五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2022・2・9

2022-02-10 05:27:33 | 日記
母は殆どがこのビルの中にいるのに、つまりそれは俺としか接しないことが殆どなのに、最近お洒落にこだわる。それも母独自の判断基準があって、妹が持ってきてくれたお洒落なパッチワークの上着は、いくら俺がお洒落だよと薦めても着ようとしない。それは俺が提供したモスグリーンのカーディガンも同じで、俺のいる前では羽織ってみても、次に部屋を訪ねてみると、他のカーディガンに着替えていた。このモスグリーンのカーディガンは、俺が通販で色違いの橙色のカーディガンと二着おそろいで買ったもので、日頃から俺はこの橙色のカーディガンを愛着している。「ホラ、俺のカーディガンとお揃いだろ」と指摘すると「あら?知らなかった。私、お兄ちゃん(俺のこと)の着ている色だったら好きなんだけど」なんて云うもんだから「だったら交換しようよ」とその場で俺の着ているカーディガンを脱ぎ、母のカーディガンと交換した。すると母はその姿を大きな鏡に映してみせて「ホントね。こういうのなんていうのかしら?」とご満悦だ。母よ、こういうのってペアルックって言って、恋人同士が着たりするもんなんだぜ、と言いそうになったが、それは何だか近親相姦を認めてしまうような気持ち悪さにとらわれて、言葉を飲んだ。それ以後、母は気がつくと俺と交換したカーディガンを着ている。そんな母との老老ブレックファーストは三種類のトースト(蜂蜜トースト、チーズちりめんじゃこトースト、海苔トースト)に日曜日に作って残ったままのオデン、更には昨日作った豚汁風スープと云った和洋折衷メニュー。お昼近く、郵便局に別納郵便を出しにいく用事があったのでついでに母を散歩に連れ出す。ビルを出て右に行くか左に行くか?今日は郵便局のある左だったので母の顔は綻ぶ。そのコースにある花屋とお菓子屋に寄ることが出来るからだ。案の定、花屋で紫色した××(名前は忘れた)の鉢植えを、お菓子屋で桜色したマシュマロを買い求めて大満足した母だった。老老ディナーは豚の生姜焼きとサラダ、それに湯豆腐の納豆帽子?(と俺が命名した料理)。明日はどうやら大雪の模様なので明日の「デンティスト」のリハは中止することにして、今日も早寝だ。★テアトロジャージャン再演シリーズ①「デンティスト」(作演出・桃井章、出演・浜田晃、水沢有美)日時・3/15(火)~17(木)開演19時、3/18(金)~20(日)開演14時)場所・テアトロジャージャン3F(渋谷区恵比寿2ー31ー3  O-KA  ビル)予約お問い合わせ・090ー9964ー2231(予約専用)
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