EMに関する比嘉先生直伝のお話を紹介しています。EMへの理解度を上げ、各用途で効果的な成果を上げれる様ご活用下さい。
(Q)①チューリップ栽培で周りの雑草を刈りマルチとして使い、その雑草にEM活性液をかけて堆肥化していますが、チューリップの球根まで痛めてしまうことがあります。雑草対策として良い方法がありますか。②芝の中に生える雑草を退治する良い方法は?③殺虫剤を使わないで、病害虫を防ぐ方法を教えてください。
(A)① 雑草対策として2つの方法があります。一つは球根を植える前に、生えていた雑草を刈り倒し、ぬかなど有機物をその上にまき、更にEM 活性液をまきます。そして、光が入らないようにブルーシートを三つ折りにしてかけます。このまま1 ヶ月から1 ヶ月半おきますと、EM 発酵により雑草が完璧に堆肥化され、雑草の種は発芽しません。こうして出来た土壌に球根を植え込めば、雑草は生えずにチューリップだけ生えてきます。二つ目は、雑草を活用する青草液肥による方法です。作り方は、100リットルの水に1リットルのEM活性液、30グラムのスーパーセラCと米ぬか1リットルを混ぜ、その中に雑草などを入れて作ります。二週間で液肥になり使えます。②芝にEM活性液を入れた水で、1週間に一度位の割合で散水し続けることです。EMは常に発芽を促します。春の雑草は夏に休眠しますが、EMをまいていれば休眠しないで発芽しますので、草取りをしていけば、種も残せず雑草は翌年には生えてきません。夏の雑草にも同じことがいえますので、翌年の芝生には春から夏の雑草は生えなくなり、芝だけになっていきます。③EMでの病害虫対策は、10~50倍に薄めたEM活性液にEMシャボン玉液体石鹸の500倍液、スーパーセラCを500分の1、EM7を5千分の1、EMXゴールドを1万分の1、それぞれ加えます。これを病害虫がいなくなるまで毎日、散布します。いなくなったら1週間に一度位続けますと、病害虫を防ぐだけでなく元気に成長もします。