続・気ままに”ぱちり”

気ままに撮影した写真をアップ

私のカメラ(Retina ⅢC)

2007年02月18日 20時07分10秒 | カメラ
実は私はカメラで撮影する以上にカメラを集めるのが好きなんです。
数えてみたら、総数で13台持っていました。
そんなわけで、自己満足のために全部紹介してみようかと思っています。

まず最初はRetina ⅢCから
レチナと読みます。

このカメラはドイツKodak社のカメラです。
KodakといえばアメリカのフィルムのKodakが思い浮かぶと思いますが
このカメラはれっきとしたドイツ製のカメラです。
Kodak社がドイツのカメラメーカー数社を買収してカメラを作っていたわけです。

さてこのカメラの大きな特徴は、
蛇腹式カメラなのです。
蛇腹式カメラなんて写真館の大型カメラぐらいしか見たことないと思いますが
このカメラは35mmフィルムで蛇腹式カメラなのです。
蛇腹式なのでレンズがカメラ内部に収納できます。

このカメラには3種類のバージョンがあります。
まず、最初に発売されたのがRetina Ⅲcです。
Ⅲcは1954~1957まで製造されました。
このカメラは後発のものと違いファインダーの窓が小さいという特徴があります。
市場でも大窓の方が人気が高いのでこちらは比較的安価に入手可能です。

次にRetina ⅢC Cが大文字になっていることで、小窓と大窓の区別がつきます。
このカメラは1958~1960までの製造で製造台数が68000台と小窓に比べてかなり少ないため市場価格も高額となります。
大窓には2種類あって、後期のものはASA感度が3200までついています。
私の所有しているのは大窓の後期バージョンです。

このカメラには二種類のレンズがあります。
一つはHeligon(ヘリゴン)ともう一つはXenon(クセノン)
同じカメラなのに互換性はありません。
私のカメラのレンズはXenon f:2.0/50です。
このレンズは解放側は柔らかい描写絞るとシャープという非常に使いやすいレンズです。このレンズですが前玉を交換することによりf:4/35、f:5.6/35、f:4/80焦点距離が変えられます(こちらもXenon系とHeligon系の互換性はない)

古いカメラなのでいろいろな特徴が・・・
1,カメラ内部の露出計のメーター位置に指針をあわせ、その数値にレンズの絞りをあわせる必要がある(めんどくさい^_^;)

2,フィルム巻き上げレバーがカメラの底面にある。

3,フィルムカウンターが逆算式で設定し忘れると0になった時点で巻き上げができなくなる(壊れたかと勘違いしてしまう)
4,,レンズを収納するときに無限遠にしていないとレンズが収納できない
(レンズが出ている状態で収納すると壊してしまうので安全装置が付いている。
等々

全身が金属製なので重くがっしりしたカメラですが、
ごらんの通り、見栄えのいい、かっこいいカメラで大のお気に入りです。
もちろん写りもしっかりしていますよ。



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