五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2022・2・24

2022-02-25 04:59:43 | 日記
母はいま衣装持ちだ。俺の友人からも胸ポケットのついたシャツを貰った上に、それを聞きつけた帰国中の妹が、今のシーズンはもとより春から夏にかけてのシャツを衣装棚にかけておくことが出来ない程に用意してくれたのだ。但し、女優さんが着たり、女優さんに合わせてスタイリストが誂えたシャツだから、派手だしデザインも洒落ている。でも、そこに問題があった。例えば襟元がギザギザだったり、シャツ全体がパッチワークみたいだったりすると、「何だか貧乏臭いわねぇ」となってしまう。「だったら俺が着るからいいよ」と折角着たシャツを脱がして、かなり窮屈だけど、俺が着てみる。「あら、お兄ちゃん(俺のこと)が着ると似合うわねぇ。だったら私も似合うかしら」と漸く着てみてくれる。洒落たデザインのシャツを母に着て貰うのは一苦労だ。老老ブレックファーストは朝から肉野菜炒めに納豆、かぶの漬け物、海苔、ネギと油揚げの味噌汁。食後、仮眠してから銀行へ税金の支払いと月末の振り込みにいく。その後、隣のビルにあるB書店に寄って、蓮実重彦氏の「見るレッスン 映画史特別講座」と島田裕巳氏の「性と宗教」を買い求める。小難しい理論を展開すると聞いていた蓮実氏の著作を読むのは初めてだったが、あとがきによるとインタビュー形式の口述だったみたいで、とんでもなく読みやすかった。それにしても実名をあげて若手のある女性監督を何回もボロクソに罵倒しているのに驚く。でも実名をあげるだけマシだ。某有名女性監督なんかイニシャルすらつけて貰えない。ただ著名な父親の職業のみ。俺も同じ意見だったのでどんどん頁が進んでしまって、島田氏の著作は後回しになる。5時から妹も加わって老老老ディナー。今日のメインは鱈チリ。白子まで入って栄養価満点。他に妹が持参した頂き物の鴨の燻製。当然のごとく今日もまた酒宴と思いきや、昨日の日本酒が応えたらしく、妹はビール一本のみで、7時には解散。酔ったきまぐれに普段なら絶対見る筈のない、SFXを駆使した軍艦製造に纏わる人間模様を描いた映画を見てしまう。蓮実氏の著作を読んでいる途中でこんな映画を見てしまった俺がバカで,アホ。★テアトロジャージャン再演シリーズ①「デンティスト」(作演出・桃井章、出演・浜田晃、水沢有美)日時・3/15(火)~17(木)開演19時、3/18(金)~20(日)開演14時)場所・テアトロジャージャン3F(渋谷区恵比寿2ー31ー3  O-KA  ビル)予約お問い合わせ・090ー9964ー2231(予約専用)
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