五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2022・4・10

2022-04-11 05:29:15 | 日記
賞味期限が当日になっていて30%ディスカウントの二枚でパックの鯵の干物をつい買ってしまった後、一枚がかなり大振りで母には食べきれないことに気付いて、昨日は一枚を俺と半分ずつに分けて食べて、残りの一枚を冷凍しておけばよかったのに忘れてしまったもんだから、今日もまた老老ブレックファーストのメインは鰺の干物を半分ずつ食べることになってしまった。そんな事情なんか母に説明しても分かるはずないので、そのまま黙って昨日と同じように食べる前に干物をほぐしてあげた時、「あら昨日も干物だったわね」とびっくりするような発言が飛んできた……気がしたのは俺の幻聴で、その半切れの鯵の干物とお茶碗半分のお粥とかぶの漬け物と若布とネギの味噌汁というメニューを一時間半以上かけて食べている。食欲不振なのかと思いきや、朝風呂を出て食事の用意が出来る30分弱の間にチェコレート六粒を初めとするお菓子類をお腹一杯食べているんだから老老ブレックファーストが進む訳がない。途中食事をするのを中断してポケットの中にハンカチがあるかどうか何度も何度も確認しているので、訳を聞いてみると、自分のお気に入りのハンカチがないから探していると言うもんだから、ムカついた俺は母の部屋からハンカチケースをわざわざ持ってきて、どのハンカチだよ?と問い詰めるが、母はもうどれでもいいわと投げやりな態度に俺の苛立ちは倍加する。結局母は食事をしたくない為にハンカチを探すふりをしていたのだ。意地悪な俺は食事を引き上げたりせず、お粥を最後の一粒まで母が食べきるまで待つ。何も食べてはいけないとはいってない。でも御飯がすぐなんだから30分くらい待てるだろと何度も何度も言った筈なのに母はそんなこと忘れているのだ。昨日のことも先週のことも先月のことも去年のことも母の記憶の中から殆どが消えている。それでも今日は朝風呂の時に突然「K(妹のこと)は顔を出さないわね」と言うもんだから、Kは帰ったよと説明すると、どこへ?いつ?どうして?と質問が飛んでくる。一昨日はKの誕生日を忘れていたみたいだけど、やっぱり一緒に生活する期間が長かったKのことは気になっていたのだと知って、俺としては安心する。今日は午後からHKに昨日貰った「上村松園・松篁~美人画と花鳥画の世界~」を見に同じ広尾にある山種美術館に行く。でも、同じ広尾と言ってもウチからだとかなりの距離があり、おまけに坂の上にあったもんだから、そこまで辿り着くのがやっとで、美術を鑑賞する心の余裕を持てなかった。残念。帰りに広尾商店街に出て、カフェで生ビールを飲んでしまった。後で知ったら今日は夏日同然の日だったみたいで、もうすぐ後期高齢者が30分以上も歩くなんてやってはならない暑さだったみたいだ。老老ディナーは麻婆豆腐、餃子、ザーサイ、炒飯、卵スープと中華一色。この時は呼びに行くまで母は眠っていて何時間かはお菓子を食べていなかったみたいで、佐々木朗希投手が完全試合をしたニュースを見ながら食べていた俺より先に食事を終えていた★テアトロジャージャン次回公演 再演シリーズ2「音楽劇 ロバくんとポニーちゃん」作演出・桃井章 音楽・荒木真樹彦  出演・棟里佳+荒木真樹彦  2022年7月5日~10日
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