一席目は「法然上人物語・念仏への道」。まさに「電子紙芝居」である。うむ、画面が微妙に右にずれているな。

 

 休憩後の二席目は「妙好人シリーズ1・良寛さま」という演し物。これも「電子紙芝居形式」。私が比較的若い頃、30才代から40才代の頃、「安本一正」さんという布教使さんが居られて、法然上人や良寛さんのお話をしてくれた。そういう思い出を、パワーポイントを使っての「プレゼンテーション」という形式に焼き直しての法話に仕上げてみた。

 

 あの時に聞いた、法然上人や良寛の和歌を朗々と読み上げる安本先生のマネをしてみたが、なかなかに和歌の朗詠は難しい。

 「露の身は ここかしこにて 消えぬとも 心は同じ 花のうてなぞ」・・・・・

 当時は、この「花のうてな」という言葉がわからなかった。 

 

 「花の台(うてな)」というのは、この「蓮の花の台座の上で」という意味らしい。

 

 つまり、こういうイメージらしい。なかなかに、これまた、窮屈そうではないか。

 

 結局の薬局、法座が終わり、おつとめが終わったのは15時半。それから片付けをして、自宅に戻ったのは17時前になった。

 

 これで、公的な行事は今年はおしまい。あ、所属寺院の秋の永代経が残って居るのか。これは今月の23日の祝祭日。とりあえず、今週末の土曜日には「おへんろつかさの会」の講演会もある。これは、駐車場係とかのサポート役と、時間が許せば講演会も聞きたいなぁと。

 

 雨だ、雨だと言いながら、暑いの、蒸し暑いだのと言いながら、それでも季節は確かに秋になってきた。あれほどうるさかったセミの声も絶えたし、カラスの声も聞こえなくなった。今は虫の声がやかましいほどに聞こえて来る。奥方のけいこばぁは、「虫の声がうるさくて眠られない・・」と苦情を言うけれど、これほどの贅沢があるものか。

 

 ということで、すっかりと遅くなったブログを書き終えることにする。

 

 今日の掲示板はこれ。「過去は追ってはならない 未来は待ってはならない ただ現在の一瞬だけを 強く生きねばならない」というもの。

前を捨てよ。後を捨てよ。中間を棄てよ。生存の彼岸に達した人は、あらゆることがらについて心が解脱していて、もはや生れと老いとを受けることが無いであろう。

 という「仏陀」の言葉からである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


梅雨ごもり 「花は咲く」ばかりを 聞いている

2014年06月08日 | たまにはご法務

 千葉県流山市は雨の一日になった。夜中には激しい雨が降っていた。気温は18度から23度、湿度は100%から92%。風は2mから1mの東北東の風が少し。明日の9日も雨が降るらしい。日本列島、梅雨まみれ・・・。

 

 さて、なんで私が千葉県にいるのかというと、話がずいぶんと長くなる。奥方のけいこばぁのお父さんの妹、つまり、けいこばぁの叔母さんという人が七年前に亡くなった。その叔母さんの遺骨を引き取ったのが長女だった人。ということで、今日は叔母さんの七回忌・・・ということで、はるばると千葉県流山市まで呼ばれてやってきたというわけ。

 

 ここのおうちは、特に宗派はないそうで、たまたま、叔母さんの葬儀をされたのが浄土宗だった・・ということから、浄土宗経典による真宗的なお勤めになった。ま、浄土三部経は同じなもので。そんなことから、私が七回忌の法要をお勤めすることになった。けいこばぁの実家が浄土宗だったという関係もあって・・・。

 

 

 午前十時からご家族たちが集まっての法要になった。ここのおうちの息子さんや娘さん家族だけだった。

  

 浄土宗・・・ということで、ご法話は急遽、「「法然上人のご生涯」ということで、パワーポイントでの電子紙芝居になった。

 

 その後はお墓参りに出かけた。こういう霊園でも、お参りの人がいないのか草ぼうぼうのお墓があったり、中には木が伸びている区画もあった。お墓を建てても、おまいりの人がいなくなるとさみしいものだなぁと思ったりした。

 

 この頃には雨も小休止だったのがうれしかった。

 

 後ろの方のお墓に、草ぼうぼうのお墓が見えるけれど、管理組合が、除草なんぞしてくれないのだろうか。管理料というものを徴収してるはずなんだが。

 

 その後、みんなでそろって「おとき」で、中華料理のお店に案内された。お店の方は中国の方かな、「王」さんという名札の人だった。台湾の方かも知れないという話だったが・・・。

 

 12時半から14時までのお食事会を楽しんだことだった。こうして家族が集まる機会も少なくなった・・・という話だった。叔母さんのおかげで、こうして私もみなさんとお会いできてお話ができたことだった。

 

 この日の参列者は全員で九人ということだったが、皆さんの食べっぷりも見事だった。

 

 こうした料理はよくわからない。でも、出されるお食事は完食してしまうメンバーだった。

 

 こうして、私のお役目はおしまい。明日からは観光旅行になるらしい・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「夢はある程度大きい方が良い さもないと追いかけているうちに見失ってしまうから」と云うもの。オスカー・ワイルドという人の言葉らしい。確かに、小さな些細な夢は、うかうかとしている間に忘れてしまう。「大工さんになりたい」とか「左官屋さんになりたい」などという夢は・・・おとなになると忘れてしまって・・「会社員になりたい・・」とかで終わってしまう。かと云って、「宇宙飛行士になりたい」とか、「アラブの石油王になりたい・・」という夢はまた・・・大きすぎて潰されてしまうのかも・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


初夏や 庄松の寺の 鐘の音

2014年05月19日 | たまにはご法務

 東かがわ市地方は朝方は薄曇りであったが昼前からは高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は14度から24度、湿度は86%から57%とやや高めで蒸し暑かった。風は2mから4mの南南東の風が少し。明日の20日は、気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、夕方からは雨となる見込みらしい。

 

 今日は所属寺院の「海暁山海暁閣勝覚寺」の春季永代法要の日。例年は5月18日となっていたのだけれど、今年はなぜか19日になっていて、少し予定が狂ってしまった。ま、私の予定なんぞあってないようなものなんだけれど。
http://user.shikoku.ne.jp/s2521/history.htm

 

 法要は13時半からだけれども、私たちはいつも10時半くらいに出仕する。ところがどうしたことか兄弟子の弘昭さんがやって来ない。急遽、18日から19日に変更になったからお仕事の段取りがつかなかったのかと心配をしたものだった。

 

 この人が私どもの寺の有名人「庄松(しょうま)同行」。いわゆる「妙好人(みょうこうにん)」と呼ばれた人の一人。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A6%99%E5%A5%BD%E4%BA%BA

 

 ま、それはさておき、今日は春の永代経の法要日。兄弟子の弘昭さんも「わっせとった~(忘れていた)」と、法要ぎりぎりに駆けつけて来てくれた。

 

 予定通り、想定通りに法要も終わって、柴田先生のご法話になる。柴田先生は高松市西植田町「花の寺」で有名な「勝名寺」の住職さん。
http://uetakouku.com/shomyoji.html

 

 お寺でしか聞けない、お寺でしか話せないような、そんなお話を堪能したことだった。ま、お寺に来ているのだからあたりまえのことか。お寺でTPPの話をしても仕方がないし。でも、お浄土に渡る「弥陀の願船」には「往復切符がある」と云うのは新鮮なお話。普通は「死んだらおしまい」って、ことで、「お浄土に往った人は戻ってこない」というお話なんだけれど。

 

 「弥陀の願船」に乗って、西方浄土に行くのだけれど、そこには「往復切符」があって、お浄土に往っても「往還回向」という報復切符で戻って来て、生きている人のこころに戻って来る・・・というお話だった。

 

 話はそれとして、昨年までは会うこともなかった、お寺の次男坊の英海さんと三男坊の善海さんに会って一緒にお仕事ができた。二人とも学生さんとかで京都に出かけていて、全く顔を合わすことがなかったのだけれど、みんな大きくなって戻ってきていた。時の流れだなぁとあらためて自分の歳を教えられた。

 

 うちのお寺もこうした若い力でやっていくんだなぁとしみじみとしたことだった。

 

 今日の掲示板はこれ。「一人では何もできないが 一人から初めなければ何もできない」と云うもの。

 一人の手
作詞:Pete Seeger・日本語詞:Rutsuko Honda
作曲:Alexis Comfort

一人の小さな手 何もできないけど
それでも みんなの手と手をあわせれば
何かできる 何かできる

一人の小さな目 何も見えないけど
それでも みんなの瞳でみつめれば
何か見える 何か見える

 そんな感じの言葉です。

https://www.youtube.com/watch?v=PRSvfT3y-V8

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


毎日は 今日薄氷を 踏むごとく 

2014年02月16日 | たまにはご法務

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は5度から10度、湿度は66%から44%。風は6mから5mの北西の風がときおり。明日の17日は、気圧の谷の影響で雲が広がる見込みらしい。

 

 今日は母親のさっちゃんの一周忌法要の日だからということで、6時過ぎに起きた。いや、別に私まで早起きしなくてもいいのだけれど・・・。ご法事にお供えする「お仏飯」には、普通のご飯と赤飯との二種類が必要だということもあって。

 

 法要は午前中で、師匠の「明海さん」、兄弟子の「弘昭さん」と私の三人で、浄土三部経のお勤め。

 

 法要はお昼前に終わったが、肝心の写真がない・・・。まさか、私がカメラを向けるわけにもいかなくて・・・。

 

 で、いきなりのお食事の写真・・・。法要の間、私は写真は撮れないし、こういう場合には、全く、カメラを構える余裕はない。

 

 しかしのかかし、見渡せば、私よりも年上の人が二人か三人・・。だんだんとお酒を飲む人はいなくなったし・・・。女性陣は食べることに専念しているし、男性陣も「運転しているから・・」ということで、会話も少なくなってしまう。

 

 だんだんと、ご法事もさみしくなってくるなぁと思うことだった。やはり、母の兄弟姉妹たちがいなくなってくると、その子供たちも縁遠くなって来るし・・・。叔父さん、おばさんたちが居なくなり、母のいとこたちも少なくなってきたし。「お酒が飲めない」とか、「お酒を飲むと運転できない」となると、どうしても、おまいりしたくてもできない人も出てくるし。「お香料」だけを送ってきて、それですませてしまう人も見かけるようになった。

 

  お食事が終わって、送迎用のバスで我が家に戻って、少しばかり休憩すると、みんなはそれぞれに帰ってしまう。そりゃ、そうだ。明日は月曜日。みんなはそれぞれのお仕事があるのだから・・・。

 

 私は着替えてお坊さんから普通の田舎のおじさんに戻って、お仏壇回りの片付け。お供えとかお荘厳とかを元に戻して・・・。お座布団とか椅子とかも・・・。

 

 孫たちは雪と格闘して「かまくら」を作っていたが、時間切れで帰ってしまった。あとには、こわれたスコップやら大きな雪の塊やらが残される・・・。

 

 「祭りの後のさみしさ・・・」みたいな空気が、残された私たち二人を包み込む。

 

 ともかく、我が家を普通の状態に戻してしまってから、明日は県立病院での「予約診察日」。午後からは丸亀市の「塩飽広島」に帰る。二・三日は、打ち合わせやら会議が予定されている。二月の本山研修が終わったら、今度は「英国士官レキの墓研究家」、「しわく広島歴史研究家」に一時的に変身する。三月末までの大勝負。

 

 大切な母親の一周忌を終えて、のんびりとする間もなく、明日からの島の生活の準備をしなくては・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「老病死は自然である その老病死する事実に向き合わず 逃げ回っている 我々の姿を無明という」と云うもの。生まれたいのちは、その瞬間から「老病死」を抱いて生まれている。それが全てのいのちに共通する自然である。その事実に向き合わずに、自分だけは死にたくない、老いたくない、病になりたくない・・と、逃げ回っている姿を「無明」というのである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


菩提子が ただ念仏の 庄松寺

2013年09月23日 | たまにはご法務

 さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。明日も似たような天気で晴れるらしい。気温は21度から28度、湿度は86%から55%。風は3mから2mの北北東の風が・・。

 

 今日は勝覚寺の秋の永代経法要の日。法要は午後からだったもので、朝一番でここに行った。東かがわ市丹生(にぶ)にある、庄松同行小砂(こざれ)説教所跡。昨夜も弟と9時近くまで飲んでいたので胃が痛む・・・。

 

 これが「墓はいらぬ・・」と云った庄松さんのお墓、「釋正眞信士墓」と刻んである。これが庄松さんの法名で、正眞で「しょうま」と読める。これは後世の人が建てた庄松さんの祈念碑と思えばいい。

 

 その後、徳島県の阿波市・鳴門市方面を走っていたら、妙な道に迷い込んでしまったが、結局の薬局、国道11号線を見つけて戻ってこられた。そこで、おなかが痛いのだけれど時間だから・・と、ここに寄った。東かがわ市引田(ひけた)にある手打ちうどん「宮川」というプチ・セルフのお店。

 

 こんなものを見つけたので、「冷さっぱり梅うどん小」を注文した。400円。まだ、夏季限定・・・ということでやっていた。確かに今日は暑くてエアコンを入れて走って来た。

 

 釜から揚げたばかりの麺を冷水で締めて、梅酢っぽい出汁をかけて梅干しを乗せたもの。ほどよい酸っぱさが痛む胃には嬉しかったみたい・・・。

 

 今日はNHKラジオ第一で、ベストラジオ2013という番組で、東海ラジオが制作した「よみがえる話芸節談説教」が11時から11時45分くらいあって、車の中で聞き惚れていた。

 

 明治生まれで、昭和から平成まで節談説教をやっていた「祖父江省念」さんの録音を聞きながら、孫の佳乃さんの思い出話やら節談説教の一節などを・・・。

 

 おかげで鐘を搗く時間に遅れてしもうたわい。しまったしまった、島倉千代子。

 

 で、これが所属寺院の「海暁山海暁閣勝覚寺」正面に見えるのが本堂。この右手に一切経の入った転輪経蔵がある。左手に書院があって、庫裏にに続いている。

 

 境内にある菩提樹の実。もっと大きなものならばお念珠にもなるのだが、大豆くらいではどうにもならん。

 

 これが、「讃岐の妙好人・庄松同行」の銅像。讃岐の彫刻家、小倉右一郎の作だと云われている。

 

 13時過ぎから法要が始まった。今回は兄弟子の三好房さんが所用で不在のため、私が受付役となって・・・。

 

 お勤めは仏説阿弥陀経と現世利益和讃。

 

 法要の様子をこっそりと覗いてみた・・・。ここは内陣(ないじん)というところ。私は一段下の外陣(げじん)でのお勤め。

 

 お勤めのあとのご法話は、高松市御厩町の専光寺の佐々木安徳先生。この先生のお話も楽しくておもしろくて好きだなぁと思う。今日は震災地の酒屋さんの奥さんのお話を元に「かけられた願い」というお話をされた。

 

 今日の掲示板はこれ。いつもの赤松先生のお寺にあった言葉。「おたがいになあ 不完全 欠点だらけの人間ですがね」というもの。あいだみつをさんの言葉らしい。どこを見回してみても、完全で欠点のない人間なんているはずがない。いるはずがないとおもっていれば腹も立たない。そこに、この私が完全で欠点などないと思うから話がややこしくなってしまうばかり・・・。おたがいになぁ・・・で、納得したいものである。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


幾つかの 水たまりを飛ぶ 夏の雲

2013年07月15日 | たまにはご法務

 さぬき市地方は気圧の谷や湿った空気の影響で雲が広がり、雨や雷雨となっている所があったそうな。京都も雨のち曇り、気温は24度から33度とか。それにしても蒸し暑い・・・。

 

  9時25分過ぎに、この、「オーチ・バス・ストップ」からJR四国の高速バスに乗って、JR京都駅に向かう。

 

 バスは、途中、淡路島でトイレ休憩して、およそ3時間で京都駅に着いた。12時20分過ぎ。駅前のレストラン街は三連休ともあって、祇園祭ともあって、どことも長蛇の列・・・。それじゃぁダメじゃん・春風亭昇太。朝昼兼用の食事が消えた・・・。

 

 ともかく、重い荷物を宿舎まで運び込まねば・・・と、ひたすら歩いて・・・。ここは西本願寺さん。参考書を買わねば・・・と思ったのだけれど、とにかく、荷物を置いて身軽になりたくて・・・。

  

 食事時間も、少し間が開くと、そんなに気にならなくて・・・。ともかく、荷物を置いて涼しいところで休みたいと・・・。そればかりを考えて歩くこと、歩くこと。

 

 ようやくに着いた本山・興正寺。この頃には、汗まみれになっている。

 

 それでも12時50分過ぎ・・・。早速に洋服を脱ぎ捨て、部屋に冷房を入れて・・・しばし、休憩。まだ、誰も来ていない。おそらく、今夜に数名が、ほとんどは明日の朝にやってくる。お寺さんも忙しいし、そうそうはお寺を空けられない。私くらいなもんだ、暇人は・・・。

 

 今回の研修生は11名。あれれ、減ったのかなぁ~。それで、15畳の部屋が二部屋。ゆったり気味だな。布団も枕もシーツも、ちゃんと、11人分しかない。

 

 で、パソコンもセットし、タブレット端末も充電してから、近くにあるレストランで、遅い昼食。

 

 アルコールは控えなさいと言われても、こんな日には生ビールだろ。とにかく水分補給をしておかねばと・・・。生ビール(中)を二杯・・・。これで、明日の予習ができるんだろうか・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「みんなといるけど さみしい時がある」というもの。最近は、こういうことが多くなったように思う。周りに人はたくさんいるのだけれど、声も出せない、会話にもならない孤独感。集団の中の一人感。電車に乗っても,町を歩いても、会社にいても、家庭にいても・・・。みんなといても、共通する会話がない、共通する感情がない。なんか、不思議な日本になってしまったなぁ・・と感じる時がある。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


牡丹咲く 書院をよぎる 猫の列

2013年05月18日 | たまにはご法務

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていたが、南からの湿った空気の影響で、雲の広がっている所があったらしい。気圧の谷や湿った空気の影響で、夜遅くには雲が広がる見込み。19日は、気圧の谷や南からの湿った空気の影響で雲が広がり、昼過ぎから夕方を中心に雨となる見込みとか。

 

 気温は14度から26度、湿度は85%から53%。風は1mから8mの南東の風。いよいよと暑くなってきたが、日陰にいるといい風が入ってきて気持ち良かった。

 

 今日は所属寺院の春の永代経。これが、東かがわ市三本松にある「海暁山海暁閣勝覚寺」。真宗興正派の寺院である。本尊は阿弥陀如来。

 

 今日は春の永代経の日なのだが、そこに降って湧いたように突然のお客様。まんのう町からのお寺さんのお参りが入ってきて・・・。

 

 勝覚寺ゆかりの「庄松同行:しょうまどうぎょう」のお話を頼まれた。院主さんはお葬式ができて出払ってしまっていて。そこで急遽、私がお話をすることになった。

 

 お話もおわり、休憩も終わって、庄松さんの銅像前での記念撮影。遠路はるばる、おつかれさま。

 

 これが「妙好人・庄松同行」。南無阿弥陀仏よりほか何もない・・・。

 

 今日はお寺近くでのおうどん屋に寄った。手打ちうどん「吉本食品」というセルフのお店。11時前だと案外と空いているが、このあたりではちょっとした有名店。県外ナンバーもたまには」見受けられる。

 

 今日は朝食も食べてきたし、お昼のお弁当も出る予定なので、軽く・・かけうどん小で200円。

  

 永代経のお勤めは13時半から・・・。

 

 これがうちの院主の赤沢住職。

 

 ご法話は高松市西植田町の柴田先生。仏教の基本、「諸行無常・諸法無我・涅槃寂静」という三法印についてのいお話・・・。

 

 「病院は身体の病をなおすところ、お寺はこころの病をなおすところ・・」みたいなお話だった。なかなかに、おてらがこころの病を治すところまでにはほど遠いかなぁと感じた。

 

 今日の掲示板はこれ。「辛いという字を 一つ乗り越えると 幸せという字になる」というもの。これに似た言葉に、「幸せという字には辛いという字が隠れている」というものがあった。どちらかというと、こちらのほうが明るくなれそうな気がする。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


たんぽぽの 黄色に祖母の 背を想う

2013年04月17日 | たまにはご法務

 高松地方は朝方は曇っていて蒸し蒸しとした天候だったが、お昼からは高気圧に覆われて概ね晴れてきた。気温は14度から19度。湿度は82%から62%とやや蒸し蒸しとした。風は1mから3mの微風・・・。

 

  今日はご案内の通り、教区の研修会の日。我が家にいても落ち着かないので、早めに出て、近くのうどん屋さんで朝うどんを食べた。

 

 さぬき市長尾の「笠堂うどん」というセルフのお店で朝の8時からおうどんを食べた。

 

 それも「おんたま肉ぶっかけ」というもので、温泉玉子の載った肉ぶっかけうどんということで、380円だった。ちなみに「玉子」と書くと調理されたもの。「卵」と書くと、生きているものになるらしい・・・。

  

 その後、さぬき市志度のホームセンターに寄ったり、屋島のホームセンターに寄ったりした。例の「ロータス・ポンド」用のホテイアオイとか水草を探したり、ヒメダカの追加分を探したり・・・。要するに、昨日の水槽に入れるものを探して来たというわけだ・・・。

 

 朝の8時におうどんを食べたので、欲しくはないが、午後からの講演会のことを考えて、ここでおうどんを軽く食べた。高松市屋島西町にある「源平うどん・屋島」というセルフのお店。

 

 で、ここではお店には申し訳ないが、かけうどん小で200円のみ。私は本当は「うどん喰い」ではないので、そうそうはおうどんばかり食べてもいられない・・・。

 

 で、午後からは「ご法務」ということで、高松市御坊町にある「興正寺高松別院」に出仕。ま、会社で云えば、高松支店・・・みたいなところ。この香川県でも、東と西にエリアが分かれていて、今日は香川県東部のエリア担当の勉強会。

 

 こういう感じでの講演会。「讃岐における二十四輩さん」というテーマでの2時間コースの勉強会だった。

 

 ま、これで一つのお役目が終わった。終わったのだけれど、この報告書的な私の著書を2冊、欲しいと云うことで、明日から増刷をしなければならなくなった。本当ならば嬉しいお話なんだけれど、実は私の本は「非売品」なものだから・・・・云々。

 

 ということで、来週の水曜日に県立病院で連休前のチェックがあって、四月末の第一次連休から、30日には「しわく広島」でのお大師まいりのお手伝い。それからは五月の連休中は島に滞在・・・。特にこれという予定はないのだけれど・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。「出逢いで人生は広がり 別れで人生は深まる」というもの。そのものずばりでヘタな解釈は不要というもの。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


お念仏 こころのお掃除 冬日和

2012年11月29日 | たまにはご法務

 さぬき市は気圧の谷の影響で雲が広がり、夕方からは雨が降るようで小雨がぱらぱらと降り出して来ている。明日も寒気の影響で雲が広がるらしい。

 

 今日は月に一度の県立病院での予約診察日。今月の頭の5日に腹部CTを撮った結果発表もあったが、特に問題はないという。ただ・・・肝臓が疲れているので、年末年始に飲み過ぎないように・・食べ過ぎないように・・・という一般的なご指導・・・。

 

 病院は9時過ぎから9時半でおしまい。予約時間は10時半だったが、空いていたものだか、とんとん拍子に進んで早めに終わった。仕方がないから・・・近くのスーパーやらホームセンターで時間をつぶしてからお寺に向かった。

 

 これが所属寺院の「海暁山海暁閣勝覚寺」。寺伝によると、天正四年三好氏落城のとき、その家臣板西城主赤澤信濃守は中富川の合戦において討ち死にし、天正十年(1582)赤澤信濃守の一子正本法師が菩提を弔うため、大坂天満興正寺で証秀上人につき得度し、丹生の郷小砂村に小砂坊を開基したのが勝覚寺の始めとされている。

 

 今日は親鸞聖人さんのご命日の法要「報恩講」。報恩講は、浄土真宗寺院や門信徒において最も大切な法要行事とされている。それは開祖・親鸞聖人の命日である11月28日を中心にして、聖人の徳をたたえ、恩に報いる法要とされているからである。

 

 私たちは堂掌(香炉の準備やら鐘楼の鐘を突いたり・・点燭・点香)役ほか受付やら・・・。これは兄弟子の弘昭さん。

 

 ま、この報恩講で一年が始まり、報恩講で一年が終わるみたいなことで、これが終わればやれやれ・・・ということになる。

 

 法要は13時から始まり、内陣には導師と四か寺さん。外陣には三人と私たち二人のお坊さん。お勤めは仏説阿弥陀経とご和讃。

 

 ご法話は高松市由良町の秋山和信師。歌の好きな布教師さん。時には節談説法もおこなう方で元気のいい青年布教使さん。

 

 今日は、「親鸞聖人お田植え歌」原文とは少しちがうけれど、このほうが覚えやすく理解しやすく歌いやすいように修正しているみたい。これを「恩徳讃」の節で歌うと覚えやすい。

 

 ということで、今日はおうどんがない。お昼は皆さんとのお食事を頂いたからである。

 

 今日の掲示板はこれ。説明も解釈も必要ないお言葉。いいも悪いも持ち合わせた一人一人が、お互いに混じり合いすれ違って生きているのが人間。ケンカもすれば仲良くもできる。時には愚痴も出るし我慢をしなければならないときもある。そうして長い間、人間は生き続けてきたのである。これからもそうしていくのだろう・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


見上げれば 皇帝ダリアの 空青く

2012年11月09日 | たまにはご法務

 今日は朝方は曇っていて、13度から18度・・・日中には20度くらいにはなったかも知れない。風もなくおだやかな小春日和の一日だったような・・・。

 

 朝方は、出発前の点検やら確認やら・・・。持って行くもの、持って行かないもの・・・なんぞをチェックして。年に一度の文化祭。私のこの一年の総決算みたいな行事だから、念には念を入れて・・・。

 

 それと・・年に一度、今頃の時期に、こういう集金がある。年会費みたいなものか、税金みたいなものか・・。本山や教区に納める賦課金の集金である。ま、結構な金額にはなる・・。今日はその集金日でもある。

 

 で、銀行で預金を引き出してから、東かがわ市引田支所前、新・引田小学校前に九月に開店した「うどんや・まるちゃん」に寄ってみた。初めてのお店。少し前までは、昼間はうどん屋・夜は焼き肉屋をやっていたが、「はりや」で修行した若者が地元で開業したものらしい・・。

 

 お店はこじんまりとしていて、カウンター席は数名分、小あがり席も四人が二部屋程度。だから、お昼時はお店の前で待たないといけない・・。

 

 ここは一般店で、客がきたら麺を湯がくので待ち時間は永い・・・。それはそれで仕方がないか。

 

 今日は初めてということもあって、「天ぷらうどん」小を注文した。580円だった。かぼちゃ・にんじん・ピーマン・さつまいも・えびの五種の天ぷらが載ったうどんである。確かに麺はこの地方には珍しいなめらかなツヤのある麺だった。

 

 その後、ホームセンターを覗いたり、島に持ってゆく食材を調達した後、今日の「組内会:そないかい」の会場に向かった。

 

 ここは東かがわ市引田(ひけた)にある真宗のお寺。今日の組内会の会場になった・・・。

 

 お坊さんの集まりというても、服装はそれぞれ。お茶とお菓子をいただきながらの会合になった。ま、会費の集金が主な目的。

 

 で、15時に会場を出て、一路、丸亀港を目指して走る・・・。引田から丸亀まで・・・キロ数はわからないが、時間的には1時間半少し・・。16時半過ぎには丸亀港に着いた。

 

 17時半ちょうどに高速艇が出航・・。すっかりと暗くなった瀬戸内海を疾走する。海上およそ15分。18時前には我が家に到着。早速に風呂を沸かしてゆったりとする。だから、今日のブログの更新が遅くなった。

 

 明日の朝から文化祭の会場準備やら舞台設営・・・。午後から・・・展示物搬入と展示・・・。11日の日曜日が文化祭の当日になる。

 

 今日の掲示板はこれ。「なっとうはいつもてをつないでいて まぜてもまぜても なっとうは力いっぱい てをつないでいる。」というもの。新聞やテレビでは連日、小学校や中学校の「いじめ」を報道するけれど、なっとうのように、みんながちからいっぱい、手をつないでいてくれたらいいのになぁ・・と思ったことだった。

 

じゃぁ、また、あした、会えるといいね。


ひっそりと ひっそりと咲く 彼岸花

2012年09月22日 | たまにはご法務

 暑さ寒さも彼岸まで・・・というように午前中は秋らしいすばらしい土曜日になった。

 

 で、今日は所属寺院での「秋季永代経法要」のお勤めがあるので、兄弟子に誘われてお寺に出勤することになった。いや、誘われなくても行くのだけれど、今回はいやに兄弟子が誘うものだから・・・。

 

 その前に腹をおこしておかねば・・と町内のうどん屋に寄った。説明するまでもなく。こういうお店だ。ここは朝の7時から営業しているのがうれしいし、まさにうまくて安くて早い・・・。

 

 今日はわかめうどんのみ。ネギの刻み方がぞんざいだなぁと思った。240円。これでパワーをつけてご出勤。

  

 その前に、「小砂(こざれ)説教所」に寄って、庄松(しょうま)同行のお墓にお参りしてきた。庄松さんは「おらは墓の下にはおらんぞ」と言うたけれど、大正時代になって、後世の人が同行を敬って石碑を建てたもの。ま、善し悪しではあるが、記念碑みたいなものだ。

 

 これが「小砂(こざれ)説教所の全景。少し前までは、この地区の集会場としても使われていたが、近年、あたらしい集会場が建てられている。ここは「庄松講本部」という呼び名もある。

 

 一方、これがうちのお寺で、「海暁山海暁閣勝覚寺」という。境内の松の葉っぱが黄色い。でも、松枯れではないという。単に夏場に「日焼けした」というのだけれど・・・。

 

 この人が有名な「庄松同行」という「妙好人:みょうこうにん」の一人。ま、熱心な念仏行者、妙好人とは、浄土教の篤信者、特に浄土真宗の在俗の篤信者を指す語である。

 

 これはお昼の「おとき:食事」。出勤僧侶やお手伝いさんのお弁当ということになる。少し前まではご婦人方のお料理だったが、今はお弁当になっている。

 

 法要は13時から。私は・・・大太鼓の左手にいる。仏説阿弥陀経と現世利益和讃。

 

 これは内陣出勤の方々・・・。中央がこの寺の社長・・・住職の「明海」師。奥にいるのが近隣のお寺からの出勤僧侶の方々。住職は七条袈裟で、そのほかは五条袈裟を着用している。

 

 法要の後は「ご法話」いわゆる・・お説教。今ではお説教という言葉は聞かなくなった。

 

 高松の専光寺の住職、佐々木安徳先生の「私のたからもの」というご法話だった。私が得度を受けるときに「教団概説」の講義をされた方。私と年齢が似ているのかな、なんか、話題も趣味も共通してるなぁと思った。

 

 今日の掲示板はこれ。というても、お寺のカレンダーにあった言葉。これも昨日の「東井義雄」先生のお言葉・・・。「この私が、いまここにいる・・・ということが、最高の不思議なことである」というのである。メダカに生まれても、ムカデに生まれても仕方のないいのち。雑草に生まれても、ススキに生まれても仕方のないいのち。それが人間として、今、ここに生きていることの不思議さと、「あり得ない=有り難い」いのち・・・。感謝しなくては・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


菩提樹の 若葉に目覚めを 教えられ

2012年05月18日 | たまにはご法務

 今日は久々にいい天気になって、しかも暑くなく寒くなく・・・薫風香る・・・というような天候になって。あめあめ坊主が晴れ晴れ坊主になったような気分・・・。

 

 で、今日は所属寺院の「春の永代経」という法要が行われる日。時期的には初夏から夏・・・という気分なんだが、いつもこの月のこの18日に「春季永代経法要」が勤修(ごんしゅう)される。

 

 で、今日のお昼はココになった。東かがわ市三本松の「吉本食品」という名前のうどん屋さん。元は製麺所だったのをセルフのお店にしてしまった・・・。この後ろに・・・私の勤めていた会社があった・・・。今もあるのだが無人営業になっている・・・。

 

 昼休みには、この柵を乗り越えて通ったもの。この門が開いていた記憶はほとんどなかった。

 

 で、今日は質素倹約で・・・「かけうどん小」にした。最近、少し食べ過ぎなような気がして・・・。

 

 文字通り・・・おねぎだけの簡素化うどん。これで・・200円ぽっきり。何も足さない。何も引かない・・・。これが素朴であっさりとしておいしかった。思い返せば、ここが私のさぬきうどんの原点だったかも知れない・・・。ここで、朝・十時・お昼・おやつがわり・・・みたいにおうどんを食べた。

  

 これが・・・うちのお寺。真宗・興正派、海暁山海暁閣勝覚寺というお寺。ここで歴史を話しても面白くないので、詳しいことはこちらでどうぞ==>★ ちなみに私のHPです。

 

 普通、真宗寺院はこうした構造で、左手奥が「内陣:ないじん」と言われる本尊を安置してある空間を言う。ここには正式な服装(衣体:えたい)をつけた僧侶しか入れない。

 

 この内陣から手前側を「外陣:げじん」と言って、一般の信徒さん、門徒さん、信者さんらがお参りする「道場」みたいなところ。私もこの外陣でしかお勤めできない・・。こうした法要の場合には内陣は「七条袈裟」で、外陣は「五条袈裟」着用になる。

 

 ここ十年ほどで、外陣も椅子席になった。お年寄りでも正座ができなくなった。若い人はなおさら・・。お坊さんでも正座ができなくなってきている。生活様式が椅子式になって家でも正座をしなくなったからだ。

 

 仏説阿弥陀経の読経の後、ご法話は高松市西植田町の柴田先生。花の寺として知られる「称名寺」の住職さんだ。

 

 やっぱり・・・人生をじっくりと生きたお坊さんのお話は深みがあって面白い。面白いという言い方は失礼だけれど、何を話しても重みがあるし、深みがある。若いお坊さんは学問的だけれど平板で薄っぺらな言葉に終始してしまう・・・。人生の甘いも辛いも酸っぱいもをかみ締めたお坊さんの言葉にはうんうんと納得できることがいっぱい・・・。

 

 落語でも漫談でも浪花節でもそうだろうが、人生の苦労や失敗を乗り越えた人の話には重みがあるし、真実味があるように思う・・・。

 

 今日の掲示板はこれ。【「目をあけて眠っている人」 私も、その一人でした】。この私の目は確かに開いているのだけれど、心の目が眠ってしまっている人。ものごとを見てはいるのだけれど、本質や真実を見る目は眠ってしまっている人。目をあけて快楽や娯楽にうつつを抜かしながら・・・自然から与えられるものに気づかないでいる人・・・。

 

 実は・・・私もその一人でした・・・。という自覚。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


田植えには もってこいの雨 降りしきる

2012年05月02日 | たまにはご法務

 今日は朝からずんやりと(高松弁:ひきつづいて・ずぅっと・そのまま・継続して・・・)雨になった・・・。

 

 けいこばぁが神戸に行くというのでお留守番・・・ということだったのに、なんでか・・・中止になったらしい。それならば早めに言ってくれたら、島行きの準備とかをするのに・・・。

 

 実は・・・先日の「お裏方さま」がおいでになった時の記念写真を印刷してるのだが、写真用紙がなくなったり、インクが切れたりとかでなかなかに進んでいなかったのだが、昨夜、どうにか印刷もできたし、封筒の準備もなんとかできた・・・。

 

 こういう記念撮影した写真を、ここに写っている方々にもお届けしようと思い立って、準備をやっていた訳だ。御門主さまはよくお見えになるので珍しくはないが、お裏方さまがお越しになるというので記念撮影になった・・・。真ん中の背の高い金の略袈裟をつけておられるのがご門主の奥方、華園房子さま。

 

 それを配達に行くというと、「私も一緒に行く・・・」とけいこばぁが言い出して・・・。今日はさっちゃんはデイ・サービスにお出かけ。だから、一緒に行っておうどんを食べて・・・お買い物もしたいと言うので・・・。

 

 東かがわ市三本松の・・・大信寺さん、勝覚寺さん、讃松寺さんに寄って記念写真数枚ずつ入りの封筒をお渡しして・・・。

 

 東かがわ市引田の「善覚寺」さんにもお写真をお渡しして・・・。

 

 東かがわ市松原にある「陣内うどん」に寄ってお昼のおうどん・・・。ここは一般店。テーブルまで注文を取りに来て、おうどんは席まで運んでくれるし、料金は後払い・・・。

 

 けいこばぁはいつでもどこでも「かけうどん」。そういう人は多い。かけうどんが讃岐うどんの原点だと信じている人も多い。うちのけいこばぁは・・「一番安いから」という視点からだろうとは思う・・・。

 

 で、最近はこればっかりだけれど・・・「山菜うどん」。ワラビ・フキ・タケノコが入ってるもの。これで350円だった・・・。麺が少し柔らかいかなぁとは思った・・・。

 

 その後、ホームセンターで植木鉢だのミシン糸だの整理棚なんぞを買ってから・・・さぬき市に戻って・・・香蓮寺さん、秀円寺さんにも写真集をお渡しして・・・予定終了。

 

 雨は相変わらず降り続いている。明日からしわく広島に行くのだけれど、明日の天気予報はどんなだろうか・・・。それがまずは気に掛かって仕方がないが・・・。

 

 ということで、今夜は島に行く準備だな・・・。準備と言っても・・・缶ビールとパソコン一式を持って行くだけなんだけど。食材とかは娘家族が調達してくれる・・・。そんなんで、明日からは島に行ってきますね・・・。

 

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。


ツイッター

<script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>