閑人の暇つぶし

気ままな自然観察日記 “Idler's idle talk and nature photos”

モミジとカエデ (1)

2011-05-13 | 樹木・花木
春の新緑はやはりカエデの若葉が美しい。モミジとカエデの違いは何だろうと思ってネットで調べてみたら、植物分類学上はいずれもカエデ科カエデ属に属する樹木だそうだから、同じということだ。語源は“蛙の手”に葉の形も言葉の発音も似ていることに由来するらしい。小さな花なのでなかなか気付かないが、カエデの仲間も線香花火のような赤い花が咲く。秋に熟す実は2枚のプロペラのような形をしているが、花の咲いている時期からもう小さな実が出来つつあるのが、花をアップで写真に撮ってみて初めて判った。このカエデの品種は、ヤマモミジなのかイロハモミジなのかよく判らないが、公園などでよく目にする普通のモミジと同じようで、モミジの代表的な葉の形をしている。先日載せた八重桜が咲いていた「みたけの森」で、先月末に撮った画像だ。










交尾しているように見える虫はたぶんガガンボの仲間だろう。去年の11月11日に載せたコウヤボウキの花に集まっていたガガンボと同じミカドガガンボだろうか。やや小型に見えたが、姿はあの時のガガンボに似ているようだ。ガガンボは漢字では見たとおり「大蚊」と書くそうで、蚊を一回り大きくした姿をしている。蚊とは違って人を刺して吸血することはないそうだ。




ノムラモミジ(野村紅葉)によく似た葉が赤いモミジがあったが、品種は判らない。たぶん植栽された園芸種かもしれないが、若葉でも真っ赤な色をしているので、遠くからでもよく目立つ。花の姿は緑色の葉のモミジと同じだが、蕊の色まで赤かった。


コメント