五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2022・2・5

2022-02-06 09:49:35 | 日記
昨夜は恐怖映画をみたことで眠れなくなってしまった(というのは嘘で)このまま眠ってしまったら朝また母をお風呂にいれることから始まる一日になってしまうことが淋しくなって、若い時みたいに音楽を聴きながらウィスキーを呷り、時々珈琲を飲みながら来し方行く末に思いを馳せていたら、いつの間にかウトウトとして気がついたら6時過ぎ。慌てて浴室のある部屋に行き、お湯をため、昨日一昨日の洗濯物を洗濯槽にいれてスイッチを押してから母を呼びに行き、お風呂にいれて、母の体を洗う。風呂から出た後は、体のアチコチに薬を塗ってから、全身を高価なクリームで塗りたくる。痒み止めの為にこんな高価なクリームを塗る99歳なんていないね、と母息子共に笑う。それから母を部屋に送り届けてベッドメイキングして店のあるフロアに行き、老老ブレックファースト(ミネストローネの雑炊、スクランブルエッグ+ソーセージ+サラダのワンプレート)を支度して食べ終わったのが八時半。それから後片付けをして……部屋に戻ってこの日記を書くつもりが、朝刊を読みながらそのままダウン。目が覚めたのは午後の一時過ぎになっていた。どんな欲求不満があったのか分からないけど、意味もなく半徹夜なんかすると、翌日を棒に振る。でも一ついいことがあった。この日記がアップされないことに気付いた近所に住む女優のNが、彼女曰く「生存確認」の為にメールしてくれたこと。そういえば俺がブログを更新しなかった時は何かのトラブルが起きている時だからメールで確認し、更に返信がなかった時には部屋を訪ねてほしいと頼んであったことを思い出した。近所にNみたいな知り合いがいると心強い。だからって調子にのって夜焼鳥をたべにいかないかと誘ったら、あっさり「今日はバイトです」と断わられてしまった。残念。老老ディナー(ゆで卵、生ハム、ネギ、海苔、小松菜などをのせた喜多方ラーメン?)の後、母を寝かしつけてから8時半すぎに六本木の東宝シネマへ。昨日見に行くのを躊躇った廣木龍一監督の「夕方のおともだち」(脚本・黒沢久子)を見る。監督も脚本家も旧知の仲。素材もSMなら俺の得意分野だし充分堪能できると思ったのが間違い。SMはSMでも今まで映画で描かれていたのは男性がSで、女性がMというケースで、この映画みたいに男性がトコトンMで、女主人公に「あんた、いつか死ぬよ」といわせてしまうまでに苛められたがっている設定は初めてみた。今まで見たことがない人物を描いたと云う点だけとれば映画的には高得点なんだろうけど、トコトンS的な俺にとっては肉体的にトコトンMの男は理解不能だった。この映画、どう評価すべきか、つらつら思いながら六本木から広尾まで夜道を歩く。それにつけても、一昔前、ピチピチした若さを誇っていた女優の烏丸せつこが息子にシモの世話をして貰う寝たきり老女の役をやっていたのは、彼女ももう70近くだし、更にいうと特別ファンじゃないけど、あまりに薄汚く老いてしまったのを見るのは役柄とはいいつつ世代的ショックだったということか★テアトロジャージャン再演シリーズ①「デンティスト」(作演出・桃井章、出演・浜田晃、水沢有美)日時・3/15(火)~17(木)開演19時、3/18(金)~20(日)開演14時)場所・テアトロジャージャン3F(渋谷区恵比寿2ー31ー3  O-KA  ビル)予約お問い合わせ・090ー9964ー2231(予約専用)
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