続・気ままに”ぱちり”

気ままに撮影した写真をアップ

LUXMAN L-570X's

2008年02月17日 23時25分49秒 | オーディオ
私の使用してるプリメインアンプです。

発売は1992年なので、今年で16年目となります。
そんな古さを感じないシンプルなデザイン、
堅物なほどまじめな設計のため裏のジャック類を除いてはガタが全くきません。

回路は一般的なアンプに使われているB級増幅ではなく、A級増幅回路です。

この回路の詳細は省きます(ググってください(汗))が、きわめて効率が悪く、
入力電流のおよそ半分の効率しかありません。
そんな訳で大出力アンプは無理。
ちなみに私のアンプでは入力270Wで出力は50W+50Wです。
その代わり、B級アンプで問題となるノイズ成分やひずみが無い
出力が得られます。

効率以外にも問題が・・・
A級アンプは音を出していようがいなかろうが関係なく電力が消費されます。
おかげでこの省エネの世の中には逆行して、ものすごい電力消費・・・orz
筐体はいつでも”熱っちっち”で天板は
目玉焼きが焼けるのではないかという熱さ。
冬は暖房代わり、夏は・・・で音楽なんて聴く気になりません。

その他パーツもこりに凝っています。
特筆すべき物は音量調節ボリューム、
これボリュームではなくてアッテネーターで
ガラエポ基板に非磁性体抵抗を組みあわせて32接点のSWで切り替えるいうもので、
古くなったオーディオ機器で発生する、ガリガリというノイズが発生しません。

天板は今では多分作れないのではないかと思われる木製、
底板は5点接地のセラミック入りFRP、
放熱板は板ではなく銅製のパイプの中を液体の熱交換材が流動して
効率的な排熱をおこなうヒートパイプ方式!!
(それでも熱くなるので劣化(古いから!)しないように、
静音ファンで強制空冷しています)

ちなみにこのアンプ重量が30kgもあります。

音はとても50Wとは思えない力強い低音(ここがA級のいいところ)、
それでいてシャープで繊細な高音とソースを選ばない
万能選手と言ったところでしょうか?
ただ、今のアンプみたいにからっとした高音は無理ですね!
あと、ちょっと平面的かな?そんなところが古さでしょうか?

私はこのアンプとB&Wの703を組みあわせて、ジャズやロック、
カントリーなどを楽しんでいます。
(800シリーズの小さい奴だと線が細くなるので、
私の聞く音楽に合わせてわざと700シリーズにしました。
もちろん予算問題が大きいですけどね・・・orz)

重心が低く力強い低音とボーカルや弦楽器が浮き出るような音で満足しています。

ちなみに発売当時の価格は380000円!
これを当時秋葉原の第一家電の閉店セールで190000万で購入!!
安い買い物でした!